団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

政見放送にうんざり

2016-07-06 10:57:57 | Weblog
 参議院の選挙が近づいてきた。NHKなどのメディアは候補者の政見放送を流しているが、保守系はアベノミクス賛成、改憲とみんな似たり寄ったり。革新はアベノミクス反対、改憲反対と、これもみんなステレオタイプ。うんざりものだ。
 共通しているのは、金を遣うことばっかり。どこに原資があるのか知らないが、まあ、無責任ではある。票が欲しいから、甘い言葉で誘うのは昔から同じだ。
 まったく視点を変えて、もっと日本をダイナミックに変えていくポジティブな未来を描けないか。その実現のために、頑張る政治家が出てほしい。
 一例でいえば、自民党の全国区の青山繁晴は海の底にある燃える石のメタンハイドレードの推進者だ。事業化できれば日本のエネルギー事業が好転する。また油になる藻のオーランチオキトリウムも、実用化できれば日本は産油国になり得る。
 どちらも海があるからこその恵みだ。原発やめて、本気で地熱や太陽光、風力に舵を切って、産業構造を変えていくこともできる。
 IoTなどを活用して、多くのものが自動化していく。無人工場も夢でなく、そこで生産されるモノは自動運転のトラックに積まれ、需要者に届けられる。この流れにほぼ人間が関わる必要がなくなる時代がすぐそこだ。コストは安くなるが、労働の在り方が問われる問題もはらんでいるから、そう単純な話ではない。
 先日、テレビを見ていて感心したのは、植物工場。天候に左右されずすべてを自動化して収穫までしてしまう。まだ規模は小さいが、これを全国くまなく設置すれば、農業問題はかなりのことが解決する。ワンパッケージにして、アフリカなどの諸国に輸出すれば、その国の飢餓をなくすこともできよう。
 企業が絡んで取り組んでいるいろいろなテーマはあるが、企業が参入していれば、いずれはビジネスとして実現していこうが、まだ研究段階のテーマなどは、政治がリードして実現に向けてパワーアップすれば、事業化には何年も繰り上げできるのではないか。
 要は、国としてもっと儲かるビジョンを築くことではないか。これが本当の成長戦略になろう。そんな話は政見放送では触れもしない。夢のない国になるばずだ。
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