この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

そんな内職は絶対したくない。

2021-12-03 23:20:11 | 折り紙・ペーパークラフト
 ギャルが折った折り鶴がガチャで発売されるそうです(こちら)。
 ギャルが折り鶴を折れないということは知っていました。
 ギャルが、というか、若い女性が、ですけどね。
 たまに久留米のメイドカフェに行くんですけれど、そこでメイドさんに折り鶴を折れるかどうか、聞くことがあります。
 正確な統計を取っているわけではないですが、「折れる」と答える子は四人に一人か、五人に一人ぐらいです。
 「折れる」と答えた子も折り紙が好きだからというわけではなく、平和学習の際に覚えたとか、部活に入っていて優勝祈願で千羽鶴を折ったからとか、そんなのばっかりですからね。
 だからギャルが折り鶴を折れなかったとしても全然不思議ではありません。

 自分が「え?」と思ったのは実際発売される商品です。
 「ギャルが折った折り鶴」とありますが、実際発売されるのは「ギャルが折った折り鶴」ではなく、「ギャルが折り鶴を折ろうとして折れずに出来上がった折り鶴もどきを専門家が分解・解析し、再現したもの」だそうです。
 まず思ったのは正確に測ったものを再現するのならともかく、くしゃくしゃポイッとした(ような)ものを再現することが出来るのだろうか、ということです。
 くしゃくしゃポイッとしたものってくしゃくしゃポイってするたびに微妙に形が違うと思うのだけれど…。
 まぁそれは置いておくとしましょう。
 自分がもっと気になったのは製作費ですね。
 最終的に折り鶴もどきを折るのはギャルではなく折り鶴をきちんと折ることが出来る専門家だそうです。
 その専門家は折り紙もどきをどれぐらいの時間で折るのか。
 自分はこれまで数え切れないぐらい折り鶴を折ってきました。
 それこそこれまで食べたパンの枚数を覚えていないのと一緒です。
 そんな自分でも折り鶴を綺麗に折ろうと思ったら10分前後はかかります。
 ガチャは一回300円だそうです。
 300円が丸ごと製作費ということはないでしょう。
 中間マージンなど引かれたら、せいぜい100円がいいところじゃないでしょうか。
 その折り鶴もどきを折るのに10分かかっていたら時給は600円ですよ。
 そんなの絶対やってられない…。
 まぁ時給の件は頑張って10羽折ればいいだけのことですけどね。
 でも10羽折ればそれで済む、ってわけじゃないですよね。
 50羽、60羽、時には100羽折ってそれで初めてまともな収入になるんじゃないでしょうか。
 一日10時間、まともな作品とは言い難い折り鶴もどきをひたすら折り続けていたら気が狂ってしまうのではなかろうか…。

 そんな内職は絶対したくない、と思いました。
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