けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

4→3

2007-05-28 16:56:44 | football

終戦
06/07 Liga Espanola 1a division Jornad 36
Valencia C.F. 2-3 Villareal

バレンシアの得点:ビジャ(20=PK)、モレッティ(90)
ビジャレアルの得点:フォルラン(34、88)、トマソン(78)

勝利が必須だったバレンシア。ですが、メスタージャでビジャレアルに敗れ、その他のチームの結果もあいまってほんのちょっと残っていたタイトルの可能性がなくなりました。
試合の放送はまだこれからですし、ネットでも眠くてうつらうつらしながらだったので、まともな試合評はやめておきます。が、結局シルバが出場できなかったのは敗戦のひとつの要因だったかもしれない、と思います。左のウィングの先発はガビランでした。右サイドはホアキン&ミゲルでガンガンに攻め立てていたのですが、左サイドは死んでいる印象でした。後半の比較的早い時間からホルヘ・ロペスが入って少し良くなった感じはありましたが、それでも攻撃は右偏重だったように思います。それからここ数試合デランテーロ扱いのアングロが良くない…。
守備は…面子は今までと変わっていないんですけどね。何が悪かったのかは試合見ないとなんとも言えませんが、3点ともカウンターを止められず、速い攻撃で一気にゴール前までもっていかれた感じでした。



勢いそのまま
06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 36
Real Madrid C.F. 3-1 Feportivo de la Coruna

マドリーの得点:セルヒオ・ラモス(29)、ラウル(57)、ファン・ニステルロイ(74)
デポルの得点:カプデビラ(55)

オ・フォルトゥナで入場する両チーム…って演出はいつから始めたんでしょうか。前からでしたっけ?

やはり今はチームの意志がひとつになって同じ方向を向いている。ファンの送る声援が選手に連動する。それが結果につながっているのが良いですね。
細かく見ていくと相変わらず簡単に攻め込まれるシーンがあったりもするんですが、高い位置からプレスをかけ、ボールを奪ったら前に前に。
今日よかったなあと思うのは、とにかくベッカム。右脚のクロスが冴えています。セルヒオ・ラモスとラウルのゴールにつながりました。今シーズン当初はW杯からの疲労と負傷を引き摺っていたためか、試合に出てもキックの精度は良くなかった。が、負傷だの干されるのだのでたっぷり休養し負傷が癒えたこと、気がつけばCL敗退で代表からも外されスケジュールも楽に。これが結果的に今の好調さにつながっているのではないかと思います。
それからラウル。全ゴールに絡んでいます。やはりこの選手の本職はデランテーロなんですね。こぼれ球でもなんでも粘って獲ってやろう、飛び込んでやろうという気持ちとポジショニングのセンスが生きています。まさにラウルらしさ。
あとは目立ったのがガゴ。一生懸命やってますね。まだ「すごく良かった」とか「効果的だった」とまでは言えませんが、試合を追うごとに慣れていっているように思います。時々試みるスルーパスのセンスがもう少し磨かれることを期待。
復帰以降少しミスが目立ちがちだったロベカルも気持ちの入ったプレイをしているし、ルートは6試合連続ゴール中ですか。ピチーチまっしぐら。こんな勢いが前半戦か中盤にもう少し出ていたら…と思わないでもありませんが、最後にぐいぐい押してくるマドリー。このまま行ってしまえるか。


36節終了
まずは今節の結果をすべて。
バレンシア 2-3 ビジャレアル
マドリー 3-1 デポルティボ
バルサ 1-0 ヘタフェ
ビルバオ 1-0 マジョルカ
セルタ 2-1 ベティス
ラシン 2-3 レバンテ
オサスナ 2-0 レアル・ソシエダ
レクレ 0-1 エスパニョール
ナスティック 0-2 アトレチコ
セビージャ 3-1 サラゴサ

これを踏まえて順位表。


今節の敗北をもって、ナスティックのセグンダ行きが決定しました。残り2試合で最大勝ち点6を積んでも、もうセルタにも届きません。今節勝利したセルタと敗れたレアル・ソシエダが勝ち点33で降格圏に並んでいます。4ポイント離れて15位ベティスと16位ビルバオ。ここまでがプリメーラの残留がかかっています。数字の上ではレバンテも勝ち点で並ばれる可能性がありますが、レバンテはセルタに1勝1分、レアル・ソシエダには1勝1敗(得点で上回る)。勝ち点で並ばれても直接対戦成績で上回るため残留確定となりました。おめでとう。レバンテはいいチームです。
そして上位。バレンシアが敗れ、マドリー、バルサ、セビージャは勝利を収めました。バレンシアはCLストレートインの上位2位にまで入ることが不可能になりました。ただしセビージャに敗れたサラゴサとは勝ち点差7。ということでバレンシアはCL予備予選からの出場権を手に入れたことになります。一応数字上は3位の可能性もありますが、CLに関しては同じことです。スポナビさん辺りを読みますと、ビジャレアル戦の敗戦でずいぶん荒れたりファンが文句をつけたりしたようですが、あれだけ負傷者の山を築いた野戦病院状態で、よくぞCL出場圏内まで持ってきたなあという気もします。満足はしませんが「良くやった」でもあります。
UEFA杯出場権は1ポイント差ずつで並ぶサラゴサ、アトレチコ、ビジャレアルの間で2つのイスをかけて争われます。

マドリー、バルサ、セビージャは、タイトルのためには残り2試合絶対に勝ち点が落とせません。次節はマドリーはラ・ロマレダでサラゴサと対戦、バルサはカンプ・ノウでエスパニョールとバルセロナ・ダービー。セビージャはマジョルカへ。ダービーとはいえ唯一カーサで戦うバルサが、気分的には有利なのではと思います。セビージャは好調を維持。残留も欧州出場権もかからないマジョルカとの対戦は、フエラとはいえこちらも少し余裕があるかもしれません。
正念場なのはマドリー。UEFA杯出場権がかかるサラゴサとの対戦は、彼らのカーサでもありビクトル・フェルナンデス監督の攻撃サッカーでもあり、いろいろな意味ですごい試合になると思われます。ちょっと守備のゆるいマドリーとあっては、打ち合いになること必至かもしれない…。各国代表にそれぞれ選手を送るため、両クラブのコンディション維持にも注目。