団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

再びオーディオの話

2016-10-04 08:45:03 | Weblog
 またオーディオの話が続く。どんなCDがあるかと思い、いろいろと整理してみた。買った記憶もないCDもあって、あれこれと楽しめたが、ふっと気がついたのはMDだった。
 引き出しの奥に、50枚以上のMDがあるのを忘れていた。早速、それらを並べて中身をチェックした。ほとんどCDからのコピーで、そのCDは図書館から借りたものだった。
 それで、MDが聴けるのはケンウッドのラジカセしかないのだが、これはミニコンポのそばには置けない。考えあぐねて、ああっそうか、とまた気がついたのは、携帯型のMDプレーヤーがあったことだ。
 ホコリを払って買ったばかりのパイオニアのミニコンと接続してみた。音が出た。ただパワー不足で、MDの音量を最大にして、ミニコンは30ぐらいにボリュームを上げると、まずまずの音が出ることだった。
 これなら使えると、ミニコンのそばに位置を決めて置いた。そんなわけで、古くからあったCDもMDも生き返った。無駄にはならないものだ、となんとなく豊かな気持ちになってきた。
 こうなると、新しいCDが欲しくなる。最近は街中にCDショップがない。たまにバーゲンをやっているが不定期だから、やはりネットに頼らざるを得ない。
 ネットであれこれ見ていて、アマゾンのコマーシャルで、画面のど真ん中に昔好きだったジョージ・セルのベートーベン交響曲全集が表示された。値段を見たら2000円弱。ホントカー、と改めて確認した。確かにその値段で、ベートーベンのシンフォニー1~9番までが5枚のCDに入っている。 これは買い、とカートに入れた。明日届く。例えばカラヤンの同じ全集は8000円近ぐらいする。人気の問題もあるが、セルもカラヤンと肩を並べる。
 そんなわけで、ネット上の昔のクラシックのCDを見ていると、指揮者は昔のまんま。フルトベングラーやトスカニーニが依然として健在で、いかにクラシックの世界に革新が起きていないかを伺わせる。デジタル技術で音響は発達しているが、表現の進化は遅々として進まないのだろう。かえってそれが安心で聴き比べられるわけだ。
 じっくり聴くにはクラシック、BGMはポピュラーというのが私の楽しみ方だが、ミニコンポひとつ買って、縁遠くなっていたオーディオの世界がまた戻ってきた。
 何かに触発されることはあることで、ミニコンポを買って良かった、と思う。ちょっとしたことで新しい楽しみを発見する。それがまた何かにつながっていくのだろう、と思っている。
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