きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

奈半利へ

2015-10-14 20:20:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
JRバスの早割の恩恵に与る。かねがね行ってみたいと思っていた高知東部。今年、高知東部博というのがあるらしいが、それとは関係ない。

高速バスの到着時間がわずかにJRにかみ合わず、まずはここから後免というところまで走る。

バスが来た道を少し戻り、程なくして東へ。

遠くに見える高速道路が気になったか。自転車の人は関係ない。いつもと違う道を走っている時は、何かしら引っかかるものがいつもとは違うようで、後で考えれば何でこんなところで立ち止まったのかと思うことがしばしばある。

狭い道に入る。

大きな川に出る。下調べでは、最短ルートではないがバイパスを走るのも何だかなあなので、このまま川の方へ。ただ、次の電車の時間は決まっている。気は抜けない。

振り返る。遠くにバイパスが見える。空は曇天。

川を渡る。

広い道の歩道を走る。周りは田圃。

まっすぐ走っている筈なのに突然道が狭くなる。やや古くからの街か。

再び道が広くなり、大きな交差点を越えると、まっすぐ行けるはずの道が、こんなに狭くなる。この先行き止まりになったら時間オーバー。ドキドキしながらまっすぐ行く。

くねっと右に曲がってから道が広くなった。坂道。

坂を下り、先を急ぐ。駅はもうすぐの筈。

最後の最後まで道に迷いつつ一旦ゴール。ここまで約9キロ。ここまでを別項にしても良かったか。何でもないような道だが充分面白い。

ここからは「ごめんなはり線」でワープ。

Tシャツを換え、ホームに降りる。まだ3分ぐらいはあるが、切符買うのとかもいれるとこれぐらいでカツカツだろう。

あれか?

ちなみにここまで。以前のタイガースのキャンプ地。

約40分。思ったより距離があるな。

ここから再スタート。予定ではだいたいハーフぐらい走ればいい筈。

この線の駅はほとんどが高い位置にある。駅を降りる。

国道に入り安芸市内へ。

市内から少し寄り道。北へ。

道が狭い。その狭いところに古い家、古くからの家並み。

で、まだかなと思いつつ走っていたら見えた。

野良時計。ヨメさんと来たことがある懐かしの場所。いろんなことが落ち着いたら改めて来てみたいなあ。

で市内に戻る。行きに気になっていた線路沿いの喫茶店。まんまる。

でっかい家が売りに出されている。そういう街でもある。

これも懐かしのホテルタマイ。タイガース御用達でもある。

こういうのを見ると、外海が近いことがよく分かる。

この辺りは、国道から海が近い。

ごめんなはり線の線路。昔ヨメさんと来たときは、走っていなくて、これこのまま使われないんじゃないかと思っていたが。

高知は、ローソンが強いわけではないのだろうが。こういう店の出し方、聞いたことがある。一つは地元のフランチャイズとかオーナー店でもう一つが本社直営。売り上げがいいと、本社がそういうことをするらしい。

この辺りは高架ではない。海の近くの踏切。

ここでどうしてシャッターを押したのかが今となっては分からないが、こういう何のひねりもないところが割と引っかかったりするのは確か。

線路の横を走る。

ここ久々に通るな。道の真ん中に大きな木。まだまだ安芸まで遠いなと感じる瞬間。

で、ここからはおすすめに従って旧道の方へ、というより昔はこちらがメインルート。

石垣の具合が、かなり昔っぽい。

でトンネルを横目に海の方へ。

海の近くへ。

小さな港である。

で港を後にすると、予定外の上り坂。一歩一歩。新道も同じぐらいの勾配はあっただろう。

でも坂を上るということは、いい景色に会えることでもある。

太平洋。

その直後にこういうのも見つける。店か何かか。

ちょっと風情があった辺りから、徐々に普通の道へ。これは悪い意味でなく。

でも、こういうふうにざっぱんざっぱんはいい。

普通の道のすぐ近くにあるのがまたいい。

山でよく見かける道路へのペインティング。33号とか32号とか。

室戸までは32キロ。行けなくはない気もするが、なあ。徳島までは24時間かかって、さて果たして行けるだろうか。

営業しているのかどうか分からんかった、が綺麗。

ようやくここで市町境越え。安田町へ。少し目処がたったか。

こちらも営業しているのかどうか分からんかった。フルではないにしても、少しばかり残っていたから、やっているのだろう。高知ならではの野菜の数々。

再び海の近く。何となく記憶がある。

で、ざっぱんざっぱん。

そうそう、ここから左に曲がると馬路村。あの「ごっくん」の産地。今はなくなってしまったがここのマラソンに出たこともあった。朝早くから単車でやってきたが、民泊しても面白かったかもしれんなあと今になって思う。

この分岐を過ぎるともうすぐの筈、と馬路村のある方を見ながら川を渡る。

相も変わらず太平洋はすぐ傍にある。何枚こういう写真を撮っているのか。でも飽きていないということなのだろう。

と突然、国道沿いにあった工場のような建物。アイス屋さんか。高知は別に有名なのがあったか。名前は忘れたが。

ようやく奈半利の街に近付いて来た気がする。

と思ったらまだ手前の田野駅。この駅豪華やなあ。

さらに先を行く。高架をくぐる。

二十三士の墓。まだ調べていない。

再び川を渡る。この辺りが一番きつい。体力的にも気持ちの上でも。

やっと奈半利町。もうすぐ。

さてもう一息と思ったら、突然駅の表示が。よくある小説の終わり方のようで。
近くのローソンに入り、着替えてポンタ麦をゲット。

奈半利駅へ。もう帰りの電車が止まっている。ここはごめんなはり線の終着駅。

この駅も豪華な作り。ちなみに駅裏にはマルナカが。ここで安い麦を買ってもよかったかな。

切符を買い、電車に乗る。ここはごめんなはり線の始発駅。席が選べる座れるうれしい。

やっぱりここは終着駅か。

出発前だが、早速空ける、否開ける。

この日はサロマレーサー。計30キロ余り、特に大きなトラブルなく完走。ペースもそこそこ維持できるし、旅ランはこれに限る。