団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

なんとかならぬか政治家のモラル

2020-01-08 11:10:35 | Weblog
 それにしても呆れるくらいの政治家のモラルの低下だ。IRに絡んでの収賄容疑なのだが、みんなしゃあしゃあと事実無根と息巻いている。それが検察に取り調べられて、あっさりと前言を翻すことも多い。下地議員は維新離党、議員辞職にも行くかもわからない。
 この政治家のモラルの喪失は、実は深刻な問題なのだ。政治家は選挙で選ばれた選良である。いわば国民の代表だ。それを多くの国民は個人的には別であるが、一般的にはあまり信じていない。
 その国民感情を政治家はこれまで放置してきた。特にお金の授受の不透明性は、政治家の独壇場で、なんでそんなにお金がかかるのか。給料をもらい、政治活動費も潤沢にある。そのうえ献金だ、パーティーだ、と騒がしい。
 確かに選挙に金がかかることは理解できるのだが、この時代なのだから、メールやウェブでアピールする方法もあり、選挙の仕方も時代とともに変えていく必要ある。実際、選挙民が政治家に期待することは、国家よりも地域の利益だ。その期待が金に変わり、政治家の腐敗を招く。
 こうした政治家を抱える国民は不幸だ。この不信感を払拭することが、いま政治家が真剣に取り組まなければならない課題ではないか。
 それには政治家個人の資質の向上もあるが、やはり政治家に関わる金の流れの透明性の確保であろう。
 多くは不正を働いても、個人献金で逃げることが多いが、個人献金を禁止する方法はないものか。この立法も政治家が決めるのだから、自分たちの首を絞める法律を通すわけはないか。
 つまり、政治資金規正法にして、やはりザル法となっている。政治家は公の存在である。そうならば、政治家個人、事務所、後援会などすべての収入と支出を公にすべきではないか。
 現在も表面的には行っているのだろうが、実態の把握はどうなのか。いつまで経っても、ポッポに入れる政治家は後を絶たない。
 なんらかの不正が公になった政治家は、それがグレーであっても、選挙では選ばない国民の良識が必要である。そして厳格な収支報告を続けていけば、いずれ政治家の信用は回復していく方向に行こう。テレビドラマで悪役の多くは政治家になっている現状を嘆くこと。そうした意識改革もまた必要だ。
 

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