けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

リサイタル

2007-05-07 16:42:16 | football
南仏ダービー(嗚呼モナコ)とザッピングだったので、内容についてはあまり書けないのですが……やった~。


満足カペッロ

06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 33
Real Madrid C.F. 3-2 Sevilla F.C.

マドリーの得点:ファン・ニステルローイ(61、86)、ロビーニョ(77)
セビージャの得点:マレスカ(41)、チェバントン(90)

勝ちました。勝ててよかったです。
マドリーの出来は特に悪いところもなく、少し中盤と前の距離が空いているかな、という感じ。何度かチャンスはあるものの決められず、逆に前半のいい時間帯で、マレスカに得点を決められてしまいました。しかもどうしようもないゴラッソ。このまま得点できない時間が続くと気持ちが落ちてきてしまうのでは、と少々不安がありました。
が、後半の早い時間にラウルと交代で入ったグティがすごかった。ASに「グティのリサイタル」と書かれてしまうほど。すべてのゴールへの決定的パスがグティから出ました。同点になったファン・ニステルローイへのスルーパス、ロビーニョに出したエリア前でたっぷりためてからのスルーパス、右サイドのフリースペースを目指すセルヒオ・ラモスに出したパス。セルヒオ・ラモスはシュートを打ち、パロップがはじいたところをルートが頭で押し込みました。


それはもう、スパイクを磨いてしまいたくもなります。


今日のグティの途中出場、本当に有効でした。今シーズン先発していた頃は、相手守備陣に徹底マークにあったり、左サイド辺りでやり辛そうにしていたりなんてこともありましたが、ラウルと交代することでトップ下に入ることができました。ラウルとはタイプが違うのでセビージャの守備もグティへの対処に切り替えなければならなかった。やり易かったのではないかと思います。もちろんグティ自身のコンディションが良いのもあったでしょう。次はベッカムとロビーニョが出られないのでグティの先発になる可能性が高いと思います。今日の独壇場っぷりを継続して欲しいところです。
ところでゴールを決めて嬉々としてグティのスパイク磨きパフォーマンスをしていたと思ったら、いつの間にか退場になっていたロビーニョですが、ゴール後のユニ脱ぎでアマリージャ、観客と一緒にゴールを喜んだことでもう1枚アマリージャ、合せて一本のようです。観客と一緒に喜ぶくらい良いと思うんですけどね。カンフーキックしたわけじゃないんだし。ちなみに試合に出る前に退場になったセビージャのルイス・ファビアーノは、ウォーミングアップ中に勝手にピッチに入ったことが処分対象だったようです。こちらもご愁傷様です…。
だいぶ遅れて修正:ロビーニョはゴールの前に、既に異議でカードをもらっていたようです。ユニ脱ぎで2枚目。ルイス・ファビアーノは副審への暴言による退場とのこと)

最後にチェバに決められたゴールはちょっと余計で、もし最終的に順位が並んだ場合にはセビージャが上に立ってしまうことになるわけですが、それでも現時点で2位に浮上することが出来ました。バルサまでは勝ち点差2。何度も言いますが、今シーズン当初から中盤までのグダグダを考えると優勝争いをしていることが本当に不思議なわけですが、それでもいけるものならいってしまえ。

追加:グティ大絶賛
ファン・ニステルローイ
「自分がピチチになった日という以上に、パサーの日だ。グティが僕にくれたパスに感謝する。僕だけでなくチームメイトたちに送ったパスにも。グティは素晴らしい。彼とプレイするのは夢だ。彼は素晴らしいクオリティを見せた。偉大な選手だ」

ラウル
「グティにはそれだけの能力がある。それ以上にね。彼はベルナベウに足を踏み入れ、仲間たちにプレイさせた」
日本語マルカを参照して修正)

エメルソン
「グティはスペクタクルだ」


33節終了時

上位では、サラゴサが分け、アトレチコが負け。CL枠とUEFA枠の間に少し勝ち点差が開いた感じです。UEFA枠はビジャレアルくらいまではいけそうですね。CL枠はバレンシアかサラゴサか。下位は、ナスティックとの直接対決に勝ったレバンテが少し上昇。今節敗れたオサスナ、ベティスもまだ要注意。


後から追加:今日のバレンシア
全体はまだ休みですが、バラハとモリエンテスがパテルナでトレーニングを実施していました。リハビリのペースを上げているバラハはサラゴサ戦で復帰できる可能性あり。モリエンテスはランニング。バレンシアはよく晴れてだいぶ暑そうでした。


スペインのニュースサイトで見つけたこんなニュース
スモウの若き才能、健康上の問題で戦いを離れる
トチアズマ・ダイスケが日曜日に最終的な引退を発表した
30歳、身長180cm。この日本人は偉大な才能を持つ1人として尊敬を受けていた

という栃東の引退のニュースがスペインでも扱われているのでした。記事の内容はかなり詳細で、1994年にプロデビューした、2番目に高い地位のオオゼキになり、2度その地位を失ったが2度とも戻ってくるという歴史を作った、酷い頭痛が原因で今年の春場所を12日目で離れた…など。このニュースサイトでは読者がコメントを付けられるのですが、相撲が好きな人、いるんですね。「彼は素晴らしいファイターだった」「ハクホウという22歳の有望選手がいる」とか。ドイツで大相撲の放送を見たことはありますが、スペインでも放送あるんでしょうかね。