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トワイライト

妹がさっきウキウキで友人と映画に出掛けて行きました。

ウキウキの理由は映画が楽しみなのは勿論、今日は金曜日で明日明後日お休みだから、ルンルンなんですね♪


すごくわかりやすい子…


けっこう厳しく育てたつもりなので、うちの妹は、わりとおよそでのウケが良いというか…まあ…外面が良いというか…


だから、その反動、ストレス溜まるのか、家ではけっこう傍若無人(汗)、まあ、末っ子だから、多少わがままなところがあります。
あたられるこちらはえらい迷惑なんだけど、そんな妹、金曜日の夜は超ご機嫌!!なわけです。

ウキウキヒャッホー!
ほんとに小躍りする妹を見て、ああ、嫁入りはいつになるのだろうと多少不安になります。(アタシに言われたくないだろうが)


ウキウキ妹に
「何見に行くの?」と訊いたら
「トワイライト3」だそうで、主役男子の魅力を思う存分語ってくれました。


カチカチカチカチ



(記憶をさかのぼる音)



確か。何かで聞いたことあるな。トワイライト…


あ!あー!


あれだ!悠子ちゃんとサーシャが使う曲だ!


「ね~、主役の吸血鬼って不健康そうな妙に白い、車を素手でへこませる、顔はポゴレリチとチャーリー・セクストンみたいな?」と妹に聞くと、
「なんで知ってるの?」(←………ってかポゴレリチって誰?ですよね………ハハハ)


そんなこんなで、取り敢えず「トワイライト」は3まで作られるヒット作品らしい。
知らなかったよ、おっかさん。
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フェイスブックでもナチョ・デュアトのインタビュー紹介

すでにla dolce vitaさまが記事をアップしてくださっていますが、
2011年1月1日からミハイロフスキー劇場の新監督となる、ナチョ・ドゥアトが、
自分の仕事の方向性などを語ったインタビューが発表されました。

このインタビューミハイロフスキー劇場のフェイスブックでも紹介されています。

最初に、ナチョが新しい芸術監督に迎えられると聞いたとき、
ものごとの良い面を見なくては、前向きに考えなくては、感情的になってはいけないし、
冷静に考えなくちゃなあ、、、とは頭ではわかっていたものの、
それでも心配してしまったものでした。

まあ今も心配ですけれども。。。。。

とにかく怪我です、怪我、みんな、怪我しないように!!!!!
ほんっとーに、これがね、一番気がかりです。

ほかにもいろいろ心配はあるけれども、それは今回は、書かないでおくとして。

ものごとの良い面、それはもう、現役バリバリの自分もガンガン動けて踊れる振付家で、
かつ、現代舞踊の劇団とはいっても、国立のバレエ団を率いていた人物が、劇場に入ってくれるということ、これはとても「良い」ことだと思います。

相性云々は未知数ですが。。。。。

先生方も、ロシア全土のバレエ団の質が落ちてきているのを、なんとかしなければ、という思いはあると思うのですね。このままじゃいけない、って。
ルジマトフを迎えたり、メッセレルを迎えたりするものの、思うような成果は得られていないんじゃないか、という停滞感だったり、先行き不透明な雰囲気だったり。。。。。
すぐに答えが出るものではないし、成果が出る以前にトップが交代してしまったりで、
現場の人は本当に大変だと思います。

ダンサーの踊れる時間というのは、けして、永遠ではないのですから。


ナチョにとっては、夢のような才能の塊のダンサーたちの出会いだと思うのですね。
彼自身の舞踊言語に基づく、現代作品を踊らせたいのはもちろんあると思いますし、
インタビューではクラシックへの尊敬の念もあるようですので、クラシックの演出や、
新しい世代への教育も視野に入れている様子です。


以前、auのブログでも書いたのですが、
例えば自分がそこそこ成功した指揮者だとします。
できれば、非ドイツ語圏だとなお、グー。

そんな自分が「ほら、どうですか?ベルリンフィルを率いてみる気はありますか?」
あるいは
「ウィーン国立歌劇場の芸術監督になりますか?」
と言われたら。

そこはやっぱり、「やってみたい!!!」という希望なり、野望なり、抱くんじゃないでしょうか。

もうちょっと、身近な(???)例え話にランクを下げると、

自分がなにかお店、、、レストランでもアパレルでもいいですが、そういうもののオーナーだとして、

どこかのビルやショッピングモールから
「このフロア全部好きに使っていい」ともちかけられたら?


