けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

まだ治らない?

2007-05-17 21:18:12 | football
筋肉は辛い
本日のバレンシアのトレーニング。モリエンテスはまたも練習を途中で切り上げたようです。公式は「不安な表情で直接ロッカールームに向かった」、MARCAは「ちょうど1週間前と同じだ」としています。問題があったのはおそらく同じ箇所でしょう。まだ内転筋の問題を引きずっているようです。今週末の試合は土曜日。間に合うんでしょうか…。ちなみに昨日筋肉の負荷でトレーニングを途中で切り上げたシルバは、それほど深刻ではないようです。(ただし今日は別メニュー)
今のところ公式の医療情報には「モリエンテス:チームと共にトレーニング」としか書いてありません。検査中なのかもしれません。なにか続報が拾えましたら、できる範囲で載せたいと思います。

すぐに続報、MARCAから
クラブ付きのヒネル医師によると、モリエンテスもシルバも土曜日のマジョルカ戦への出場が放棄されるものではないだろうとのことです(つまり出場の可能性はまだある)。モリエンテスについては「日によって良い状態のときと、違和感があるときとがある。今日は他の日よりも違和感が感じられたため、トレーニングを切り上げるようにした」とのこと。最悪の状態ではないだろうと思います。


マドリーも大変:エメルソン離脱
本日のトレーニングでエメルソンが右大腿部の筋肉(おそらく腿裏)を痛めたようです。現時点では週末のレクレ戦はかなり微妙な様子。先週からガゴも負傷が続いています。回復次第ですが、間に合わなければピボーテがディアラだけになってしまう可能性が出てきました。苦しい。デ・ラ・レーを使うとか、エルゲラピボーテとか…


気になるカレンダー(とんでもないミスがあったので訂正)

Figure 1.上位4クラブの残り対戦表.カッコ内の数字は34節終了時点での勝ち点を示す.

残り4節。まだ可能性がある(たぶん)上位4チームの今後のカレンダーです。で、今更ですが36節と37節の間、2週間空くんですねここが。さてなぜでしょう。ここを埋めるのは、

6月2日:リトアニアvsスペイン
6月6日:リヒテンシュタインvsスペイン


こんな押し迫った時に代表戦。EUROの予選です。しかもスペインは2試合とも国外。
これは厳しい…。南米の国は親善試合を組んでいるところがあるようですが、リーグ戦が残っているといえば召集回避できる可能性があります。不勉強なのでアフリカ代表組がどうなるかちょっとわかりませんが、問題はしっかり予選のある欧州代表選手たち。
マドリーは、スペイン代表に関して言えばイケルとセルヒオ・ラモス。もしかしたらラウルが復帰できるかもしれませんが、各種事情により各国代表を外れている選手も多いのが現状であります。比較的ラク。そういえばファンバステン監督とケンカしたの仲直りしたのといわれているファン・ニステルロイはどうなったんでしょう。
バルサはチャビ、プジョル、ザンブロッタ、デコ、グジョンセンくらいでしょうか。けっこういますね。セビージャはあまり詳しくないので適当ですが、ハビ・ナバーロ、ポウルセン、ケルツァコフ、ドラグチノビッチとか…。
でもバレンシアが結局一番多くなるのではないかと思われます。アルベルダ、マルチェナ、シルバ、ビジャ、アングロ…おまけに次の召集にホアキンが入る可能性も高いと言われています(モリエンテスは筋肉の負傷を繰り返している現状では微妙な線かもしれません)。それからポルトガルにミゲルとウーゴ・ヴィアナ。
今シーズン、代表戦後のリーガの試合ではいっつもグダグダだっただけに、この時期の代表戦というカレンダーは優勝争いの重要なファクターになると考えられます。
(文章の書き方が理屈くさくてごたついているのは、現在とある研究計画書を書いているためです。ああめんどくさい)。

この件で追加
ブラジル代表:マルセロ、ロビーニョ(以上マドリー)、ロナウジーニョ、エジミウソン(バルサ)、ダニ・アウベス(セビージャ)
6月1日にイングランド代表、5日にトルコ代表と親善試合だそうです。回避する選手は出てくるでしょうか。

好試合 UEFA杯ファイナル

2007-05-17 07:17:19 | football

06/07 FINAL Copa de la UEFA
Real Espanyol ex 2-2(pnt.1-3) Sevilla F.C.

