この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正解発表🎵

2020-05-11 20:36:05 | 戯言
 先日のクイズの正解発表です。

 実はこのクイズ、結構意地悪なクイズだったんですよ。
 写真に写っているワイヤーラックが3台なので、購入したワイヤーラックも3セットかというとそういうわけではないんです。
 なぜかと言うと写真のワイヤーラックは2段ですが、問題文で問われているのは「3段」のワイヤーラックを何セット購入したか、です。
 だからといって、3段のワイヤーラックは1セットも購入していない、答えは0セットというのもやはり間違い。
 3段のワイヤーラックは確かに購入しているのです。
 
 つまりどういうことなのかというと、3段のワイヤーラックを2セット購入し、そこから真ん中のシェルフ(棚板)を1枚ずつ抜き、別途購入したポール4本と組み合わせて1台組み、計3台のワイヤーラックを組み立てたというわけなのです。

 なぜそういうことをしたかというと、元々2段のワイヤーラックが欲しかったんですよ。
 ただ2段のワイヤーラックのセット品がなかったので、最初はシェルフとポールをバラで購入しようと思いました。
 しかし商品というものは何でもそうですが、バラで買うと高いんです。
 2段のワイヤーラックを3台組むにはシェルフ6枚とポール12本が必要ですが、それだと合計で2万5千円近くになりました。
 これはさすがに予算オーバーだったので、どうにかもっと安く抑える方法はないか思案しました。
 考えて考えて、2段のセットはなくても3段のセットはあるのだからそこから1枚棚板を抜いて2段にすることを思いつきました。
 それだと嘘みたいに安く抑えられました。
 3段のワイヤーラック2セットとポール4本で1万円かからなかったですからね。

 このやり方だと安くワイヤーラックを揃えられますが、気をつけなければならないのは別途に買うポールのサイズ、及び形状です。
 メーカーが違えばサイズや形状が違うこともあるので、その場合は当然ワイヤーラックを組むことは出来ません。

 というわけで自分がホームセンターで購入した3段のワイヤーラックは2セットでした。
 正解した「ぴと pitotontonton」さんには超豪華賞品、、、ではなく、折紙作品を適当に見繕って送らせてもらいます。
 ニアピン賞のウメウメさんにも何かもらったら困るものをプレゼントしますね。
 期待しないで待っていてください!
コメント (4)
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恥知らずのダイヤモンドと道義を弁えた折鶴。

2020-05-10 01:30:29 | 折り紙・ペーパークラフト
 誰の作品も参考にせずイラストを描いたら、そのイラストは作者のオリジナルになりますが、誰の作品も参考にせず折紙作品を創作したとしても、その折紙作品が作者のオリジナルになるとは限りません。
 なぜかというと同等の作品をすでに別の人が考えている可能性があるからです。
 実際自分も「よし、新しい作品を考えた!」と思っても、「あー、それと同じ作品、○○という作家さんがすでに同じものを作っていますよ」と言われたことは一度ならずあります。
 しかしこれはどうしようもないことですよね。
 同じ人間である以上同じような思考を辿って作品を作り上げることはあるでしょうから。

 なので「新しい作品を考えた!」と思っても、それが糠喜びである可能性は常にあるので、新作を考案したときは同等の作品がないか、検索をするようにしています。
 言うまでもなく、それは気が進まない作業です。
 すべての折紙作品がネットで公開されているわけではないですし、ネットで公開されていたとしても、検索に引っかかるかどうかはわかりません。
 けれど気が進まない一番の理由は、同等の作品が見つかった場合、落ち込むのが目に見えているからです。
 なぜ落ち込むのが目に見えているのに検索しなければならないのか、つい疑問に思ってしまうんですよね。
 そんなわけで検索作業はどうしてもおざなりになりがちです。