それに飛びつくのが、起業家であり、人々のトップに立つ人なんだと思いますね。

ことに、ある程度経験を重ねた人にとっては、
「これは逃してはならないものすごいチャンスだ!!!」という『ピン』とくるものがあると思うのです。

そこで、「いやちょっと。。。。」とひるむ人は、そもそも監督だったり、指揮者だったり、社長だったりには向かないだろうし。
いわゆる「びびり」では人に指図はできません。


まー、その、「好きにされるほう」にとっては、じょーだんじゃねー!たまったもんじゃない!!かもしれませんが、

「好きにするほう」にしても、「好きにされるほう」にしても、

お互いに利用できるものは利用しあい、学びあうものは学びあい、
お互いが無くてはならない存在になるような、信頼関係や蜜月をつむぎだせた時、
素晴らしいものが生まれるんだと思います。

芸術家は芸術家であってほしいですけれども、
同時に、舞台人=プロフェッショナル=舞台で成功するのが仕事
というのも紛れもない事実。


両者の出逢いが、幸せな形になってくれることを、祈るばかりです。


とまあ、毎回同じことを書いているような気がする。

これではいかん(苦笑)

違うことも書かないと。


あ、そうそう、ナチョが初めてミハイロフスキーのみんなとリハーサル、クラスレッスン?をして、きっとウキウキワクワクしただろうなあ、というのをちょっと想像しちゃいました。






これだけ、ダンサーのスタイルが格段に美しくなっているにもかかわらず、
はたして、旧ソ連時代の芸術家のようなレベルのダンサーが出てきているかというと、実はそうでもないという事実。
かつてはソ連中、あるいはソ連の衛星国家から、よりすぐりのよりすぐりを篩い分けて、人材を確保していたのに比べて、今は必ずしもそうではないですし、子供や親たちにも、将来なりたい職業の選択枝は多々あるわけですから、バレエに向いた人材がバレエを学ぶとは限らなくなっています。


それでも。

それでも、やはり、ワガノワやモスクワ、あるいはほかの国立のバレエ学校で訓練を受けてきたダンサーたちの内に秘めた才能は、ナチョにとってはキラキラ輝く宝石のようだと思いますし、レベルだってかつてのようなものではないかもしれませんが、充分高いんです。


平山素子さんのお話を思い出しちゃいました。

ザハロワに自作を振付たときのこと。

ザハロワに足を挙げて、これこれこういうポーズをして、と指示を出した時に
「足を挙げたけど、さて、これはいつ降ろしたらいいのかしら?」と、
とんでもない姿勢をこともなげにキープしたままでいるザハロワを見て、唖然としたというお話。

それが具体的にどんなポーズだったのか、今は忘れてしまいましたが、
まあ、例えば、ギエムのバクチのポーズみたいに、
片足を耳につかんばかりに、身体と平行に挙げたままキープ、ってな具合でしょうか?



ナチョが一目ぼれしたロシアのダンサーたちのキラキラを、もっともっと、光輝くものに、してくれますように。

そしてダンサーたちも、せっかく、座付きの振付家がカンパニーに来たのだから、
よそのバレエ団のダンサーが「踊らせて欲しい」「レパートリーにしたい」とうらやむくらいに、
「モノにして」しまって欲しい。それがコンテでもクラシックでもかまわない。

いや、本音はクラシックがいいんだけども、それじゃ「ものごとの良い面を見よう」という主旨に反するから我慢。。。。。



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