けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

先が良いのか後が良いのか

2007-05-20 22:21:32 | football
06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 35
Real Mallorca 0-1 Valenci C.F.

バレンシアの得点:ホアキン・サンチェス(89)

痛がるホアキンに無理やり乗りかかるのは誰だ。


答:ビジャ。でもホアキンは痛がりながら笑ってたんでたぶん大丈夫


この試合は変な見方をしてしまいまして(ネットでライブで前半だけ見る→HTで眠気に負ける→ON AIR!の後半途中で目覚める→残りを見る)試合全体についてどうこう言えないのですが、試合を支配しているのはどちらかというとバレンシアで、押してもいるけれど点が入る気があまりせず、かといって失点する雰囲気もあまりなく、エンパテするんじゃないか…という不安がある雰囲気の試合でした。でも終了間際にビジャからホルヘ・ロペスにつないで、おしゃれなヒールがホアキンの真ん前へ。苦手なフエラでまたもきっちり勝ち点3を拾えたことがとても重要だと思います。選手たちも、まだタイトルが狙えるというモチベーションが継続できる。結果がすべてです。とにかく良かった。バラハも復帰しましたが、やっぱりバラハいいですね。いいときのウーゴ・ヴィアナもそうですが、ピボーテの1枚が攻撃に関われると攻撃の厚みというかバリエーションが一気に増える気がするのです。
最近ビジャが、点を取ろうと一生懸命になりすぎて前線がうまく回ってない気がします。というかビジャが動きすぎて肝心なときに肝心な場所にいないというか…。もちろんアングロと組む場合、モリエンテスと組む場合でビジャの役割は変わるのでしょうが、ちょっと良くない感じがするなあと。ビジャの責任感から来ていることだと思うのですが…得点が入ればまた変わるとは思いますが。

バレンシア、これで実は暫定3位。本日行われる上位3つにプレッシャーをかけます。


残りの3つのうち2つ
17時~ デポル vs セビージャ
21時~ アトレチコ vs バルサ

今日は上位3クラブ、いずれもフエラでの試合になります。デポルvsセビージャは10日ほど前に国王杯のセミファイナルで対戦したばかり(セビージャの勝利)。デポルは国王杯はリアソールでも敗れているため、今回がリベンジのチャンスとなります。デポルは、悲しいことに一時期のスーペル・デポルの勢いは見られなくなっていますが、今シーズンは守備が堅い。失点数だけで言えばリーグ4位の少なさです(ただし得点は一番少ない…)。得点数リーグ2位のセビージャをどう抑えるか。抑えてくださいがんばれデポルー。

アトレチコvsバルサは、バルサにとって残された試合の中では一番大変な試合になるかもしれません。なぜかバルサに強いアトレチコとフェルナンド・トーレスが相手になります。しかもフエラ。バルサに勝てばマドリーの援護射撃になってしまうのでアトレッティは複雑かもしれませんが、密かに応援しています…あまり期待しすぎない程度に。

首位様
19時~ レクレ vs マドリー

いつまで「首位」と言っていられるかわかりませんが、マドリーもフエラでレクレ戦です。レクレ戦といいますと、記憶の底に抑圧したのですが、昨年末最後の試合。ベルナベウで0-3でしたっけね…。現在7位につけるレクレ、UEFA圏内を狙ってモチベーションも高く厳しい相手になるでしょう。
カーサで大敗した相手ということでマドリーに苦手意識が生まれていないといいと思いますが、選手のコメント等を見ると、侮れない相手と警戒感を高めてくれているようなので、メンタル面では心配はなさそうです。というか今シーズンのここ一番のマドリーのメンタルの持って行き方はかなり良い感じがしてますし。
問題は純粋に戦力面。前節サスペンションだったベッカムとロビーニョが復帰、カペッロは前線の構成に苦労していることだと思います。それ以上に問題なのがドブレ・ピボーテの組み合わせ。数日前の記事に書いたとおり、筋肉を負傷したエメルソンは結局間に合いませんでした。ガゴが復帰しメンバーに入りましたが、金曜日の時点でまだ別メニューでランニングしていたくらいなので、試合に出てくるのは厳しいかもしれません。現時点ではピボーテはディアッラとベッカムの組み合わせになるとの予想が多いようです。ベッカムには幸か不幸かピボーテ経験がありますし、命じられた仕事を忠実にこなすという点ではベッカムはパーフェクト。いつもほどのディアッラの攻撃参加は見込めないでしょうしディフェンスに危ないシーンが出てくるのは覚悟の上で。
バックラインは右からミゲル・トーレス、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ロベルト・カルロスの予想がMARCAで出ています。el mundoは右をシシーニョにしていますが、前節シシーニョ&ロベカルのSBでサイド総上がりで後ろがすっかんすっかんになってしまったこと、フエラであることというのを考えると、シシーニョかロベカルのどちらかはベンチでしょう。個人的には右セルヒオ・ラモス、中がエルゲラとカンナバーロの方が良いと思うのですが…。エルゲラに関しては、出場時間とお給料の問題(45分以上出場する試合があと何試合か増えると特別ボーナスか何かを支払う契約らしいです。詳細不明)というこの期に及んで何を言っているのかという問題がちらつきますので、現時点では微妙。
ピボーテがディアッラとベッカムで、前はロビーニョとイグアインのサイドにラウルとファン・ニステルローイ。MARCAで言われていたように警告リーチのルート、とりあえずシャツ脱ぎだけはしないでください。