この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

来年の『このミス』一位はこれだ!!

2011-06-24 22:01:38 | 読書
 自分ぐらいの本読みになると、だいたい宝島社から毎年年末に刊行される『このミステリーがすごい!』、通称『このミス』で一位になる作品がわかります。

 トム・ロブ・スミスの『チャイルド44』を読んだ時も、あ、これ一位だな、とピンときて、実際その通りでしたからね。

 まぁ前置きはそれぐらいにして、2012年版『このミス』海外編一位をズバリ当ててみましょう。
 その作品とはスティーヴン・キング作『アンダー・ザ・ドーム』!!
 トシちゃんがいて、ヨッちゃんがいて、間違いないです。

 などと書くと、あ、この人は『アンダー・ザ・ドーム』を読んだんだな~と思われるでしょうが、さにあらず、読んでません(読まずに一位に予想してるのかよ)。

 だってさー、キングってどうも合わないんだよね。
 『IT』やら何やら、何作か読んでみたんだけど(正直、何を読んだか思い出せない。人間、年は取りたくないもんだ。)、ピンとこなかったんです。

 で、代わりに読んだばかりなのが、キングのライバルと目されるディーン・クーンツの最新作『フランケンシュタイン 支配』です。

 キングのライバルと目される?
 正確には目された、というべきでしょうか。そういう時期があった。
 でも、、、キングがクーンツのことをライバル視したことはたぶんないでしょうね。
 おそらく、クーンツのファンがクーンツはホラー文学の帝王と称されるキングと同じぐらい凄いんだぞ!!と世間に主張したかった、ってのが真相じゃないかな。
 それぐらいキングとクーンツは作家としての格が違うと思います。

 なんてことを書くと、まるでキングを褒めたたえ、クーンツを貶めているようですが、自分が好きなのはあくまでクーンツの方。
 例えて言えば、キングは格式高い懐石料理、って感じかな。食べ終わったらすごく満足はするんだけど、でもその分敷居も高い。
 一方クーンツは誰でも気軽に食べれるハンバーガーといったところでしょうか。
 ハンバーガーをむしゃむしゃ食べるように、一気に読み終えられちゃうのです。

 そのクーンツの新作が『フランケンシュタイン 支配』なんですが、これがやっぱりいい。
 そこには文学性とか、教訓とか、小難しいことは一切ないんだけど、B級ホラー映画テイストの、ハラハラドキドキ感はたっぷりあります。

 本作がシリーズ二作目なんですが、絶妙なところで終わってますからね。
 早く続きが読みたい!!(このシリーズはとりあえず三巻で一応決着するみたい。)
 といった具合に、個人的にはすごく面白かったんですけど、『このミス』ではたぶん二十位以内にランクインすることはないでしょうね。
 前作『フランケンシュタイン 野望』も確かランクインしなかったから。
 まぁでもそういうマイナー嗜好が自分でも嫌いじゃなかったりするんですけれど。笑。


ps.すいません、常連の皆さん、そして普段はロム専門の方、よかったら拙ブログにコメントする際のハードを教えてもらえますか?(携帯電話であれば電話会社も)
 いや、携帯電話からだとコメントできない、という方が何人かいらっしゃったもので、そこらへんのことを知っておきたいな~と思って。
 よろしくお願いします。
コメント (2)
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