団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

いまさらながら大画面テレビで

2009-02-24 14:06:24 | Weblog
 桃源郷のオークションで37型テレビを入手したと書いた。フルハイビジョンではないのが残念だったが、まあ、納得するしかない。
 そんなわけで、いきなり37型大画面テレビと対することになった。テレビの画面について、いろいろなことを考えてしまった。
 たぶん、映画でもテレビでも、人の顔が見えやすい大きさに映るように撮っているだろう。映画では当然、大スクリーンで観ることを想定しているから、カメラはロングショットが多い。
 その映画を旧来のテレビで観れば、画面サイズにもよるが、人の顔は小さくなって判別もつけにくい。ましてシネマスコープサイズでは、ワイドというより横帯のような画面になって、かなり近寄らないと分からない。
 ところがテレビ用に撮ったドラマは、そうしたテレビのサイズを意識してか、アップが多い。ハイビジョンになって女優の顔の粗が目立つというのは、ちょっと違っている。高精細だけではなく、大画面テレビになったのに、従来の4:3サイズの画面で絵作りをしているからだ。
 家庭のテレビの平均インチは分からないが、4:3なら21~29型程度だろう。ところが薄型大画面テレビになって、32~42インチがほぼ平均になってきた。
 従来の撮り方では、人の顔のアップはドでかい顔になってしまう。つまり画面に映る顔の大きさが、女優の顔のしわを際立たせてしまうのではないか。
 そうなると、4:3ではない大画面テレビのカメラの撮り方というものがあっていい。映画、29型までのブラウン管型テレビから、薄型大画面テレビになってきたのだから、お茶の間の視聴距離にフィットした絵作りが必要だ。
 もうひとつは、横長ワイドで観ていて、ノーマルに戻すと、ものの形が上下に長いように錯覚する。うちのテレビではズーム、スーパービュー、フル、ノーマルなどの画面サイズがあって、どれが本当の形なのか分からなくなってしまう。ノーマルでは画面が小さくなってもったいない気がするし、かといってスーパービューで見ていると、両脇の人物が膨らんで見える。困ったものである。
 また放送局の放送画面も、アナログ、BS、CSでばらばら。BSのドラマは黒枠が出て画面はミニサイズになってしまうが、そこは37型だからまだ救われる。
 地デジになって、そうしたことが解決されるか分からないが、シネマスコープサイズの映画を多く観る人は、37型以上がお勧めだろう。
 
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