祝【アイアンマン2】公開記念!!
というわけでは全然ないのだけれど、ハリウッドが誇る説教親父サミュエル・L・ジャクソン主演の【コーチ・カーター】を見た。
1999年、アメリカのリッチモンドにある高校で実際に起こった、一人のバスケットボールコーチが齎した奇跡の映画化、、、らしいのだけれど、疑り深い自分はどうしても「マジっすか?」と色眼鏡で見らずにはいられなかった。
だってさー、フツーのスポ根ドラマでは半年か一年かけて到達するレベルに、リッチモンド高校のバスケットボール部は(いくらハードなトレーニングをこなしたとはいえ)一週間ぐらいで達しちゃうんだもの。
一週間のトレーニングで弱小チームが常勝チームに変身したら、誰も苦労しないよね。
もし本当にカーターがそれほどコーチとして有能であるなら、全米の大学チームから、それどころかプロチームからも「うちにコーチに来て下さい!!」とスカウトされまくるだろう。スラムのショボいスポーツ洋品店の店主なんぞに収まっているわけがない。
おそらく、本作は実話を元にしているとはいっても、かなりの映画的脚色が加えられているのだろう。
無論それが悪いといっているわけではない。
ただ本作の場合、あまりに短期間に飛躍的にチームが強くなったので、自分はスポーツドラマとしてリアリティを感じることが出来なかった、というだけの話である。
とはいえ、本作は見る価値がないかというとそんなことはない。
本作はスポーツドラマというよりむしろ教育ドラマとして見る者に深い感動を齎す。
カーターは言う。
「試合での勝利を最優先することは出来ない」と。
至言である。
勝負の世界ではしばしば勝利こそが何よりも優先され、そのためであれば何を犠牲にしてもいいというような風潮がある。
勝利によって報われる犠牲があり、勝利によって与えられる感動があるのは確かだが、勝利することが何よりも優先され、そのためであればどのような犠牲も厭わないという考えは誤りであると思う。
本作はスポ根ドラマが好きという人はもちろん、教育に携わる人、そして教育者を志す人にこそ見て欲しい、感動の教育ドラマである。
というわけでは全然ないのだけれど、ハリウッドが誇る説教親父サミュエル・L・ジャクソン主演の【コーチ・カーター】を見た。
1999年、アメリカのリッチモンドにある高校で実際に起こった、一人のバスケットボールコーチが齎した奇跡の映画化、、、らしいのだけれど、疑り深い自分はどうしても「マジっすか?」と色眼鏡で見らずにはいられなかった。
だってさー、フツーのスポ根ドラマでは半年か一年かけて到達するレベルに、リッチモンド高校のバスケットボール部は(いくらハードなトレーニングをこなしたとはいえ)一週間ぐらいで達しちゃうんだもの。
一週間のトレーニングで弱小チームが常勝チームに変身したら、誰も苦労しないよね。
もし本当にカーターがそれほどコーチとして有能であるなら、全米の大学チームから、それどころかプロチームからも「うちにコーチに来て下さい!!」とスカウトされまくるだろう。スラムのショボいスポーツ洋品店の店主なんぞに収まっているわけがない。
おそらく、本作は実話を元にしているとはいっても、かなりの映画的脚色が加えられているのだろう。
無論それが悪いといっているわけではない。
ただ本作の場合、あまりに短期間に飛躍的にチームが強くなったので、自分はスポーツドラマとしてリアリティを感じることが出来なかった、というだけの話である。
とはいえ、本作は見る価値がないかというとそんなことはない。
本作はスポーツドラマというよりむしろ教育ドラマとして見る者に深い感動を齎す。
カーターは言う。
「試合での勝利を最優先することは出来ない」と。
至言である。
勝負の世界ではしばしば勝利こそが何よりも優先され、そのためであれば何を犠牲にしてもいいというような風潮がある。
勝利によって報われる犠牲があり、勝利によって与えられる感動があるのは確かだが、勝利することが何よりも優先され、そのためであればどのような犠牲も厭わないという考えは誤りであると思う。
本作はスポ根ドラマが好きという人はもちろん、教育に携わる人、そして教育者を志す人にこそ見て欲しい、感動の教育ドラマである。