 先日、ブログの古い記事に、「インスタグラムにそちらが作ったのと同じ折鶴作品を投稿したのだが、投稿コメントに名前を記述した方がよいか」という問い合わせのコメントがつきました。
 へぇ、と思いましたよ。
 ぶっちゃけ、自分のインスタグラムは開店休業状態なので、同じ作品を投稿したかなんて申告されない限りわからないことですから。
 道義を弁えた人だなと感心しました。
 近似の作品の作者として紹介してもらえることはとても光栄ですと返事をしました。
 こんなふうに道義を弁えた人ばかりだと世の中平和なのですが、中々そういうわけにはいきません。

 当ブログに折紙のダイヤモンドの展開図が掲載されています(こちら)。
 この折り紙のダイヤモンド、元々はイギリスのペーパークラフト作家のKate Lilleyさんの作品でした。
 ペーパークラフトとして非常に完成度の高い作品だったのですが、なにぶんペーパークラフトなのでプリンターがなければ実作出来ません。
 そこで自分が折り紙でも折れるようにアレンジしたのが展開図が掲載されているダイヤモンドなのです。
 もちろん折紙作品としてアレンジしたことや、それを人に教えてもいいかといったことはKateさんにメールのやり取りの中で報告をして、許諾を得ています。
 展開図を掲載している以上、実作してもらえることは嬉しいことです。
 実作するのに一々許可を求める必要はありません。
 ただ、、、単に実作するだけでなく、製作過程の動画をyoutubeにアップしている人がいるんですよ(こちら)。
 しかも考案者の名前の記述もなし。
 それは如何なものかって思いますよね。
 もちろん上述の通り偶然同じ作品を作った可能性もゼロではありません。
 でもその人の他の作品は完成後ペンで目や口を書き込むキャラクターものばかりなんですよ。
 ダイヤモンドだけが毛色が違うんです。
 さらに言えばダイヤモンドも折り方が雑で、とてもこの人が独自に考案したとは思えません。
 ただ万が一のことを考えて、Kate Lilleyさんの作品に酷似しているが考案者は誰か、コメント欄で訊ねました。
 けれど一向に回答がないんですよ。
 自分で考案したら自分で考案しましたって回答するはずですよね。
 それがない。
 一向に回答がないのでそのまま放置して、久しぶりに動画を覗いたら何と!コメント欄が削除されていました。
 そのダイヤモンドのコメント欄だけでなく、全動画のコメント欄が、です。
 コメント欄の全削除が答えなのでしょう。
 そこまでする人の神経が自分には理解出来ません。

 世の中には道義を弁えた人がいる一方で、恥知らずの人もいる、当たり前のことですが、何だかなぁと思ってしまいます。
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折紙の新作。

2020-05-09 00:24:39 | 折り紙・ペーパークラフト
 ゴールデンウイーク期間中にやろうと思っていたことはいくつかあって、その一つが前川作品に挑戦することでした。
 実は前川作品には以前にも挑戦したことがあって、『本格折り紙』に折り方が載っている「悪魔」は見事玉砕しました。
 まぁ「悪魔」は『本格折り紙』に掲載されている作品の中でも最難ではあるし、いきなり挑戦するのは無謀だったかと思って、その二つ前に掲載されている『龍』に挑戦してみたのです。
 しかし結果はやはり玉砕!!
 途中でよくわかんなくなりました。ぐすん。
 自分にはコンプレックス作品は向いてないみたいです。

 まぁでも代わりに新作を何点か作ってみましたよ。
 まずはこちら。

    

 これは以前考えた『扇鶴』。
 翼に放射状の模様があるのが特徴です。
 比較的簡単に折れて見栄えがする、自分でも気に入っている作品ですね。

 扇鶴を見ていて、他にも翼に模様がある鶴を作れないかと思って作ったのがこれ。

   

 『羽根に十字の模様がある鶴(仮)』。
 考えた自分が言うのもなんですが、だから何?って感じの作品ですね。
 折るのも扇鶴の何倍も手間がかかるし、積極的に折ってみたい作品ではありません。

 『羽根に十字の模様がある鶴(仮)』を見ていて、ふとこんなのは出来ないだろうか、と思って作ったのがこちら。

   

