けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

可能性あり

2007-05-24 21:37:25 | football
本日のトレーニング。モリエンテスは全体練習をコンプリートできたようです。明日のトレーニングもうまくこなせればそのままビジャレアル戦の召集に入れるかもしれません。水曜日までは理学療法とランニングのみでしたから今週末はかなり難しいのでは、という懸念がありました。が、なんとか間に合うかもしれません。

他のグッドニュースは、ここ数日全体練習を離れていたシルバ。まだ回復中ですが、経過は良いようです。
逆に気になるのはビセンテ。今週全体練習に合流したビセンテでしたが、やはりまだ違和感がある様子。全体とは別のトレーニングを実施したようです。

久しぶりにインタビュー当番がモリエンテスに回ってきました。


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モリエンテスはビジャレアルとのデルビーでプレイする準備が出来ている。モリエンテスは、リーグ戦の最後まで「戦う」ためにロッカールームが活気づいている、その雰囲気をみなぎらせ続けている。なぜなら”トルティージャ(スペインオムレツ)をひっくり返せる時がある(状況は変わり得る)”のだから。

フィジカル面について
先週のトレーニングは負荷をかけ、それで理論的に試合に間に合うと思っていたが、水曜日を過ぎて違和感のある箇所が再発した。それで今週は別のやり方をすると決めた。できるだけ負荷をかけないトレーニングを始めた。今日のように、全部(のメニュー?)をするのではないようにね。明日は全部をこなすつもりでいるけれど、今の感触はとても良いよ。

プレイする見込み
今日の時点で僕がプレイできると思っても、怪我というものは日によって良かったり悪かったりする。僕が唯一待ち望んでいるのは最終的な決定。今日の感触と今週全体のフィジオとのトレーニングは良いものになっている。

最近の怪我について
監督には話したけれど、僕にとっては良いことだと思ったので僕は負荷をかけていた。負傷すると負荷をかける必要がないことがわかる。それでより経験を積むことができるし、同じような怪我をしたときにその機能を理解していることになるから。でもこの感覚は同じだった。最初に負傷したときと、先週再発させたときと。僕はトレーニングではできるだけ注意するように努め、今日もそうしていた。先週もそうしていたんだけれど、この大腿部内転筋の負傷については半分は不運だった。うまくいかなかったのは、僕が最大の力を出したからでも負荷をかけたからでもない。僕たちは週の半分までは、週末にいけるかどうかを知るために、どんな感覚かを見る必要があったんだ。

リーガの夢
現時点でそれが夢であっても、まだ僕たちは現実のものとして話している。だって僕たちは4ポイントしか離れていないからね。そしてチームには希望の空気が息づいている。最後まで、決まるまで戦うこと。それまでは立ち止まる必要はない。僕たちはリーガだけではない多くのコンペティションで何度も状況が変化するのを見てきている。僕たちは最後まで戦って、出来る限り多くを手に入れるつもりでいる。ただ現時点で優勝はとても厳しい状況になってはいる。上に3ついるからね。

上位へのプレッシャー
いつも言うように、僕たちはライバルのことを考えてはいない。他のチームもそうだろう。でも他がどうなっているかを横目でちらちら見る必要もあるだろう。僕たちは彼ら次第だから。彼らの試合の前に僕たちが試合をして勝っていればそれはとても良いことだ。バレンシアが勝ち点3を取ったということを知ってからライバルチームたちが日曜日に試合をするなら、それは彼らにとってちょっとプレッシャーになるだろう。つまり、僕たちは自分たち自身のことだけを考えなければならないけれど、明らかに他のチームがどうなっているかにも注意を払わないといけないし、彼らがポイントを落として僕たちがポイントを加算できるようにと願っているんだよ。

ビジャレアル
ビジャレアルも彼らの悪い時を切り抜けたね。今は両クラブともに良い状態にあると思う。クラブにとってもファンにとっても良いことだ。こういうときのデルビーはいつでも楽しめるものになる。そして最終的には、明らかに勝ち点がメスタージャ側に残るはずだと期待しているよ。

代表
今週は代表のことについては考えていなかった。週末に試合が出来るように、フィジカル面が100%になるようにしたいと思っている。最近の4試合出場できないでいたんだ。自分が良い状態であるという良い感覚を持ちたいよ。もし最悪の状態で代表に行くとしたら、現時点では僕はそれ以上のことは要求できない。

ホアキンについて
バレンシアには代表に行く、代表にいくことができる多くの選手がいる。全員が行くことはないかもしれないけど、でもホアキンは良い状態にあるし多くのオプションを持つ選手だ。それに監督はホアキンのことを注意しているしね。確実に彼は監督の考えの中に入っているだろう。

ブリーフケース
僕は13年間サッカー界に身をおいているけれど、これまで見たことがない。

CLファイナル
試合は見ていなくて、ハイライトを見たよ。元リバプールの選手としては辛いことだ。でも対戦したのはミランだった。ファイナルがとても良いものにならないのはよくあることだ。
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※かなり適当です。バレンシア公式のインタビュー記事は一問一答ではなくて要約して載せることが多く、従って理解を助けるような枝葉の発言が削られたり、文や意味の切れ目がわからず、実際の意味が取り辛い(と思う)。内容も誤解される可能性が出てきてしまいますね。「最近の怪我について」の部分なんて私のブラウザでは11行もあるのに、途中にピリオドが1個もないのです。11行あるのにひとつの文。こんな文章を私が書いたら、うちの教授先生に破門されかねません。
一応ひと通り載せましたが、もう少し詳しく知りたいところです。AS辺りが一問一答形式で記事を作ってくれるか、にほんごMARCAに記事が載るか、…と期待しています。