セビージャの得点:アドリアーノ(18)、カヌーテ(105)
エスパニョールの得点:リエラ(28)、ジョナタス(115)

セビージャ、Bicampeones。UEFA杯連覇です。
戦前はセビージャが圧倒、とはいかないまでも試合を優位に進めるだろうと思っていました。立ち上がりは、比較的エスパニョールのほうが良い感じで攻撃できていたように思います。しかし先制点はセビージャへ。パロップのロングスローをアドリアーノがハーフライン手前付近で受けてそのままゴール前まで運びシュート…で、ゴール。全体が前がかりになっていたせいか、エスパニョールのゴール前はがらーんとしていました。しかしその10分後、リエラのミドルレンジからのきれいなシュートが決まる。1-1。大きな大会のファイナルによくあるような、まずは守ってじりじりとした時間が過ぎる…のではなくもうどちらも攻め気たっぷりの試合です。
後半、セビージャは頭から選手を代えてきます。マレスカを下げ、ヘスス・ナバス。エスパニョールも後半20分にはルフェテに代えてパンディアーニ、とやっぱり攻める気たっぷり。
ところが後半23分、エスパニョールのモイセスが2枚目のアマリージャで退場に。スコアはエンパテのままですが、エスパニョールは数的不利の状態になってしまいました。この後は、さすがにセビージャが優位。1-1のまま延長に入りましたが、延長後半開始直後に遂にセビージャに追加点が入ります。右サイドをヘスス・ナバスがドリブルで上がりクロスを入れたところを、カヌーテがゴール! 
……ここで決まったと思いましたよ。数的不利、タムードやデ・ラ・ペーニャも既にベンチに下がった後で、試合時間は普段経験したことのない100分に突入しています。そんな状態で、まさかエスパニョールが追いつくとは。延長後半残り5分、交代で入ったジョナタスのゴールが決まってしまいます。エンパテ・ア・ドス。試合はペナルティシュートアウトへ。

後はもう。エスパニョール、ペナルティの練習なんてしてなかったんでしょうね。そこまでいくつもりはなかったんでしょう。決められたパンディアーニ以外の3人は甘いコースで、パロップに止められてしまいました。セビージャは4人中3人が決めました。何か差があったかと言えば、ここだけかもしれません。

試合が終わった後、涙に暮れ互いを慰めあうエスパニョールの選手たち。正直なところ、ここまでもつれるとおもっていなかっただけに、ここまでエスパニョールが粘ると思っていなかっただけに、印象深い心の琴線に触れる試合になりました。エスパニョール、本当によくやったと思います。表彰はスタンドに上る形式で、先に準優勝のエスパニョールが登壇するのを、セビージャの選手たちが拍手で送り元気付けているシーンも、また感動的でした。
セビージャももちろんおめでとうございます。本当に強い。チーム力、戦力の面だけでなく、メンタルも王者の風格があります。来シーズンはCLですか。欧州のより目立つシーンでどれだけの力を見せてくれるのか、ものすごく楽しみです。

スカパーさんもしくは某Wさま。今からでも遅くありません。録画でいいから放送してください。本当に良い試合でした。


殊勲のパロップ



セレブレーション。半端な中腰はデル・ニド会長。



左上、ペナルティを外して涙のルイス・ガルシアを慰めるカピタンのタムード
右上、リーガではゴールを守るカメニがこの試合に出場したゴルカ・イライソスを元気付ける
左下、最後にペナルティを止められたトレホン。右下、泣き崩れるルイスガルシア



全く関係ない追加
本日発売のワールドサッカーダイジェストにラウルとイエロの対談が掲載されています。といっても、ちょっと前にラジオ・マルカに2人で出演した時のもののようですが。