リー・ペイユー主演、チェン・ユーシュン監督、『1秒先の彼女』、6/26、KBCシネマにて鑑賞。2021年28本目。
土曜日は『1秒先の彼女』という映画を観たのですが、この映画を観に行くかどうか、すごく迷いました。
まず、この日、映画を観るかどうかで迷ったんですよ。
今月だけですでに6本観ていますからね、「観ない」という選択も充分あったと思います。
また観るとしても何を観るかでまた迷いました。
鑑賞候補作は『1秒先の彼女』と『夏への扉 キミのいる未来へ』と『Arc アーク』の三本で、この三本だと一番観たいのは『1秒先の彼女』ではあるのですが、『1秒先の彼女』が鑑賞料金1300円(+駐車場代)であるのに対し、『夏への扉 キミのいる未来へ』と『Arc アーク』は鑑賞料金が1000円(駐車場代無料)だったんですよね。
最終的に『1秒先の彼女』を観ることにしたのは給料日直後で気が大きくなっていたからだと思います。
懐に余裕もあることだし、素直に観たい映画を観よう、そう思っちゃったんですよね。
これが給料日直前だったら、映画は観ないか、もしくは観るとしても『夏への扉』になったんじゃないかなぁ。
まぁわかんないですけどね。
そんなわけですごく迷った末に観た『1秒先の彼女』ですが、いろいろとわからない映画でした。
以下ネタバレ有。
観る前は本作のことを単純に人よりワンテンポ行動の早い彼女と人よりワンテンポ行動が遅い彼が繰り広げるラブコメ、ぐらいに思っていたんですよね。
いや、その予想はまったく外れてはいなかったんですが、物語の中盤、「え?」と驚くようなことが何の前振りもなく唐突に起こるんですよ。
それが何かというと時間停止現象です。
物語の導入部では彼女が消えてしまったバレンタインディの謎を追い求めるのですが、それは時間が停止したから、だったんですね。
このアクロバティックな大技を受け入れられるかどうかでこの作品に対する評価が大きく変わってくると思います。
自分はというと残念ながら受け入れられませんでした。
彼女はバレンタインディが無くなったことを不思議に思っているんですよ。
彼女が不思議に思ったのであれば、他にも不思議に思う人がいないとおかしいですよね。
でもいないんですよ(冒頭それっぽいニュースは流れてはいる)。
時間停止現象の中、彼だけがなぜか自由に動けます(もう一人自由に動ける人間がいることはいる)。
彼以外の存在は、人も、自転車も、自動車も、ピタリと動いていない状態です。
でも彼は時間が停止した中で自転車に乗り、バスを運転するのです。
え?って思いましたよ。
時間が停止した中でバスを運転する?
自分はこのモヤモヤを上手く表現出来そうにありません。
もっと頭のいい人だったら、出来るんじゃないかと思うけれど。
とにかく仮に時間が停止することがあるとしても、こんな都合のいいようには停止しないんじゃないかと思ってしまって、、、いや、まぁそもそも時間は停止しないものですけどね。
都合のいいのはそこだけじゃなくて。
彼は彼女をバスに乗せて、遠く海岸沿いにある“秘密基地”に連れて行きます。
時間停止現象の中で動くバスといっても別段、空を飛ぶわけではないのです。
車が一台道をふさいでいたら、目的地まで行けないのですが、当然道をふさぐ車なんてありません。
都合がよすぎるんじゃないの、と意地悪なことを思ってしまいました。
まぁ今述べたことは、映画なんだから、フィクションなんだから、で片づけられる問題かもしれませんが、そうじゃない問題もあります。
実は二人は交通事故で怪我をして、同じ病室に数日間一緒だった、という因縁があります。
しかし彼女はそのことを綺麗さっぱり忘れていて、一方彼はというと彼女の勤める郵便局に彼女に会うために毎日手紙を出しに来るのです。
ゴメンなさい、ここが一番わからないことなんですけど、なぜ彼は再会した彼女に対して、あの時病室で一緒だった○○だよ、って自己紹介しなかったんですかね。
彼が奥ゆかしい性格だった?
彼女の方で彼のことを思い出して欲しかった?
