この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

一体いくつあるんだ、無明橋!

2024-10-16 21:20:47 | 戯言
 世の中にはいろいろな「三大〇〇」がありますよね。
 例えば「世界三大珍味」だったら、フォアグラ、キャビア、明太子ですよね(違う)。
 まぁ「四大〇〇」も無きにしも非ずですが、「三大〇〇」の方が収まりがいいような気がします。

 今年のゴールデンウイークに「三大投入堂」のトリで《不動院岩屋堂》を観てきました。
 これで「三大投入堂」は制覇したことになります。
 自慢じゃないですが、「三大投入堂」を制覇した人ってあまりいないんじゃないかと思います。
 なぜかというと三つの投入堂は同じ地域にあるわけではないからです。
 《不動院岩屋堂》と《三徳山三佛寺投入堂》は同じ鳥取にあるのですが、残る《龍岩寺奥院礼堂》は遠く大分にあるのです。 
 自分は10年ほど前に《三徳山三佛寺投入堂》へ行き、去年《龍岩寺奥院礼堂》へ、そして今年《不動院岩屋堂》に参りました。
 《不動院岩屋堂》は鳥取といっても兵庫寄りにあるのでめちゃめちゃ遠かったです。
 でも三つの投入堂のうち、二つを見たなら残る一つも見てみたいという思いから、意地で行ってきました。
 まぁ「一生のうち一度は見ておいた方がいい」というレベルなのは《三徳山三佛寺投入堂》だけで、残る二つの投入堂は「近くに行くことがあったら見ておいた方がいい」というレベルなんですけどね。笑。

 「無明橋」という橋の名前を聞いたことがあるでしょうか。
 大分の国東半島にある別名「日本で一番危険な橋」です(こちら)。
 日本で一番危険な橋って大袈裟な!と思われるかもしれませんね。
 まぁ自分も日本の橋をすべて知っているわけではありませんが、そう称されても不思議はないほどに実際危険ではあります(自分はツアーに参加して行ってきました)。
 橋そのものも危険なのですが(手すりなどはない、橋の両側は100メートルほどの奈落)、橋にたどり着くまでがまた危険なんです。
 たどり着くのが危険ということは帰る時もまた危険ってことに他ならず、大岩を鎖を伝って降りたのですが、オーバーハングになっていて、鎖の先がどうなっているか、わからないんですよ。
 他の人たちが降りているので、降りられるようにはなっているんだろうな、ということは頭ではわかるのですが、身体が硬直して動けないんです。
 とはいえ、降りられませんといったからといって、じゃあ降りるのを止めましょうか、というふうにはならないので、結局半べそになりながら降りましたけどね。
 去年スカイダイビングをして、怖くなかったですか?と訊かれることがあるのですが、あの大岩を降りるときの恐怖に比べたら、スカイダイビングなんて屁でもないですね。
 そしてこの「無明橋」も実は他にも二つの「無明橋」と呼ばれている橋があって、三つ合わせて「三大無明橋」と呼ばれているようなんです。

                                  続く。
コメント
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