 『羽根にブロックがある鶴(仮)』。
 正直これも羽根にブロックがあるから何なんだ?という作品ではあるのですが、それはさておき、頭の中に思い描いた作品を実作するのは気持ちいいです。

 さらに『羽根にブロックのある鶴(仮)』を見ていて、ふとこんなのは出来ないだろうか、と思って作ったのがこちら。

   

 『平面に十字の立体を出現させた作品(仮)』。
 特に誰かの作品を参考にしてはいませんが、テッセレーションが得意な人であれば普通に折っている気もしますね。
 一応【折り紙 テッセレーション 十字】で検索しても近似の作品はヒットしませんでしたが。。。

 折紙の新作は以上です。
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クイズです🎵

2020-05-08 18:50:57 | 戯言
 6日連続で旅行の記事をアップしたので、コイツ、ゴールデンウイーク中は遊びまわってやがるな、と思われたかもしれませんがそんなことはないのです。
 旅行に出たのは初めの2日間だけ、後は家の手伝い、主に倉庫の片づけをしています。
 10年分のゴミや不用品が溜まりまくっているので、片づけるのも一筋縄ではいきません。

 お袋が園芸用に買った肥料や殺虫剤を倉庫に置くためにホームセンターでワイヤーラックを購入しました。
 
   

 ワイヤーラックを購入するのは初めてだったのですが、組み立てが楽でいいですね。
 3台組み立てるのに30分もかからなかったですよ(遅すぎ?)。

 さて、ここで問題です。
 自分はホームセンターで3段のワイヤーラックを何セット購入したでしょうか?
 答えがわかった方はコメント欄に答えを書いてくださいね。
 正解者には豪華賞品がプレゼントされるかもしれないし、されないかもしれません。どっちだ。

 正解発表は気が向いた時にします。
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大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その6。

2020-05-07 21:51:39 | 旅行
 旅行二日目は豊後大野方面の観光をしてきました。
 まず向かったのがJR豊後清川駅です。
 目的は豊後清川・三重町駅間にある百枝鉄橋、及び百枝トンネルです。
 この百枝鉄橋(トンネル)、トンネルが断崖絶壁の途中に穿たれ、間を置かずそのまま鉄橋が伸びているという日本でもかなり珍しい鉄橋(トンネル)なのです。
 もちろんトンネルから列車が出てくるのを写真に撮るのもアリだとは思いますが、やっぱり実際列車に乗ってみて、トンネルに突入する瞬間を体験してみたいじゃないですか。
 そしてこれがその瞬間を捉えた写真です。

   

 ゴメンなさい、瞬間じゃなかったですね。汗。
 ただ、写真からでもトンネルの位置が尋常じゃないところにあることがわかると思います。
 このトンネルが掘られたのは大正11年だそうです。
 難工事で会ったことは想像に難くないですね。

 一駅だけの短い旅だったのですが、時刻表の関係で三重駅で一時間半ぐらい時間を潰すことになりました。
 三重駅前は特に何があるわけではなかったですが、こんなカフェがありましたよ。

   

 【カフェテラス クロンボ】。自分に黒人の知り合いがいたら是非連れて行ってみたいお店ですね(連れて行くな)。
 
 豊後清川駅に戻ってから、【沈堕の滝】を観に行きました。

   

 沈堕の滝、滝の高さが20m、幅が100mあってかなり迫力があります。
 「大野のナイアガラ」の異名も伊達ではありません。
 ただ、、、この沈堕の滝、実は人口の滝なんです。
 元々は天然の滝だったのですが明治時代に近くに発電所が建設された際、堰が設けられ、水量が著しく減少し、その後平成になってから堰堤強化工事があり、一定量の放流が行われるようになって現在のような景観を取り戻したのだそうです。
 堰が設けられ水量が調節されているのであれば滝ではなくダムなのでは?と思いました。
 ケチをつけてしまいましたが、沈堕の滝が滝であれ、ダムであれ、その美しさに変わりはないと思います。

