団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

男女関係も世の変化を招くのか

2008-06-23 06:52:23 | Weblog
ブログ立ち上げで多くの読者が見に来てくれたので、他のブログに書いた内容も掲載してみた。よろしく。
 秋葉原殺傷事件の犯人の加藤が、女にもてていればこんなことにはならなかった、と犯行の動機の一部を明らかにしているが、なにごとも人や社会のせいにする風潮に染まり、復讐に駆り立てられたのだろうか。
 その加藤の話ではないが、最近話題にされている世の変化のことだ。車が売れなくなっているという。スキー人口もがた減りでスキー場の閉鎖が取り沙汰されている。あるいは居酒屋にも変化が現れ、小綺麗で洒落た雰囲気ではないと流行らない。
 これらの共通項はなにかといえば、女性である。男どもが車を欲しがったのは、女性にもてたいからだ。その女性が車にあまり関心を抱かなくなった。欲しがる年齢は主婦となってからで、ワンボックスカーが対象だ。
 スキーもしかりで、女性がスキーに行かなくなったから、男も行かない。居酒屋の変化もそうで、女性に好かれない居酒屋は廃れている。
 つまり若い女性が関心を向けることや場所に男も群れ集うのが、ひとつのパターンではあるが、その男女が乖離している。
 グループとして行動するときに、女性だけのグループが増え、男が入り込む余地がなくなった。女性は女性同士の会話を好むようになっている。なぜかは、それだけ女性に関わる情報が氾濫し取捨選択する必要があるからだ。
 その女性が男と関わる場合は、男女関係と縁のない仕事の延長かサークル活動、そして1対1の恋人としてだ。となると、どれほどの男がそこから落ちこぼれることか。
 もてない男は、ずっと女性と関わりのない人生を送る可能性は高い。独身男の行き場がなくなっている。スナックや居酒屋で毎晩呑んだくれて、気がついたら40も間近というケースは多い。おっとこれは私の場合ではあるが。
 広い意味での男女関係が変わってきているように思う。モノが売れなくなっている変化も、こうしたことが一因でもあるだろう。 
 しかしその女性も自己実現のためには、金を惜しまない。現在は化粧やファッションなどの見栄えばかりが目立っているが、内面に目が向くこともある。
 周りの男どもは、その女性の変化をキャッチできるアンテナを日頃から磨いておく必要があるだろう。つまり、男も知的な鍛錬を怠ってはならないということだ。
 女性には異論があるかしもしれないが、これ以上書くと、変な説教になってしまうのでやめよう。それにしても、むつかしい時代になったことは確かである。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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