けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

見たとおりですよ。

2010-02-17 08:02:02 | football
先発を見て絶句した。特別な相手だからといって、いつもと違う手に出たところで、ろくな結果につながらない、という不安はまさにそのとおり。選手も酷かったけど、なにより采配が最悪。今シーズン、ここまでなにを考えてやってきたんだろう。

とにかくまず、なぜディアラ。この試合でラスとシャビ・アロンソが黄色もらって、同時にサスペンションになるのを避けたかった? 中盤の機能は犠牲にしても良かったのか。
シャビ・アロンソとディアラの組み合わせなんて、今期ほとんどないはず。リーガで良い結果につなげていたアロンソ1枚底でもなく(これは危ないだろうけど)ラスとアロンソでもない。解説の名波はディアラの守備を褒めていたけど、自分のポジション付近にいてボールを追っているか無難なパスを出すだけで、それ以上のことは何もない、としか見えなかった。あとは最後の5分か10分で攻撃に目立ったくらいか。よく動くガゴの方がまだ良かっただろう、と思う。そんなにチリ人はアルゼンチンが嫌いか。
それからマルセロの左ラテラル。そもそもこの何試合かでマルセロを左ラテラルに置いていたのは、ガライが負傷してセントラルがいなくなったからでは。マルセロの守備に難があるのは、監督ならよく知っているはずだと思いましたが、何とかなると思ったらしい。前半は左サイドばかり攻められていましたね。左の救援にシャビ・アロンソも行くから、中盤はぐちゃぐちゃで組み立ての余裕もない。シャビ・アロンソ自体、パスの質も今日は酷くて、なにをしてるんだかという感じでしたが。
後半頭からガライを入れて最終ラインを立て直したものの、マルセロが下がってしまった。これもがっかり。1枚前に上げて左のサイドで攻撃的に使えば、もう少し攻めのバリエーションもなんとかなってただろうに。
前の方では、カカがリヨンの守備に張り付かれ、ボールを持ってもロストする、の繰り返し。攻撃の起点としてカカにボールを預けても、ボールを持ったカカにサポートがなく、それ以上につながらないのだからどうしようもなかった。そもそもカカも、いつもどおり後半途中でガソリンが切れる(個人的に目安は60分頃だと思う)。マークにも張り付かれてるし、代えてもいいポジションだと思うのだが、この試合はラフィもグティもいないのでした。攻撃に変化のつけようがなかった。
他に交代はFWの入れ替えだけで、1枠余らせたまま終了。ラウルすら出さずに。これは、1-0で良かったと思えってことですか。もっともあんな試合で1失点で済んだのは、まだ運があるってことかもしれませんけどね。

怒りのまま書くと、こんな感じですよ・・・。


ホルヘ・バルダーノ:「チームは酷いパフォーマンスと悪い印象を見せた」(いろいろなサイトから混ぜ合わせて)
「全体に、酷い夜になった。特にこの結果について。事実、我々には試合中に浮き沈みがあったが、我々のものとなる時間はまったくなかった。この結果は我々に、最大限の集中を強制するものだ。なぜなら我々は、たった1つのミスをする余裕もないのだから。」
(次節アロンソとマルセロの欠場について)「試合に流暢さを与える重要な選手を失うことになる。しかし我々には十分な選手がいるし、今日よりは良いプレイをするだろう。」
「1時間に渡ってリヨンはピッチを空にしていた上に、最後の25分か30分間はハーフピッチの試合だった。しかし長い時間に渡って、我々は特に中盤で、難しい状態だった。」