 続いて「東洋のナイアガラ」と呼ばれる原尻の滝に行きました。
 大野のナイアガラ、東洋のナイアガラ、大分にはいくつナイアガラがあるんだよと思ったあなた!
 実は豊後大野にはこの他にもう一つナイアガラの俗称を持つ「蝙蝠の滝」があるのです。
 ただ今回の旅行では時間がなくて行けませんでしたが…。

 さて、原尻の滝ですが、この滝もなかなかユニークなのです。
 普通滝って遠くから眺めたり、正面から眺めたり、河原から眺めたり、見る位置ってだいたい決まってますよね。 
 しかしこの原尻の滝は滝の周りぐるっと360度、好きなところから眺められるのです。
 そんな滝ってちょっと聞いたことないですよね。

   

   

 河原から眺めることも出来れば、滝の真横から覗き込むことも出来ます。
 こんなギリギリまで近づけて、その上フェンスや柵もなくて、事故とか起きたことないのかなと思って帰ってから調べたら、以前滝つぼに自ら飛び込んで亡くなった方がいました。
 さらに自動車の転落事故も過去にはあったそうで、、、それでも柵を作らない大分県民の度量の大きさには驚かされますね(そういう問題か)。
 まぁ柵を作ったとしても無理な観覧をすれば事故は起きます。
 自己責任で観覧しましょう。

 今回の臼杵・佐伯旅行は以上です。
 当初の予定では三泊四日だったのが諸々の事情により一泊二日の旅行になりました。
 短くなった分、充実した、内容が密な旅行でした。
 3密は避けなければなりませんが、こういう密はアリですよね。
 次の旅行も今回同様充実したものになればいいなと思います。

                                               終わり。
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大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その5。

2020-05-06 20:54:26 | 旅行
 ホテルに行く前に白鹿権現で掻いた汗を流すためにひとっ風呂浴びることにしました。
 ホテルにも風呂はあったのですが、出来ればゆったり風呂に入りたいなって思ったんですよね。
 お湯を頂いたのは佐伯市の海岸沿いにある、濾過した海水を使用した海水風呂で知られる『塩湯』
 海水のお風呂?
 海水で髪を洗ったりしたらべたついたりしないの?と思ったのですが、湯船に張ってあるお湯は海水でしたが、身体を洗うシャワーやカランから出るのは真水だったので無問題でした。
 お湯はぬるめでしたが、海水であるせいか、しっかりと身体が温まりましたよ。

 入浴後、ホテルへと向かいました。
 その途中、案内板で気づいたのですが、佐伯って正確な読みは「さいき」なんですね。ずっと「さえき」って読んでましたよ(「さえき」でも問題なく変換されるので)。
 地名って難しい!

 今回お世話になるのは『ビジネスホテル清風荘』です。
 
   

 世の中にビジネスホテルは数限りなくありますが、清風荘ほどユニークなビジネスホテルはないんじゃないかって思いますね。
 まず、食事が美味しい。

   

 ブリの腹身の刺身、カワハギの煮つけ、小魚の南蛮漬けといった魚料理が出た後の締めでとり天が出てきました。
 こんなに食えねーわ!と思いましたが、折り箱をもらえたので部屋に持ち帰り、翌日のお昼に美味しく頂きました。
 お陰で一食浮きました。笑。

 部屋も広くて掃除が行き届いていましたよ。
 それに普段ホテルに泊まると空調の音が気になって眠れないことも多いのですが、清風荘ではそんなこともなかったです。

 食事が美味しくて部屋が広くて掃除が行き届いていてぐっすり眠れる、、、というビジネスホテルは他にもあると思います。
 清風荘がユニークなのはサバイバルゲームに特化しているホテルだということです。
 サバイバルゲームに特化しているといってもさすがにホテル内でサバイバルゲームが出来るわけではないのですが、宿泊客は夕食後、サバイバルゲーム用のモデルガンが撃ち放題なんです。
 
 なぜ清風荘がサバイバルゲームに特化しているかというと清風荘の副社長、通称若旦那が大のサバゲーマニアだからです。
 若旦那のコレクションも見せてもらいましたよ。

   

