団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

プリンタの対応OS忘れた買ってしまって

2008-06-27 16:55:30 | Weblog
 プリンターを購入したことは前回に書いたが、フッと気がついたことがあって、慌ててカタログを見た。
 あっああ…、と思わず声を上げた。それは、マックのことで、こちらはまだOS9.2を使っている。それでいろいろな仕事上の書類を作っている。ところがキヤノンPIXUSiP3500の対応OSは10.×以上。9.×などはどこにもない。
 困った、と思うと同時に、自分のドジさに頭に来た。対応OSをチェックするのは、パソコンの周辺機器を購入するときには基本中の基本。それを怠った。
 マックは9.×はもう縁がなくなっているが、ウィンドウズの場合も98やMEの表記はなくなっている。一部の機種は両方とも使えるが、ほんの一部でしかない。
 OSメーカーと機器メーカーが結託していると思えてくる。対応機器がないのだから、OSを新しくしなさい、という声と、OSを新しくしないと、最新の機器が使えませんよ、という声が両方の耳から入ってくる。
 現在の仕事では、印刷所にデータ入稿をしているが、その印刷所がまだウィンドウズ98の環境にある。多くのデザイン事務所は現在でもマック9.×だ。新機能より、安定性を優先している結果だ。デザイン事務所や印刷所などは相互に連携しており、もしOS環境を変えるなら、全部変えなければならない。けっこうな費用がかかるものだ。
 そんな現場の実態があるが、OSはVistaへ、マック10.2×へ、どんどん進んでいく。ソフトメーカーも機器メーカーも、それに対応するのに精一杯だ。
 そうしたメーカーのできることは、ユーザーの切り捨てではなく、機能限定でもいいから、もっとも売れた98や現在でも主流のマック9.×は、最低でもフォローすべきではないか。
 機器メーカーほど、昔からのOSを使えるようにするのが良心であろうし、より多くのパソコンで機器を使ってもらえることにつながる。
 なんでも新しいものがいいわけではなく、ずっと使えるものこそ価値がある。60になった団塊の世代にとって、最新のOSより使いなれたOSで使いなれた機器を使うほうがありがたい。そうした高齢者対策をメーカーも真剣に考慮してほしいものだ。我々の世代から、もうデジタルデバイドはなくなると思っていたが、こんな調子では分からなくなってきた。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

 筆者の約60年間の人生を振り返りその思いを綴ったエッセー本「団塊の世代の世間話」(これで検索もできます)のホームページはhttp://www2.ocn.ne.jp/~danseken/です。アクセスをお願い申し上げます。