J.J.エイブラムス監督、『SUPER8/スーパーエイト』、6/25、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年21本目。
まず断っておくと、自分はこの映画がすごく好きです。
主人公を始めとしてキャラクターが皆魅力的だし、伏線の張り方も巧みだし、中弛みのない展開も見事だし、 作品全体を覆う雰囲気や鑑賞後の充足感もいうことないし、エンドロールのおまけもいいな、って思うし、自分はこういう映画を観るために映画館に通っているといっても過言ではありません。
もし、この夏、一本だけ映画を観るとしたら何がいいかと聞かれたら、自分は自信を持ってこの映画を推します。
親子で観に行くのもいいし、カップルで観に行くのもいい、もちろん一人で観に行ってもいい(自分ですけどね)、老若男女にお薦め出来る映画です。
ただ、完璧!!とまでは残念ながらいかなかったかな。
本作は鉄工所の掲示板の連続無事故記録が「784日」から「1日」に付け替えらるシーンから始まります。
次にカメラは一人の少年がぽつんと雪の中、ブランコに座っている姿を映し出します。
そこから自分は、そっか、少年の父親が鉄工所で何らかの事故に合って亡くなったのだな、と思いました。
が、違うんですよ。
亡くなったのは父親ではなく母親なんです。
自分はこれには「え?」と思っちゃいました。
現代の日本の鉄工所で、女性が重要な働き手となっていることは自分は事実として知っています。
しかし、本作の舞台は30年前のアメリカなんですよね。
その頃のアメリカにおいて、男の職場と目される鉄工所に女性が働いているものだろうか、と疑問に思いました。
それに、どう見ても少年の父親は妻が外に働きに出かけるのを歓迎しないタイプに見えます。 どちらかというと、世間体を気にするタイプ?妻が働きに出れば、収入が少ないんじゃないかって周りからは思われるでしょうからね。
少年の母親が働きに出ていた鉄工所で事故に合って亡くなった、という設定がすごく不自然に思えました。
それから、、、本作では主人公たち一行は自主映画の撮影の最中に列車事故に出くわします。
この列車事故の映像が本当に凄まじいんです。
これまで映画で観た列車事故のシーンの中で一番すごいんじゃないかって思えるぐらい。
この映画、一番のスペクタクルシーンです。
しかし、その列車事故を引き起こしたのは、主人公たちの学校の理科教師が、トラックに乗って列車の正面からカミカゼアタックを仕掛けたから、なんです。
これは、、、おかしいですよね。
列車が何両編成なのかははっきりとはわかりませんが、それでも、それなりのスピードを出していた列車であれば、カミカゼアタックを仕掛けてきたトラックなんて一撃で弾け飛ばすだけじゃないでしょうか。
明らかに物理法則を無視してるように思えました。
その他にも、地中にあれだけ穴倉を張り巡らしたのであれば、その土はいったいどこに持っていったんだよ、とか、いろいろ突っ込みたいところはあったりするのですが、でもそういった突っ込みどころはそうじゃないとお話が進まない、ということも充分承知はしていますし、作品の面白さそのものを損なうものでもないんですけどね。
でも、やっぱり惜しいかな。
そういった重箱の隅的な突っ込みどころがなければ、この夏一番どころか、それこそ本年度最高傑作になり得たかもしれないので。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
まず断っておくと、自分はこの映画がすごく好きです。
主人公を始めとしてキャラクターが皆魅力的だし、伏線の張り方も巧みだし、中弛みのない展開も見事だし、 作品全体を覆う雰囲気や鑑賞後の充足感もいうことないし、エンドロールのおまけもいいな、って思うし、自分はこういう映画を観るために映画館に通っているといっても過言ではありません。
もし、この夏、一本だけ映画を観るとしたら何がいいかと聞かれたら、自分は自信を持ってこの映画を推します。
親子で観に行くのもいいし、カップルで観に行くのもいい、もちろん一人で観に行ってもいい(自分ですけどね)、老若男女にお薦め出来る映画です。
ただ、完璧!!とまでは残念ながらいかなかったかな。
本作は鉄工所の掲示板の連続無事故記録が「784日」から「1日」に付け替えらるシーンから始まります。
次にカメラは一人の少年がぽつんと雪の中、ブランコに座っている姿を映し出します。
そこから自分は、そっか、少年の父親が鉄工所で何らかの事故に合って亡くなったのだな、と思いました。
が、違うんですよ。
亡くなったのは父親ではなく母親なんです。
自分はこれには「え?」と思っちゃいました。
現代の日本の鉄工所で、女性が重要な働き手となっていることは自分は事実として知っています。
しかし、本作の舞台は30年前のアメリカなんですよね。
その頃のアメリカにおいて、男の職場と目される鉄工所に女性が働いているものだろうか、と疑問に思いました。
それに、どう見ても少年の父親は妻が外に働きに出かけるのを歓迎しないタイプに見えます。 どちらかというと、世間体を気にするタイプ?妻が働きに出れば、収入が少ないんじゃないかって周りからは思われるでしょうからね。
少年の母親が働きに出ていた鉄工所で事故に合って亡くなった、という設定がすごく不自然に思えました。
それから、、、本作では主人公たち一行は自主映画の撮影の最中に列車事故に出くわします。
この列車事故の映像が本当に凄まじいんです。
これまで映画で観た列車事故のシーンの中で一番すごいんじゃないかって思えるぐらい。
この映画、一番のスペクタクルシーンです。
しかし、その列車事故を引き起こしたのは、主人公たちの学校の理科教師が、トラックに乗って列車の正面からカミカゼアタックを仕掛けたから、なんです。
これは、、、おかしいですよね。
列車が何両編成なのかははっきりとはわかりませんが、それでも、それなりのスピードを出していた列車であれば、カミカゼアタックを仕掛けてきたトラックなんて一撃で弾け飛ばすだけじゃないでしょうか。
明らかに物理法則を無視してるように思えました。
その他にも、地中にあれだけ穴倉を張り巡らしたのであれば、その土はいったいどこに持っていったんだよ、とか、いろいろ突っ込みたいところはあったりするのですが、でもそういった突っ込みどころはそうじゃないとお話が進まない、ということも充分承知はしていますし、作品の面白さそのものを損なうものでもないんですけどね。
でも、やっぱり惜しいかな。
そういった重箱の隅的な突っ込みどころがなければ、この夏一番どころか、それこそ本年度最高傑作になり得たかもしれないので。
お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。