 何だ、この武器庫は、って感じですね。笑。
 この中からライフルとハンドガンをお借りして、試射しました。
 若旦那からは「筋がよい」って褒められましたよ。
 まぁ「筋がよい」というのは初心者を褒める常套句ですけどね。笑。

 本来であれば翌日サバイバルゲームをする予定だったんですよ。
 しかし生憎の天候でそれも叶わず、、、自分のサバゲ―デビューも果たせませんでした。
 サバゲー自体にはすごく興味があるので、今年はちょっと難しいと思いますが、来年のゴールデンウイーク、もう一度清風荘に泊まって、リベンジを果たしたいと思います。
 その時はよろしくお願いしますね、若旦那!

                                               続く。
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大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その4。

2020-05-05 10:07:56 | 旅行
 というわけで自分は白鹿権現チャレンジに成功したわけですが、ここでチャレンジ成功者からいくつかアドバイスをさせてもらいましょう(上から目線だな)。
 
 まず白鹿権現の難易度ですが、フォレストアドベンチャーと同程度だと思ってもらって構いません。
 フォレストアドベンチャーが楽勝だという方は白鹿権現も楽勝でしょうし、フォレストアドベンチャーが無理だという方は白鹿権現も無理でしょうね。
 もちろん両者にはいくつも違いがあって、まずフォレストアドベンチャーが有料であるのに対し、白鹿権現は無料、タダです。
 ただし、フォレストアドベンチャーは安全が保障されているのに対し、白鹿権現は安全が保障されてはいません。
 すべては自己責任、一歩間違えれば死にます(注:これまで白鹿権現で事故で亡くなった方はいません。たぶん。)。
 
 それからアクセスについて。
 今回自分は白鹿権現に行くにあたり、死ぬほど大変な目に合いました。
 ただ白鹿権現に行くには必ず死ぬほど大変な目に合わなければいけないかというとそんなことはありません。
 白鹿権現は風連鍾乳洞と国宝の臼杵石仏の中間に位置しますが(乱暴な位置づけですが)、風連鍾乳洞方面から行こうとすれば大変な目に合います。非常に危険なので止めてください。
 それとは逆に臼杵石仏の駐車場から西神野主要部を目指して行けば何の問題なく、30分ほどでたどり着けます。
 こちらから行くことをお薦めします。

 臼杵石仏といえば面白いこと、いや興味深いことがありました。
 今回の旅行では臼杵石仏には行くつもりはなかったんですよ。
 以前一度行ったことがあったので。
 ただ、通り道だったこともあり、トイレ休憩で寄ることにしました。
 それで臼杵石仏のそばにある煎餅屋のおばあさんに世間話のついでに白鹿権現に行ったことも言ったら、おばあさんは白鹿権現のことを知りませんでした。
 え?って思いましたよ。
 だって臼杵石仏から白鹿権現までは車で30分ぐらいの距離しか離れてないので。
 他の人はどうなんだろうと思って、チケット売り場のおばさんに聞いたらやっぱり白鹿権現のことは知らなくて、お土産屋の店員のお兄さんに聞いたら、知ってはいるけど、行ったことはないということでした。
 そういえばコンビニの店員のお姉さんも白鹿権現のことは知らなかったっけ。
 いやぁ勿体ないなぁ、あんな面白い観光スポットのことを地元の人が知らないなんて、、、とは思うものの、白鹿権現が有名になりすぎて、登るのに行列が出来るようなことになったら、それはそれで嫌ですけどね。笑。

   

 ホキ石仏第一群(「ホキ」とは「崖」という意味だそうです)。
 臼杵石仏を見学し、トイレ休憩を終えた自分はこの日お世話になるホテルがある佐伯へと向かいました。

                                                続く。
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大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その3。

2020-05-04 20:44:15 | 旅行
 先ほどの鳥居をくぐるとこの案内板が目に飛び込んできます。

   

