きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

S市にて

2015-10-22 22:44:00 | 遠くへ~少しだけ非日常
今年になって、仕事のついでとかプライベートの所用とかで訪れること数回。実家からもそんなに遠くはないが、案外面白い。

S市といえば「だんじり」である。

儂にとって馴染みがあるのは、この登道から駅前の界隈。
小学生の頃、スクリーニングに引っかかったのか、ここにある耳鼻科に「鼓膜の動きを改善する治療」を受けに、バスで2年ぐらい通った。週3回ぐらいだったか。
結局改善しなかった(今、その筋の勉強していて思うのは治るのは難しいだろうということ先天性のものだから)が、治療継続をするかしないかを決める聴力測定は勘で押し、見事クリア。でも今考えるととんでもない閾値がでていた(0dBとか-5dBとか)。でも、ドクターがOK出したから。2年ぐらいで病院通いは終わった。

あの耳鼻科のあたりはこんな風になっていた。

以前から、という感じの店がたくさんある。

商店街は、前はもっと活気があったように思うが。

駅前の大きな道路は最近できたのだろう。ビジネスホテルが安い。飲み屋も。

ここにある、とある高校に行きたかった。が点数が微妙に足りなかった。
ここに行けなかったことは、大袈裟にきこえるかもしれないが、多分自分の原点の1つになっている。地元の高校入って部活やったのは何となくいわれるがままに(誰にって感じだが)がきっかけだが、こちらにきていればそれは絶対なかっただろうなと感じたから逆に続けたというのもある。中学の時にさして強くもなく、先もそんなに強くなるわけでもないのに、何で続けたのだろうと自分でも思うがそれはそういうことだろう。
淡々とした3年間を過ごしながら、でも自分の行きたいとこ(大学)には拘った。ここに来ていれば逆にそこまで一年余分にかかってまでとは絶対に思わなかったはず。
いろいろなことに気付き立ち止まることもなかったかもしれない。それは確かに思う訳で。

で、ここから帰る時はJRでもバスでもOKだが。

駅前から少し遠いこのスーパーで麦を買って。

駅前のベンチで、そんなことを考えながら呑む。

さらに呑む。と、この日は、バスにして珍しく帰りに実家に立ち寄った。

何か、思い出したのかもしれない。何となくなんだが。