この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

償い。

2008-11-29 20:31:34 | 読書
 矢口敦子著、『償い』、読了。市立図書館蔵書。

 う~ん、、、面白いとか、面白くないとかいう以前に、途中からあることばかりが気になって、まともに読めませんでした。
 気になったこと、それは本作が某有名漫画にプロットや人物設定が酷似してるってことです。
 ざっと書き出してみると、
1.主人公は医者である。ご丁寧なことに両作品とも脳外科医。
2.主人公は以前子供の命を救っている。当時の年齢、本作では二歳、漫画の方は十一歳。
3.成長した子供が主人公の前に現われる。再会時、本作では中学三年生、漫画の方は二十歳。
4.子供(青年)にはいわゆる善悪の観念がない。また常人にはない能力を有している。
5.子供は間接的に幾名かの人間の死に関わっている。一方青年は間接、直接を問わず多くの人間の死に関わっている。
6.子供(青年)は主人公に自らの命を奪うように仕向ける。しかし、主人公はそれを断る。
7.両作品ともテーマは贖罪である。
 どうなんですかねぇ、これって偶然なんでしょうか。
 偶然にしてはあまりに酷似しているような気がするんですけれど。
 まだ調べてはいないけれど、他にも自分と同じように思った人っていないのかなぁ?

 ちなみに、本作の第1刷発行は2001年8月10日、漫画の方は1995年8月1日です。
コメント (8)
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