ストーカーまがいに毎日彼女の勤める郵便局にやってくるのはアリで、同じ病室で入院していたことを伝えるのはナシ、というのはよくわかりません。
まぁもしかしたらストーカーまがいにつきまとわれることを望む女性が世の中には案外多いのかもしれないですけどね。
お気に入り度★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
土曜日は『1秒先の彼女』という映画を観たのですが、この映画を観に行くかどうか、すごく迷いました。
まず、この日、映画を観るかどうかで迷ったんですよ。
今月だけですでに6本観ていますからね、「観ない」という選択も充分あったと思います。
また観るとしても何を観るかでまた迷いました。
鑑賞候補作は『1秒先の彼女』と『夏への扉 キミのいる未来へ』と『Arc アーク』の三本で、この三本だと一番観たいのは『1秒先の彼女』ではあるのですが、『1秒先の彼女』が鑑賞料金1300円(+駐車場代)であるのに対し、『夏への扉 キミのいる未来へ』と『Arc アーク』は鑑賞料金が1000円(駐車場代無料)だったんですよね。
最終的に『1秒先の彼女』を観ることにしたのは給料日直後で気が大きくなっていたからだと思います。
懐に余裕もあることだし、素直に観たい映画を観よう、そう思っちゃったんですよね。
これが給料日直前だったら、映画は観ないか、もしくは観るとしても『夏への扉』になったんじゃないかなぁ。
まぁわかんないですけどね。
そんなわけですごく迷った末に観た『1秒先の彼女』ですが、いろいろとわからない映画でした。
以下ネタバレ有。
観る前は本作のことを単純に人よりワンテンポ行動の早い彼女と人よりワンテンポ行動が遅い彼が繰り広げるラブコメ、ぐらいに思っていたんですよね。
いや、その予想はまったく外れてはいなかったんですが、物語の中盤、「え?」と驚くようなことが何の前振りもなく唐突に起こるんですよ。
それが何かというと時間停止現象です。
物語の導入部では彼女が消えてしまったバレンタインディの謎を追い求めるのですが、それは時間が停止したから、だったんですね。
このアクロバティックな大技を受け入れられるかどうかでこの作品に対する評価が大きく変わってくると思います。
自分はというと残念ながら受け入れられませんでした。
彼女はバレンタインディが無くなったことを不思議に思っているんですよ。
彼女が不思議に思ったのであれば、他にも不思議に思う人がいないとおかしいですよね。
でもいないんですよ(冒頭それっぽいニュースは流れてはいる)。
時間停止現象の中、彼だけがなぜか自由に動けます(もう一人自由に動ける人間がいることはいる)。
彼以外の存在は、人も、自転車も、自動車も、ピタリと動いていない状態です。
でも彼は時間が停止した中で自転車に乗り、バスを運転するのです。
え?って思いましたよ。
時間が停止した中でバスを運転する?
自分はこのモヤモヤを上手く表現出来そうにありません。
もっと頭のいい人だったら、出来るんじゃないかと思うけれど。
とにかく仮に時間が停止することがあるとしても、こんな都合のいいようには停止しないんじゃないかと思ってしまって、、、いや、まぁそもそも時間は停止しないものですけどね。
都合のいいのはそこだけじゃなくて。
彼は彼女をバスに乗せて、遠く海岸沿いにある“秘密基地”に連れて行きます。
時間停止現象の中で動くバスといっても別段、空を飛ぶわけではないのです。
車が一台道をふさいでいたら、目的地まで行けないのですが、当然道をふさぐ車なんてありません。
都合がよすぎるんじゃないの、と意地悪なことを思ってしまいました。
まぁ今述べたことは、映画なんだから、フィクションなんだから、で片づけられる問題かもしれませんが、そうじゃない問題もあります。
実は二人は交通事故で怪我をして、同じ病室に数日間一緒だった、という因縁があります。
しかし彼女はそのことを綺麗さっぱり忘れていて、一方彼はというと彼女の勤める郵便局に彼女に会うために毎日手紙を出しに来るのです。
ゴメンなさい、ここが一番わからないことなんですけど、なぜ彼は再会した彼女に対して、あの時病室で一緒だった○○だよ、って自己紹介しなかったんですかね。
彼が奥ゆかしい性格だった?
彼女の方で彼のことを思い出して欲しかった?
ストーカーまがいに毎日彼女の勤める郵便局にやってくるのはアリで、同じ病室で入院していたことを伝えるのはナシ、というのはよくわかりません。
まぁもしかしたらストーカーまがいにつきまとわれることを望む女性が世の中には案外多いのかもしれないですけどね。
お気に入り度★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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