この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

IMAX3Dを初体験!『ゼロ・グラビティ』。

2013-12-14 21:32:42 | 新作映画
 アルフォンソ・キュアロン監督、サンドラ・ブロック主演、『ゼロ・グラビティ』、12/14、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2013年61本目。


 2013年の劇場鑑賞映画ベストテンは11/13に発表しました(こちら)。
 中身のスカスカぶりを誰よりも早く発表することで補おうとしたんですね。姑息な考えというか。笑。
 でもランキングそのものにはそれなりに満足していましたし、自分らしい十本を選んだと思っていました。
 ただ、危惧していたのは、この先観る映画でベストテンに入る作品があるかもしれないってことだったのですが、これも楽観視していました。
 目ぼしい作品がポール・グリーングラス監督の『キャプテン・フィリップス』か、この『ゼロ・グラビティ』ぐらいしかなかったんですよね。このうち『キャプテン・フィリップス』は予想通りそこまで琴線には触れなかったです。
 で、『ゼロ・グラビティ』ですよ。
 自分が本作をベストテンには入らないだろうと思ったのは、まず自分が映像先行型の作品をあまり高く評価しないということと、一部の映画レピュアーから絶賛されているキュアロン監督の『トゥモロー・ワールド』の面白さがイマイチよくわからないからです。
 
 だから、本作を観たとしても、そこまでハマることはないんじゃないかと高を括っていたのですが、、、いやぁ、失礼しました、『ゼロ・グラビティ』、前評判に違わず、非常によかったです。

 映像がともかく素晴らしいのですが、決して先走っているわけじゃないんですよ。きちんとストーリーと寄り添っているのです。
 ストーリー自体はごくごくシンプルで、ありふれているといってもよいです。何しろアクシデントに遭遇した宇宙飛行士が地球に戻ろうとする、ただそれだけのお話なのですから。
 でも、そのありふれたお話で、ここまで緊張感が持続する作品を作るキュアロンの手腕はやはり只者ではないと思います。

 映像の素晴らしさは言葉にしにくいし、ストーリー自体はありふれているので、人には薦めにくい作品ですが、この正月休みに一本映画を観るとしたら、これしかないと思います。
 2Dよりも3D、出来たらIMAX3Dで鑑賞して欲しいですね。
 映画をあまり観ない方には馴染みのない言葉かもしれませんが、IMAX3Dというのは最新の上映形式のことです。九州ではユナイテッドシネマキャナルシティ13にしかありません。

 よく、映画は高いっていう人がいるじゃないですか。
 でもそういう人に限って映画を安く観る努力をしているようには見えないんですよね。
 自分は本作を観るまでに60本の映画を観てましたが、1800円の鑑賞料金を払って観た映画は一本しかありません。あとは前売り券やレイトショー、映画サービスデー、たまったポイントで鑑賞しました。
 計算はちょっとしにくいのですが、平均すると1100円ぐらいじゃないかな。

 そしてIMAX3Dで本作を鑑賞するには2200円かかりました。ちょうど倍ぐらいですかね。
 でも、この2200円は決して高くない、それだけの価値はあった、と思っています。

 さて、映画ベストテンを訂正しなくっちゃ…。


 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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