中国が武器輸出で世界第5位になったそうだ。お得意先は、パキスタンやミャンマーだとか。武器輸出のトップはアメリカで、次がロシア、ドイツ、フランスと続く。
先進国が武器を造り輸出をする。開発途上の紛争国が、血を血で洗う抗争や戦争を、それらの武器でドンパチやっているわけだ。国民は飢えているのに、虎の子の金を武器で使ってしまっているわけだ。北朝鮮はこれを核爆弾でやっている。
かつてこの欄で、日本でも武器輸出をやって、もっと外貨を稼ぎ、借金の返済に充てたらどうか、と書いたことがあった。どうして日本だけが、武器で稼げないのか。不公平ではないか。
むろん平和憲法があるからではあるが、日本だけが孤高を保っている理由なんかあるのだろうか。それは独善というもので、その平和憲法を維持していくのだったら、もっと声高に世界の武器輸出国に、せめてその拡大を阻止するようなアピールをすべきだろうが、あまりそんな話は聞いたことがない。
平和憲法も結局は自分たちを縛る内向き理念でしかないのだが、ただそんなアピールができるのは日本だけであろう。ノーベル賞だってダイナマイトで儲けた基金でやっているのだ。
武器輸出国が、武器の輸出を一斉に止めたら、世界平和は来るのだろうか。まあ、それほどおめでたくはないが、ただ大量殺戮は減っていくだろうし、戦う武器がなくなってくれば、槍や刀になるから、せいぜい戦死者は少なくなろう。だいいち身体が資本になるから疲れる。戦う気力もそうは持たなくなって、やがて平和が来るかもしれない。
日本がまずやることは、国際社会の世論を喚起して、武器輸出にブレーキをかけることではないか。同時に平和を唱える先進国の欺瞞性も暴くことだ。
アメリカ社会は国内にも多くの武器を抱えている。一斉に銃の販売中止、持たない、といったところまでいかないだろうから、せめて重火器の保有を止めて、護身用の22口径程度の銃に限る、といったことでも決めれば、かなりバカな虐殺は少なくなるだろう。
オールorナッシングではなく、なにかから止めていく、少なくしていく、という議論を高めることが、世界平和への道ではないか。
まあ、夢物語なんだろうな。まだみんなが核爆弾を持っているのだから。ただ使えない武器なのだから、これもブラックユーモアの類になるのだろう。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。
先進国が武器を造り輸出をする。開発途上の紛争国が、血を血で洗う抗争や戦争を、それらの武器でドンパチやっているわけだ。国民は飢えているのに、虎の子の金を武器で使ってしまっているわけだ。北朝鮮はこれを核爆弾でやっている。
かつてこの欄で、日本でも武器輸出をやって、もっと外貨を稼ぎ、借金の返済に充てたらどうか、と書いたことがあった。どうして日本だけが、武器で稼げないのか。不公平ではないか。
むろん平和憲法があるからではあるが、日本だけが孤高を保っている理由なんかあるのだろうか。それは独善というもので、その平和憲法を維持していくのだったら、もっと声高に世界の武器輸出国に、せめてその拡大を阻止するようなアピールをすべきだろうが、あまりそんな話は聞いたことがない。
平和憲法も結局は自分たちを縛る内向き理念でしかないのだが、ただそんなアピールができるのは日本だけであろう。ノーベル賞だってダイナマイトで儲けた基金でやっているのだ。
武器輸出国が、武器の輸出を一斉に止めたら、世界平和は来るのだろうか。まあ、それほどおめでたくはないが、ただ大量殺戮は減っていくだろうし、戦う武器がなくなってくれば、槍や刀になるから、せいぜい戦死者は少なくなろう。だいいち身体が資本になるから疲れる。戦う気力もそうは持たなくなって、やがて平和が来るかもしれない。
日本がまずやることは、国際社会の世論を喚起して、武器輸出にブレーキをかけることではないか。同時に平和を唱える先進国の欺瞞性も暴くことだ。
アメリカ社会は国内にも多くの武器を抱えている。一斉に銃の販売中止、持たない、といったところまでいかないだろうから、せめて重火器の保有を止めて、護身用の22口径程度の銃に限る、といったことでも決めれば、かなりバカな虐殺は少なくなるだろう。
オールorナッシングではなく、なにかから止めていく、少なくしていく、という議論を高めることが、世界平和への道ではないか。
まあ、夢物語なんだろうな。まだみんなが核爆弾を持っているのだから。ただ使えない武器なのだから、これもブラックユーモアの類になるのだろう。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。毎日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。