先日、香山リカさんと五木寛之さんの対談本「鬱の力」を読み終える。ブックオフの100円均一コーナーで入手したのだが、思った以上に当たりだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/ff/e3f5731ade926472f4aea6ae6cfc6ce9_s.jpg)
根がネガティブだからか引きつけられた箇所はたくさんあって、紹介したくてもなかなか上手くまとまらないのだが、少なくとも鬱っぽい感情を抱えたままで日々過ごすことは必ずしも不健康とか不適切とか、まあ否定的な感情だけで評価されるべきものでもないということが分かった。
儂なんか恐らくネガティブ思考の固まりで、どちらかというと器質的には変えようのない鬱っぽさを持ったまま過ごしているわけで、まあそれが普通でないとはいいきれない否定できないのだという見方もあるのだということが分かり、ほっとした。
五木さんの仏教的東洋的なものの見方を中心とした、現在の日本人の心の有り様を論じた部分は共感できるものが多かったし、香山さんの医学における精神疾患のアプローチの仕方、いわば医者がうつをどう見ているのかを説明した箇所はなるほどと思った。そしてメインテーマである「うつ病」とは違う「鬱」の力に注目し評価する必要があるというお二人の見方は、共感できるところ大だった。
信じるものは救われるかというと決してそうではないと、思う。夢は叶うものかというとそうではない。念じていれば花開くとはとても思えない。坂村真民さんとは逆のこと言ってますが(そういやあ近くを通ったのに行かんかったな記念館)、でも坂村さんの言葉は、そのまんま受け取ったらだめだと思うわけで。
やっぱ考えて考えて、そして動いていかねばと思うわけで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/58/ff/e3f5731ade926472f4aea6ae6cfc6ce9_s.jpg)
根がネガティブだからか引きつけられた箇所はたくさんあって、紹介したくてもなかなか上手くまとまらないのだが、少なくとも鬱っぽい感情を抱えたままで日々過ごすことは必ずしも不健康とか不適切とか、まあ否定的な感情だけで評価されるべきものでもないということが分かった。
儂なんか恐らくネガティブ思考の固まりで、どちらかというと器質的には変えようのない鬱っぽさを持ったまま過ごしているわけで、まあそれが普通でないとはいいきれない否定できないのだという見方もあるのだということが分かり、ほっとした。
五木さんの仏教的東洋的なものの見方を中心とした、現在の日本人の心の有り様を論じた部分は共感できるものが多かったし、香山さんの医学における精神疾患のアプローチの仕方、いわば医者がうつをどう見ているのかを説明した箇所はなるほどと思った。そしてメインテーマである「うつ病」とは違う「鬱」の力に注目し評価する必要があるというお二人の見方は、共感できるところ大だった。
信じるものは救われるかというと決してそうではないと、思う。夢は叶うものかというとそうではない。念じていれば花開くとはとても思えない。坂村真民さんとは逆のこと言ってますが(そういやあ近くを通ったのに行かんかったな記念館)、でも坂村さんの言葉は、そのまんま受け取ったらだめだと思うわけで。
やっぱ考えて考えて、そして動いていかねばと思うわけで。