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団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

多すぎないか踏み間違いどこ

2011-07-31 08:56:56 | Weblog
 また津市でスーパーに車が突っ込んで人々をはねた。運転者は62歳の女性だった。原因はアクセルとブレーキの踏み間違いだった。
 最近、高齢者の運転ミスが多くなっている。要は、従来よりも高齢者が運転するケースが多くなっており、それで事故がクローズアップされるきらいがあるのだろうか。
 それにしても、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発している。どこかに欠陥があるのではないだろうか。
 かつてはクラッチがあって、踏むペダルは3つあった。2つを選ぶよりは慎重になりそうで、2つのに1つというのは危険かもしれないし、アクセルとブレーキの位置にも問題があるかもしれない。
 この問題をセンサーによって解決が図れないか。つまり2つのペダルの踏み方の性質は違う。アクセルはゆっくりと踏み込むが、ブレーキは緊急時は急に踏み込むことが多く、まずアクセルを思いっ切り踏むことはまずあるまい。
 となれば、アクセルを一定以上の力で踏み込む状態が起これば、車のコンピュータが踏み間違えたとして判断して、ブレーキがかかるように工夫できないだろうか。
 いまの車のセンサーなら、さほどむつかしい技術ではないし、高齢者用として謳えば、反対に安全対策車として、より売れるかもしれない。
 話をもっと発展すれば、計器の数字を大きくしたり、警告音を派手にしたり、後方確認のカメラの性能を上げたり、バックミラーをもっと見やすくするなど、高齢者用の工夫はいくらでも思いつく。
 かつて追突防止にセンサーをつけて、急激に近づく物体を検知したら、ブレーキがかかるようにできないか、と提案したことがあったが、スバルのレガシィーなどで実現している。
 燃費やハイブリッド、電気自動車と、そちらにばかり目が行っているが、やはり基本は安全対策の向上であろう。
 交通事故の新聞記事を見るたびに、加害者も被害者も人生が台無しになる。心が痛む思いがするが、それを少しでもなくすためにはメーカーの本気の安全対策ではないだろうか。
 私は結局、車を運転することはなかった。酒を呑むこともあるし、仕事で必要ではなかった。もし免許を持っていて、事故を起こしていればと思うとゾッとする。
 若い人はあまり車を運転しなくなってきている。我々のように中流社会の中で競争人生を歩んでおらず、自分の価値観に忠実なのだろう。いいことか、悪いことか。その答えはまだ待たなければならないが、右向け右の一面的な社会よりはましになっていくようだ。  

「60からのマイソング55」を配信中。。これまでヒットした歌を55曲セレクトしてエッセーにまとめまています。「はじめに・空に星があるように・知床旅情・書き終えて」などをサンプルとしてアップロードしてあります。ぜひご覧ください。「Web写真人」で検索できます。URLはhttp://shashingin.web.infoseek.co.jp