横綱の白鵬が大相撲九州場所10日目の17日、栃煌山相手の取り組みで猫だましの奇襲を仕掛けました。
「猫だまし」というのは、相手の目の前でパンと手を叩いて目をくらませる、本来、技とは呼べないような技のことです。
おそらく、大相撲の最高位である横綱がこの技を仕掛けたのは初めてじゃないでしょうか。
横綱のこの奇襲に関して賛否両論あるようですが、ミクシィニュースを見る限りは擁護する人が多いみたいです。
曰く、禁じ手でない以上はたまには使うのもあり、禁じ手でない以上誰がやってもいい、なんでルールで認められてる技を使って批判されるのか、批判されるべきいわれはない、etc。
ここで白鵬のことを擁護している人は、言っちゃなんだけど、(プロ)スポーツというものが何たるかわかっていない、さらにはルールというものがどういうものなのかわかってないんだと思います。
擁護派の人がよく引き合いに出すのが、明徳義塾高校が行った、松井秀喜への5打席連続敬遠ですよね。ルールで認められているからあの5打席連続敬遠も許されるのだという考えのようです。
あの5打席連続敬遠の是非を問われたら、自分は迷わず「是」と答えます。
なぜなら高校野球はあくまでアマチュアスポーツなのだから、選手が自分たちの納得のいくプレイスタイルでプレイして構わないと思うからです(実際には監督の指示であったとしても、です)。
しかし仮に同じことがプロ野球で行われたとしたら、今度は「非」です。
なぜならプロ野球、引いてはプロスポーツというものは、単に自分たちが納得すればいいというわけではなく、それ以上に試合を観に来た観客が満足するプレイでなければならないと思うからです。
野球において、確実に勝率を高める作戦とは何か?
それは待球作戦です。ストライクはすべてファールカットし、ひたすらフォアボールを狙う、この作戦を実行すれば潰れない投手なんていませんし、勝利は容易なものとなるでしょう。
しかし、そんな野球を見て、観客はどう思うでしょうか?出てくる打者、出てくる打者、全員がひたすらフォアボールだけを狙い続ける野球なんて見ていて楽しいわけがないですよね。
野球のルールブックのどこにも「フォアボールを狙ってはいけない」なんて書かれてはいませんが、観客が見て魅力を覚えない野球はプロであればやってはならないのです。
同じことが大相撲(というかすべてのスポーツ)に言えます。
ルールで禁じられているわけではないんだからやっていいんだ、というのは詭弁、子どもの言い訳です。
横綱が猫だましのような小細工を弄する相撲はあってはなりません。
あっけには取られても面白くも何ともないですから。
勝つためには何をやってもよいのだ、というのはアマチュアの考えです。
プロであれば勝ち方が問われるのだと思います。
ついでにルールについても述べておきます。
ルールというのは本来何かしらトラブルが起きた際、それを円滑に解決、処理するためにあるのですよ。
ルールがあるからトラブルを起こしてはいけないというのは本末転倒な考えです。
明確にルールで反則になっていないことであれば何をやってもよいというのであれば、いっそのこと取り組み前にニンニクを大量に喰らって、取り組み中、相手力士に臭い息を吹きかけてやったらどうですかね?
取り組み前にニンニクを喰らってはいけないなんてルールはないだろうし、そしたら少しは勝ち星も増えるんじゃないでしょうか。
でもそんな姑息なやり方で勝とうとする力士に我々が魅力を感じるか?ってことですよ。
繰り返しになりますが、プロは勝ち方が問われるのです。
「猫だまし」というのは、相手の目の前でパンと手を叩いて目をくらませる、本来、技とは呼べないような技のことです。
おそらく、大相撲の最高位である横綱がこの技を仕掛けたのは初めてじゃないでしょうか。
横綱のこの奇襲に関して賛否両論あるようですが、ミクシィニュースを見る限りは擁護する人が多いみたいです。
曰く、禁じ手でない以上はたまには使うのもあり、禁じ手でない以上誰がやってもいい、なんでルールで認められてる技を使って批判されるのか、批判されるべきいわれはない、etc。
ここで白鵬のことを擁護している人は、言っちゃなんだけど、(プロ)スポーツというものが何たるかわかっていない、さらにはルールというものがどういうものなのかわかってないんだと思います。
擁護派の人がよく引き合いに出すのが、明徳義塾高校が行った、松井秀喜への5打席連続敬遠ですよね。ルールで認められているからあの5打席連続敬遠も許されるのだという考えのようです。
あの5打席連続敬遠の是非を問われたら、自分は迷わず「是」と答えます。
なぜなら高校野球はあくまでアマチュアスポーツなのだから、選手が自分たちの納得のいくプレイスタイルでプレイして構わないと思うからです(実際には監督の指示であったとしても、です)。
しかし仮に同じことがプロ野球で行われたとしたら、今度は「非」です。
なぜならプロ野球、引いてはプロスポーツというものは、単に自分たちが納得すればいいというわけではなく、それ以上に試合を観に来た観客が満足するプレイでなければならないと思うからです。
野球において、確実に勝率を高める作戦とは何か?
それは待球作戦です。ストライクはすべてファールカットし、ひたすらフォアボールを狙う、この作戦を実行すれば潰れない投手なんていませんし、勝利は容易なものとなるでしょう。
しかし、そんな野球を見て、観客はどう思うでしょうか?出てくる打者、出てくる打者、全員がひたすらフォアボールだけを狙い続ける野球なんて見ていて楽しいわけがないですよね。
野球のルールブックのどこにも「フォアボールを狙ってはいけない」なんて書かれてはいませんが、観客が見て魅力を覚えない野球はプロであればやってはならないのです。
同じことが大相撲(というかすべてのスポーツ)に言えます。
ルールで禁じられているわけではないんだからやっていいんだ、というのは詭弁、子どもの言い訳です。
横綱が猫だましのような小細工を弄する相撲はあってはなりません。
あっけには取られても面白くも何ともないですから。
勝つためには何をやってもよいのだ、というのはアマチュアの考えです。
プロであれば勝ち方が問われるのだと思います。
ついでにルールについても述べておきます。
ルールというのは本来何かしらトラブルが起きた際、それを円滑に解決、処理するためにあるのですよ。
ルールがあるからトラブルを起こしてはいけないというのは本末転倒な考えです。
明確にルールで反則になっていないことであれば何をやってもよいというのであれば、いっそのこと取り組み前にニンニクを大量に喰らって、取り組み中、相手力士に臭い息を吹きかけてやったらどうですかね?
取り組み前にニンニクを喰らってはいけないなんてルールはないだろうし、そしたら少しは勝ち星も増えるんじゃないでしょうか。
でもそんな姑息なやり方で勝とうとする力士に我々が魅力を感じるか?ってことですよ。
繰り返しになりますが、プロは勝ち方が問われるのです。