けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

7時間X6日

2010-02-04 21:57:27 | football
リハビリがんばってるよ
というペペの様子が、ASや公式に出ています。一時期の思いつめたような表情よりは、ちょっと血色良くなってる感じがする。ASにあった、ペペのリハビリはこんな感じだよ、という短い記事を。
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10時30分:バルデベバスに到着。松葉杖が取れて以来行っている、リハビリの第2段階がスタート。
10時40分:ロッカールームでは、メディコや理学療法士が膝の状態を調べ、メニューのレベルを決定。
11時00分:痛みの緩和および筋肉強化のために、電気的療法を適用
11時30分:理学療法士が、負傷した関節、膝蓋、傷の箇所に動きを加える。負傷箇所が固化するのを防ぐため。
12時00分:アイソメトリックトレーニング(運動せずに筋肉を強化する)、続いてアイソトニックトレーニング(関節を伸長させる動きを加える)
12時30分:寒冷療法。炎症を緩和させるため、氷と圧迫をかける
13時00分:膝を水中に入れて、動きを加えたりストレッチさせたりするトレーニングをするため、プールへ。最初は深さ3のプール(単位がわからん)へ。その後、通路状のプールで歩いたり走ったりする。横では、メディコたちが生態力学的に右膝の動態を視覚化し観察する。最後はウォータージェットで、膝蓋の機動性のために圧をかけ、膝周辺の筋肉の負荷を軽減する。
14時00分:ジムに移動、他のフィジカルレベルを落とさないため。
14時30分:自宅へ。自宅ではさらに3時間のトレーニングを行う。
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これを週6日間毎日。本来なら、身体中の筋肉を使って走り、ジャンプし、ボールを追いかけている人が。本当に、1日でも早く終わりますように。辛すぎるよこれ…。



君だけは
本日のトレーニング、一番大きなニュースは、ラスとファン・デル・ファールトが全体トレーニングに合流できたことでもいいし、グティとメツェ、ガライが室内トレーニングでもいいけれど、個人的には何よりも、アルベロアが保健室行きになったこと。今、欠場したら一番困る選手といったら、他の誰でもなくアルベロアだと思う。しかも、メツェもガライも、今の感じではエスパニョール戦に間に合わなさそうな感じですし、そこへアルベロアまで欠場したら、最終ラインが終了してしまう。一応、「膝の打撲で、真綿に包まれている状態(過保護されてるという意味)」で、エスパニョール戦には間に合うだろうということなので、そんなに深刻な心配ごとではないかもしれませんが。
で、さらっと流してしまいましたが、負傷を引きずっているガライは別として、グティとメツェのフィジカルの問題が何なのかは、まだわかりません。大丈夫か…。
昨日8人も呼ばれていたカンテラーノスですが、何か落としどころが悪かったのか、本日呼ばれたのはペドロ・モスケラただ1人。カンテラについては、下の記事訳もどうぞ。


最前列(左から):ラウル、ラフィ、グラネロ
第2列(左から):モスケラ、アルビオル、シャビ・アロンソ
後列(左から)ガゴ、イグアイン、セルヒオ・ラモス、ラス&ベンゼマ
右の塊:カカとクリスチアーノ・ロナウドとディアラとドレンテとマルセロ

たぶん。


バランスよく
デポル戦でのバルダーノの発言以来、カンテラ問題でチクチク批判されているペジェグリーニ。個人的には、デポル戦の選手起用法は仕方なかっただろうと思うのですが、でもまあバルダーノがああ言ってしまったからには、いくつかの点でクラブ側の思惑に沿ってないんでしょう、ペジェグリーニが。ラウルとグティをデビューさせ守り続けている(と思えないことも多々ありますが)バルダーノにしてみれば、次代のマドリーを担う選手はぜひカンテラから、という思い入れもあるんだろうし。ということで、プブリコからこんな記事
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「あなたの名前は? それで普段はどこでプレイしている?」 これは(驚いたことに)、昨日カスティージャからトップチームのトレーニングに呼ばれた8人の選手のうちの何人かが、他でもないバルデベバスのピッチに入った際に、ペジェグリーニの口から最初に聞いた言葉だ。このチリ人監督は、ラ・コルーニャでの試合に召集した4人のカンテラーノスを誰もデビューさせなかったことで、ホルヘ・バルダーノから公然と批判されていたが、彼のボスの(バルダーノの方が上なのか)指示に注意を向け、下部組織から多くの選手を呼んだ。しかしながら、見たところ、どうやらこの治療法は病を悪くさせたようだ。
選ばれたのは、ファン、ナチョ、クリスチアン、ルイス・エルナンデス、ベラージョス、マテオス、モスケラ、ラウル・ルイス。最後の3人は、ロドリゴと共にリアソールに招集された。カンテラの選手たちの名前とポジションがわかると、ペジェグリーニはビブスを配り、選手たちを分けた。ベラージョスは、トレーニングが始まってから最後に合流した。

ペジェグリーニの無知ぶりは、ナチョを除く(既に今シーズントップチームとのトレーニングの経験がある)若手選手たち全員をまごつかせるものだった。クラブは、カンテラのチームから今シーズン誰もデビューしていない理由は、ペジェグリーニが彼らを知らないことに尽きると主張している。ただ、カスティージャのチームは、今シーズンは輝くことができていないのだが(セグンダBで9位)。
これほど多くのカンテラーノスが参加したのは、トップチームの選手が何人か欠けているからという理由だけではない。他のトレーニングの機会には、この日以上に負傷者が出ていても、ペジェグリーニは下部組織から選手を呼ばなかった。いま負傷リスト入りしているのは、ラス、ファン・デル・ファールト、メツェルダー、ガライ、そして長期離脱中のペペだけだ。負傷を引きずっていたイグアインとディアラだが、この日は通常のトレーにニングを行い、土曜日のエスパニョール戦にも間に合いそうなのである。
多くのカンテラの選手が混じったトレーニングの後、プレスカンファレンスに姿を現したのは、この事態を最も良く解説できたグラネロだった。「カステイlージャからマドリーの間には、本当に急激な変化が存在する。ある日、とんでもない素質を持った選手が直接トップチームに入ってきてプレイできることがあるかもしれない。でも、マドリーにいるということは、非常に高いレベルにいなければならないということだ。カスティージャでは、十分な成熟に到達できない。」と、マドリーのトップチームに至るまで、ヘタフェで2シーズンを過ごしたエル・ピラータはそう言った。「この2つのステップを間に挟まなければ、ここでプレイできなかっただろう。」
それでも、彼の成長はそこで止まらなかった。なぜなら、今シーズンも半ばまで来てグラネロが言うのは、「これまでの何年かよりもはるかに多くのことを、マドリーに来て学んだ」からだ。グラネロは、ペジェグリーニが若手にほとんどチャンスを与えていない、とは考えていない。そして、彼自身はカスティージャ時代に、トップチームとは「1回か2回」一緒にトレーニングしただけだったことを想い出している。
(後略)
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