補足:ブリーフケース?
公式サイトであるゆえに詳しく載せることができなかったようですが、「ブリーフケース」はスペインでは最近注目を集めているニュースです。何かといいますと、リーガ恒例、終盤のお小遣い合戦。にほんごMARCAにも関連記事がいくつかありましたので参照を(ベルドゥ@デポル, コテロ@ヘタフェ)。
たとえば今週末マドリーと対戦するデポルにいつも以上にがんばってほしいバルサが、「勝ったらボーナスをあげるよ?」とデポルの選手たちに申し出ること、たとえばバルサと対戦するヘタフェの選手たちにマドリーが勝利ボーナスを提供すること。ブリーフケースは要するに、ちょっと価値のある紙の束が詰まったもの。
(チーム名は仮です。実在のチームとは関係があるかもしれないしないかもしれないし)

実際にあるかどうかは知りませんよ。何年も前から幸谷さんが時々話題に出してはいましたけど、あくまでもあるかどうかわからない話です。
ただ、これまではリーガの皆さんも基本的に知らないふりをしていたと思うのですが、さすがに他のリーグではありえないことかもしれないと気づき始めたらしく、今シーズンは「これはやっぱりイリーガルかな…」なんて感じのボケた記事が出てたりで話題になっております。モリエンテスもインタビューでこの話題をふられ、けっこう話しているんですが公式に相応しくない内容と判断されたらしく大幅にカット。その内容をASから。

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「13年間サッカーの世界にいるけれど(ブリーフケース問題に)僕は今まで関わったことがない。でもいつもシーズン終盤にはなると何かが起こるね。いつも言うことだけれど、チームが何かのために戦っているときに間に入り込むものはないよ」とモリエンテスは断言した。彼の意見によると「この話題について多くが話されるところを見ると、存在するに違いない」。そしてどこが受け取っているかは知らないとしながら、「言ってはいけないってわかっているんだろうけどね」と笑いながら言った。
試合の結果に折り合いがある可能性について、モリエンテスはチームの「プロフェッショナリズム」を信じていると述べた。しかし「カッコで括るような偶然、そんなことが起きるのが多すぎる」。「こういうやり方で試合を得るかどうか決めるのはそれぞれの良心だ。良いやり方ではないのだから。でもシーズンの終盤にはあることだ」と付け加えた。
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賄賂になるんでしょうか…リーガ・エスパニョーラ。

翻らない

2007-05-24 00:26:56 | football
ASより、ロベルト・カルロスの記事


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11年間白いユニフォームを身にまとっていたロベルト・カルロスは、レアル・マドリーとのお別れをし始めた。まずはマスコミと。レストラン「Casa Juan」でランチを取りながら、ロベルト・カルロスはレアル・マドリーを退団することを改めて確認した。今シーズン中に次の行き先は決まらないであろうが。

「辛い思いで出て行くんじゃないよ。レアル・マドリーに在籍している間中、僕は誰との間にも問題はなかった。ただ数多くのタイトルがあるだけだよ。
11年間、僕はレアル・マドリーのユニフォームを身にまとっている。あらゆる敬意に感動しているよ。長年にわたる僕の一線のキャリアはここで終わるのだから。招待したマスコミの友人皆さんにさよならを言いたい」

チームメイトのシシーニョが、ロベルト・カルロスはレアル・マドリーに居たいはずだと述べた数時間後のことであったが、ロベルト・カルロスは笑いながらこう言った。
「シシーニョともうひと揉めして、それ以上言うなって言ったよ。僕が決めたことだ。6月の17日、僕はレアル・マドリーでの最後の試合を終える。リーグが終わるときには僕がどことサインできたか言えるように祈ろう。唯一言えるのは、少なくともブラジルにはまだ戻らないだろうということだね。ヨーロッパとアラブ首長国連邦のクラブからオファーを受け取っている。オファーをくれたのは16チームあるけれど、ブラジルにはまだ戻らないと思うよ」

ロベルト・カルロスは、レアル・マドリーに残留しない理由を語りたがらなかった。
「残留はしないよ。ここにいたのは11年間だ。ブラジル代表と同じように、マルセロとかミゲル・トーレスのような若手選手に道を開く時が来たんだと思っているからね。僕は34歳だ。僕がレアル・マドリーでプレイして手にしたのと同じ幸運を、若手選手たちが手に入れ始めることが重要だと僕は思うんだ」

ロベルト・カルロスは、リーガのタイトルを手にしてレアル・マドリーを離れるつもりだと語った。
「それは僕たちしだいだね。アトレチコに勝利したバルサは再び自信を取り戻した。でも僕たちがタイトルを獲るんだよ。僕たちはそうであるべきクラブだからね。それから、カペッロが残留するか辞めるかはわからないね。彼は61歳で、人生で彼自身が何を望んでいるかを理解している。僕の考えは、カペッロは世界で一番の監督として続けていって欲しいと思っているよ。彼がここまでやってきているようにね。世界中のすべての幸運がカペッロの元にありますように。だって彼は1996年に僕をレアル・マドリーに連れてきてくれた人なんだよ」

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退団の意思はもう翻らないようです。マドリーのロベルト・カルロス、あと3試合。


余計なことを言わないようにイエロに口封じされたロベルト・カルロス