団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

いっそ汚染米の酒を格安で売ったらどうか

2008-09-18 11:39:21 | Weblog
 事故米、汚染米が、日本の食の安全に痛打を放っている。いろいろな疑問が浮かび上がってくるが、それを考えてみると。
 農薬やカビのはえた米を、なぜ輸入したのか。水際で検査して、返品できる仕組みになっていなかったのか。輸入して一部を検査して、その中の米が事故米だったら、その総量全部に事故米のレッテルを貼ってしまうのか。
 ここのところが分からない。次に事故米や汚染米は、その名の通り、期せずして起こることで偶発的なものだ。それでもずいぶんな量が買い取り業者に流れている。しかも安定的にだ。ということは、本当に事故米・汚染米だったのか、という疑惑も浮かぶ。
 ほんのささいなカビの発生でも、汚染米にして業者に便宜を図っていた疑いもあるだろう。
 その米が、醸造メーカーや食品メーカーに流れ、加工され食品になっていったわけだが、中には正規ルートより安く入れていたところもあろう。となれば、問題のある米ではないか、と疑ってもいいし、知っていた可能性は否定できないが、騙されていた業者も多いようだ。
 焼酎や日本酒のメーカーは、よく水や米が酒にとって命という。その命であるはずの米が、こうした米であっても、品質に問題が生じなかったのか。ということは、酒にとって、原料である米の質などは、どうでもよかったのか。
 飲んでいる客も、まったく気がつかないというのも面白い。それだけ酒の味などは、よく分かっていない、という通が多いものだ。あるいは酒の味に影響を与えなかったのかもしれない。じゃあ、山田錦はなんなんだ、といいたい。
 米は当然、玄米の状態で購入するだろう。玄米の表面に付着している農薬やカビは、精米工程の段階でとれてしまうだろう。だから、事故米であっても、精米段階では通常の米になってしまうのではないか。だからこれだけ汚染が広がっているのに、犠牲者が出ない理由でもある。
 そうした米の工程は知れ渡っているのだから、農水省などは当初、開き直っていた。しかし、ここまで不正転売が広がっては、責任は免れない。
 事故米も汚染米でも、それによって作られた食品は、毒入りギョーザのような致死量にはほど遠いものだろう。ならば、作られた食品を検査して無害ならば、超破格値で売ってしまってはどうか。
 いったんメーカーに戻し、検査したうえでメーカーの責任と購入者の自己責任で売買すればいい。定価の3割ぐらいなら飛ぶように売れるだろう。もちろん呑兵衛の私も買いたいところだ。捨てるよりはよほどいいのではないか。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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