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ZAITSU SONGS ~ア・カペラ


クリスマス月に入りましたのでそれっぽく、、、、ア・カペラのアルバムを取上げてみました。

TULIPの財津和夫と海外アーティストとのコラボレーションアルバムです。
派手さはないですが、厳かで教会音楽的なクリスマス風ア・カペラ・コーラスをじっくり味わえます。


歌っているのは、各曲を手がけたアレンジャーが推薦する、教会で活躍するシンガー、ア・アカペラ・コーラス・グループ、スタジオ・ミュージシャン達総勢32名。+財津さんがちょび~っと。

財津和夫をリードで聴きたい、チューリップ独特のコーラスワークを味わいたい、ポップスアルバムとして聴きたい、、そういう期待を抱いて聴く人には少しもやもやが残るかもしれません。
そういうのを聴きたいなら、チューリップをそもそも聴けばいいし。


ですがね、、、、、、アルバムの帯に「全米で活躍する豪華サウンドクリエーター、ミュージシャン等と財津和夫の声の競演」ってあるので、「財津さんの声をもっと聴きたかった」と不満の声が上がるのも仕方ないのかなー、とは思います。


わたしは完全にこれは企画ものだな、というくくりでしたし、『財津和夫の曲を海外アーティストがどう料理したか?』という興味で聴いたので、思ったよりは財津和夫の声も入っていたので「あれ?なんだ、全くのゼロじゃーないんだな」と逆にびっくりしたくらいです。(でもほんと、ちょっとだけですよ。)
ライナーには「よくある企画ものにしたくはなかった」とありますが。
いいじゃん、企画モノで、って思いますよ。だって、ほんと、企画ものだもん・・・ボソ
売りとしてはリチャード・カーペンターも1曲アレンジ、プロデュースに加わっている点なのかな。


プロダクションノートで『厳かで教会音楽的なクリスマス風ア・カペラ・コーラス・アルバム』を目指したと述べられており、①古いタイプのア・カペラにならない②ジャージーな雰囲気にならない③ヒップ・ホップにならない の3点を留意したそうです。
その通り、ほんと、派手さはなく、地味で、、、めっちゃ高度なアレンジなんですが、、すごいことをさらりとやってて、、とにかく地味・笑


静岡は雪がしんしんと降るってことはまずないのですが、、、、
それでも、冬の夜空は空気が澄んでいて、それなりに星は綺麗に見えますし、
昼間は富士山が綺麗です。

ハッピーなクリスマスソングもいいですが、厳かな感じのもの、、それも賛美歌ではないもので聴いてみたいな、、っていうときにはこのアルバムがおすすめです。


ZAITSU SONGS~ア・カペラ~
1. サボテンの花
2. たしかな愛
3. セプテンバー
4. I dream
5. Someday Somewhere
6. 魔法の黄色い靴
7. ふたつの鍵
8. メドレー:虹色の心~あるいは母の掌~/心の旅/虹とスニーカーの頃/WAKE UP
9. 私のアイドル
10. 青春の影
11. 星をちりばめて
12. メドレー:サボテンの花/メルティング
ビクターエンタテインメント





そうそう、このアルバムが気に入ってるのは、ロートレックの絵がジャケットなのも原因かも(笑)
一番好きな画家はドガですが、ロートレックも大好き!



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