 白鹿権現の場所を示す案内板ですが、見てもらったらわかる通り、案内板が指し示す先に道はないんですよ。
 道なき道を行け、ってことですね。
 その道を転ばぬように進んでいるとやがて鎖が見えてきます。

   

 写真の撮り方が悪いのでよくわからないかもしれませんが、この斜面、90度近い急勾配なんですよ。
 90度近い急勾配の斜面を鎖を掴みながら登っていくんです。高さは10mほどでしょうか。
 実はこの斜面は案外簡単にクリア出来たんですよ。
 この一番目の鎖場は。
 そう、鎖は3本あるのです。
 1本目の鎖を登り切りと小休止出来るスペースがあります。
 小休止出来るといっても別に開けているわけではなくて、振り返るのも勇気がいるぐらいなんですけどね(だから鎖場の写真はないんです。しがみつくので精いっぱいだったので)
 そして2本目にチャレンジするわけですが、ここがきつかったなぁ。
 最初に左足を石の出っ張りに引っかけて、次に右足を乗せる引っ掛かりが足の届く範囲にはない。
 引き返そう、そう思いましたよ。
 自分には無理だったんだ。
 自分が白鹿権現にチャレンジすることが無謀だったんだ、って思いました。
 しかし、、、自分がゴールデンウイークに白鹿権現に行くことにしたのはただの思いつきではないんですよ。
 その存在を知ってから半年以上準備をしてきたんですよ。
 それなのにちょっと無理だったからって諦めるか?
 しかも会社の人間からは非国民と誹られ、お袋には迷惑を掛けといて?
 引き返せんな、そう思いました。
 そして仕切り直して、斜面をじっくり見直すと、あれ、ここに左足を乗せて、ここに右足を引っかければ登れるのでは?と思いました。
 で、その通りにすると登れたんですよ。
 岩にしがみつき、木の幹を掴み、鎖を手繰り、這いつくばって、2本目の鎖を登り切りました。
 やった、って思いましたね。
 岩場で小躍りしたくなりました。
 しかしまだ鎖場は二つクリアしただけで、あと一つあるんです。
 三つ目の鎖場もきつかったですが、二つ目ほどではなかったです。

 そして白鹿権現にたどり着きました。
 この先閲覧注意です。














   

 岩の洞に動物の無数の骨、頭蓋骨が置かれていました。
 自分は無神論者ですし、目に見えないものは信じない人間なのですが、目の前の荘厳な光景には圧倒されました。
 知らずになぜか「ありがとうございました」という感謝の言葉を口にしていました。

                                                続く。
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大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その2。

2020-05-03 20:44:00 | 旅行
 待っていたのは悪夢でした。
 風連鍾乳洞の駐車場から抜ける脇道はいわゆる「酷道」でした。
 舗装こそされているものの、離合出来る道幅はなく、その上ガードレールもないんですよ。
 わずかでもハンドル操作を誤れば崖下に真っ逆さま、もちろん一方通行でも何でもないので対向車が来る可能性もあります。
 今対向車が来たら、と想像すると、来たことを心の底から後悔しました。
 岡山旅行の最終日を思い出しました。
 あんな思いは二度としたくなかったのに…。
 たぶんこれから一ヶ月ぐらいは好きな言葉は?と聞かれたらガードレールって答えますね。
 もしかしたら一生そうかもしれません。
 まともに離合出来る道に抜けたときは安堵のあまり身体の震えが止まりませんでした。
 帰りは絶対今来た道を行くまい、と心に固く誓いました。

 とりあえず駐車出来るスペースがあったのでそこに車を停め、そこから歩いていくことにしました。
 酷道を運転させられるのはもう勘弁!と思ったのです。
 しばらく歩いていたら、思いがけぬ人に出会いました。
 思いがけぬ人っていうか、郵便配達のバイクだったんですけど、こんな山の中で郵便配達人に会うとは思ってもいなかったので本当にビックリしました。
 慌てて手を挙げて停めて、道を尋ねました。
 するとこの先の道は今来た道のようなひどい道ではないことと白鹿権現までは歩いて30分ほどであること、さらにこの道を先に進めば臼杵市内に抜けられることを教えてくれました。
 この郵便配達人さんもそうですけど、コンビニで西神野までの道を教えてくれた人もそうだし、この後西神野で白鹿権現のことを教えてくれた地元の人もそう、みんな親切でしたねぇ。
 この旅で気になることがいくつかあって、こんな時期だから県外の人間には冷たいんじゃないだろうか、って心配してたんですけど、まったくの杞憂でした。
 
