きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

暗転、幕間

2013-09-22 15:31:11 | 徒然に2010-2013
何で犬ごときに、と自分でも思いますが、ビョーキみたいなもんなので。

昨日今日と前かごに2号を乗せ、散歩ができました(というより強引にしました)。

貧血(?)の数値はまだ10%台で、そんなに明るい見通しがある訳ではないです。加えて、右半身は思うように動かせていません。一時やばかったときに何らかの後遺症みたいなもんが残ったのかもしれません。

本当のことをいえば、立って動けたらいいがなあと思いますが、あのまま見送るようにならなかっただけマシかと思えるようになりました。この先多分そんなに時間はないのだろうけど。

二週間前、急激に回復に向かっていた途中で症状が急変し、家人が気付いた時には、苦しそうで手の施しようがないような感じでした。その日の昼は自分でトイレに行っていたのに、です。
もう病院は閉まっている時間で、いつもの病院以外のところも探してはみましたが、これまでの投薬の経緯とか分からないまま重症の状態で見てもらうのもどうかという感じで。呼吸が段々きつそうになって来たので、急いで外出しているムスコを呼び戻しました。ムスメの膝の上、意識も混濁しているかのようで、自然にみんなで2号の名前を呼んでいました。

そして。

その日から一週間。表情ははっきりし、ようやく食べれるようにもなってきましたが、立つことができないでいました。

穏やかな表情をみながら、これで良かったはずだがと思いつつも、本当に処置をすること自体が良かったのかと逆に考えてしまいました。24時間付きっきりで看ることができるわけなどないし。家族が集まっていたから、このまま「見送る」ということもヨメさんは考えていたようです。今は「向こうに行きかけてたのを呼び戻した状態」だと。そう言われれば、それは確かにそうで、犬は犬の生き方、終わり方があるということでしょう。自分の感情だけでなく、当人(人ではなく犬であるが)の気持ちを考えるとどうなのだろう、と。
呼吸がまだ速く(肺に水が溜まっているらしい)、きつそうですが表情は穏やかそうに見えます。通院、投薬は続いていますが、立てないこと以外は、日常を取り戻しつつあります。

そして二週間。時々半身起こすようになりました。

気分が良いときではなく、水かトイレかの時のようです。犬はどんなに重症でもトイレは自分で行こうとするのだと、よその犬の様子を見ているヨメさんが言います。そのサインに気付き、うまくタイミングが合えば、庭で用を足すことができました。でも立てないので、寝っ転がったままでするわけで。その処置が終わるとやれやれという感じで横になります。決意も決断も覚悟もしたけどなあ、結局どうなんだろうという気持ちはあります。
寒くならないうちに、せめて自転車の前かごに乗れるぐらいになったらいいがなあ、と単純に思いました。それぐらいになるまでは、まだ見送りたくないなあと。

で昨日。

2号が何を考えているのか分からんけど。儂自身は、全く後悔していない訳ではないしまだ迷っている部分もあるし。

1号と4号もどう思っているのだろうかと。

ただまあ、3号は「まだよ」って止めてくれたのだろうと、勝手に思っています。

すみません。こんなのアップすんなよと云われそうですが。こんなの聞かされても、相槌打ちようがないですし、ねえ。
何で犬ごときに、と自分でも思いますが、ビョーキみたいなもんなので。ご勘弁を。