誉田哲也著、『武士道セブンティーン』、読了。
当初の読書予定では三連休は『20世紀の幽霊たち』(ジョー・ヒル著)を片付け、『償い』(矢口敦子著)を読もうと思っていたのだけれど、『ブラインドネス』を観た帰りに図書館に寄ったら、『武士道セブンティーン』を借りることが出来た。望外♪
剣道に青春をかける二人の少女、香織と早苗。まったくタイプの異なる二人が反発し、認め合い、切磋琢磨して成長する姿を描いたのが前作『武士道シックスティーン』だった。
前作のラストで早苗が転校し、離れ離れになった二人のその後のお話が本作『武士道セブンティーン』だ。
前作も面白かったけれど、本作も負けず劣らず面白い。面白いってだけじゃなく、上手いんだよね。
前作では転校した早苗が何ヶ月も香織に連絡を取らなかったというふうに書かれていて、そんなことってありえるのかなぁと思ったのだけれど、本作ではそこのところもきちっと説明されていて、なるほどなぁって納得してしまった。
香織と早苗を始め、前作から引き続いて出ているキャラは相変わらずいい味を出しているし(個人的に《魔性の女》河合サンが好き。笑。)、新キャラがこれまた魅力的なのだ。
特に最終盤になってのあるキャラの、ほとんどアクロバティックな豹変振りには読んでいて思わずニンマリしてしまった。カッコよすぎる。
ただ、本書を読んでも武士道が何たるかはよくわからなかった。
あるキャラの台詞を引用。
「試しにいつもの剣道を木刀でやってみればよか。メンも、ドウもコテも、どこを叩いても、まず相手は死んだりせん。その代わり、一発で、戦闘能力を奪える。頭蓋骨が割れる。手首の骨が折れる。肋骨が折れる。(以下略)」
えーっと、お言葉を返すようですが、手首の骨や肋骨ならばともかく、頭蓋骨が割れたら、下手しなくても相手は死んじゃうと思うけどなぁ。
まぁでも武士道を理解出来なくても、本作は充分面白いですけどね。笑。
当初の読書予定では三連休は『20世紀の幽霊たち』(ジョー・ヒル著)を片付け、『償い』(矢口敦子著)を読もうと思っていたのだけれど、『ブラインドネス』を観た帰りに図書館に寄ったら、『武士道セブンティーン』を借りることが出来た。望外♪
剣道に青春をかける二人の少女、香織と早苗。まったくタイプの異なる二人が反発し、認め合い、切磋琢磨して成長する姿を描いたのが前作『武士道シックスティーン』だった。
前作のラストで早苗が転校し、離れ離れになった二人のその後のお話が本作『武士道セブンティーン』だ。
前作も面白かったけれど、本作も負けず劣らず面白い。面白いってだけじゃなく、上手いんだよね。
前作では転校した早苗が何ヶ月も香織に連絡を取らなかったというふうに書かれていて、そんなことってありえるのかなぁと思ったのだけれど、本作ではそこのところもきちっと説明されていて、なるほどなぁって納得してしまった。
香織と早苗を始め、前作から引き続いて出ているキャラは相変わらずいい味を出しているし(個人的に《魔性の女》河合サンが好き。笑。)、新キャラがこれまた魅力的なのだ。
特に最終盤になってのあるキャラの、ほとんどアクロバティックな豹変振りには読んでいて思わずニンマリしてしまった。カッコよすぎる。
ただ、本書を読んでも武士道が何たるかはよくわからなかった。
あるキャラの台詞を引用。
「試しにいつもの剣道を木刀でやってみればよか。メンも、ドウもコテも、どこを叩いても、まず相手は死んだりせん。その代わり、一発で、戦闘能力を奪える。頭蓋骨が割れる。手首の骨が折れる。肋骨が折れる。(以下略)」
えーっと、お言葉を返すようですが、手首の骨や肋骨ならばともかく、頭蓋骨が割れたら、下手しなくても相手は死んじゃうと思うけどなぁ。
まぁでも武士道を理解出来なくても、本作は充分面白いですけどね。笑。