 車に一度戻り、西神野まで行きました。
 白鹿権現の立て看板があるところに車を停め、そこから先は歩いていくことにしました。
 万が一この先が酷道だったらいけないと思ったからなのですが、そんなことは全然なく、逆に距離がありすぎたら困るところだったのですが、それもなかったです。
 
   

 これが熊野神社の鳥居。
 この鳥居をくぐるといよいよ白鹿権現がその本性を現します。

                                                  続く。
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大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その1。

2020-05-02 23:26:05 | 旅行
 5月の2日、3日に大分の臼杵・佐伯に行ってきました。

 緊急事態宣言が発令されているこの時期に県外旅行をするなんて非常識すぎる!と憤る方もいるかもしれませんね。
 会社のパートのおばちぉんからは「非国民ですね」と半ば冗談ですが言われました。
 非常識であることも非国民であることも否定はしませんが、自分なりの考えはあります。

 新型コロナウイルス感染を防ぐためにいわゆる3密を避ける、というのは理解出来るし、賛成します。
 しかし3密を避けるために外出を控える、家に引きこもるというのは間違っていると自分は考えます。 
 ニュースなどで公園が閉鎖されているのを見ると狂気の沙汰だと思いますね。
 「ステイ・ホーム」を唱えている人たちはおそらく日光浴によるメリットを無視しているか、軽視しているのでしょう(もしくは自宅に日光浴が出来る素敵なテラスがあって外出しなくても日光浴が出来るか)。
 3密に対して充分注意を払い、適度に外出するのが新型コロナウイルスへの正しい対策であるというのが自分の考えです。

 さて、2日は自宅を8時半ぐらいに出ました。
 いつもの旅行であれば大分ぐらいであれば下の道、国道で行くのですが(何しろ去年のゴールデンウイークは岡山まで国道で行きましたからね)、今回の旅行ではいろいろ事情があって行きは高速道で行くことにしました。
 途中別府湾サービスエリアにトイレ休憩で寄りました。
 さすがに閉鎖はされてませんでしたが、お土産コーナーは休業中でしたよ。

 11時前には臼杵に着いたかな、でもそこからが大変でした。
 というのも今回の旅行の目的は臼杵市の西神野にある「白鹿権現」なのですが、白鹿権現が恐ろしくマイナーな観光スポットで、さらに山の中にあって正確な住所がわからないのでカーナビにも頼れないのです。
 なので最初に寄ったコンビニでは白鹿権現ではなく、西神野への行き方を尋ねました。
 店員さんは親切に地図を取り出して調べてくれたのですが、「西神野、、、相当山の奥ですよ」と言われました。
 ぶっちゃけ臼杵自体結構な田舎なので、その田舎のコンビニの店員さんから山の奥と言われるというのは本当に山の奥なんだろうな、と思いました。
 西神野は風連鍾乳洞の先のようですね、と店員さんが教えてくれたので、とりあえずの行先がわかってホッとしました。
 臼杵にはメジャーな観光スポットは摩崖仏と風連鍾乳洞の2つしかなく(あくまで自分の目から見てメジャーなもの)、風連鍾乳洞なら一度行ったことがありました。
 程なく風連鍾乳洞に着きました(休業中でした)。
 風連鍾乳洞の駐車場の奥に「白鹿権現」の立て看板がありました。

   

 駐車場の奥に脇道があり、確かに白鹿権現へと続くようです。
 トイレを済ませ、「よし」と気合いを入れてから、その脇道へと車を進ませました。
 待っていたのは悪夢でした。

                                                 続く。
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