このところ故あって
「発達障害」の勉強をしております。
こういう本を読んでいると、
自分に思い当たる部分がいっぱいある。
たとえば過集中。
今もそうだけど、なにかをやり始めると
そのことばかりやる。
あと固執傾向。
そして多動性。
頭のなかに次々といろんな思い、考えが
湧いてきて落ち着かない。
ゆえに、
瞑想なんてことは絶対にできないと
思っていましたね。
ところがこの二か月くらい、
試しに自宅でヨガを始めて、
それが結構気持ちよくなって、
では、ついでに瞑想でもしてみようかと
やってみたら、30分くらい平気で
できるようになった。
ときには一時間も~~。
その理由として考えられるのは、
多分呼吸法。
私、瞑想などの呼吸をするとき、
主に吸うことから始めていましたが、
これを「吐く」から始めて、
「吸う」ことはもう自然に任す。
「吸う」から始めると、途中で呼吸が
苦しくなるんですね。
これは一種の過呼吸だそうです。
それを知ったのは、村上春樹氏の
「走ることについて語るときに
僕の語ること」を読んでいたとき。
彼がトライアスロンをやっているとき
水泳の部で、どうしてもうまくいかない。
最初から水泳の正しいフォームを習うのだけど、
そのなかで、
「泳ぎ始めるときには「吐く」からやらないとだめよ。
「吸う」から始めると過呼吸
になってパニックを起こす」
とアドヴァイスされたとのこと。
村上氏、泳ぎのスタートでパニックを
起こし、緊張のあまり過呼吸になったとか。
彼ほどの人でも緊張するんだなと、
安心した~。
で、ワタクシも瞑想やジョギングのときに、
「吐く」をメインにしてみたら、
これが苦しくない~~。
前は心臓バクバク~~。
もちろん脳裏にはいろんな思いが
浮かぶのだけどそれもスルー、
スルー出来ないときには、
それはそれでOK、
と考えるともう何分でも瞑想できる、
何分でもジョギングできる、
この調子だと、マラソンもできそうだわ。
というわけで、
ヨガ、瞑想、ジョギング、
恐る恐るマラソンも試しています。
こんなことが古希近くになって
できるようになるなんてと、
幼児のように喜んでいる紫苑でした。
ではまた。
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
励みになっております。
一度アップしたら、勢いがついたので
ついでに書籍関係もアップしてしまいます。
ネタはもういっぱいあるのです。
さて、今回のテーマは
「脳科学は人格を変えられるか」(文春文庫)
基本、ネガティブ思考です。
でもそのネガティブ思考まで
ポジティブにとらえるのは、
ネガなのかポジなのか。
はい、私自身はポジだと思っています。
先に、
とのブログをアップしたところ、
同じブログ仲間のMさんから
ドンピシャのブログを教えていただきました。
紹介されていた書籍を順次読んでいるのですが、
これがもう面白い!
で、今回の「脳科学は~」
結論から言うと、もちろん変えることができます。
不可能だったら、まず書籍にならないよね。
ではどうやって?
要約しちゃうとですね。
① ポジティブな感情や笑いを数多く経験する
② 生きることに積極的に取り組む
仕事とか趣味ね。
③ 今日、明日ではなくもっと長期的な視野で
人生に意義を見出す。
この長期的というのを実現できない人が多い。
目先の欲望、
快楽に捕らわれると幸福はどんどん逃げる。
快楽と幸福は違うのよ。
ネガティブ思考も成功に不可欠な要素で
(当り前よね、だってリスクヘッジのないところに
成功はないもの。多幸感とシアワセは違うしね)
その黄金比は
ネガティブ1に対しポジティブ3、
だそうです。
つまり、
嫌なことが起きたら、
意識的に三つほどいいことを考える。
「性格を変えたい~」と願う方は
ぜひ一読、二読、三読を。
そんなことよりですね、
面白かったのは、
ディカプリオ主演の映画「アビエイター」の話。
ご存知、アメリカの大富豪
ハワード・ヒューズの自伝です。
ヒューズは、もうイケメン中のイケメン
レオ様よりもこちらが好みだわ。
だからといって何がどうなるものでもないけど。
しかし、彼は異常なほどの潔癖症。
自分が住む部屋を無菌室にしてしまった~~。
細菌が怖くて外出できず、人には会えず>
甘系のイケメン、
この人にプロポーズされたらどうする?
細菌恐怖症~~、
細菌とイケメン度を秤にかけると。
う~~NN.
妄想~~。
で、この役を演じたレオ様。
役に入り込みすぎて、
自分が「強迫神経症」に
なってしまったんだって。
もう何度も手を洗わないと
気が狂いそうになるわけ。
撮影が終わっても病気は治らず、
ついには何人もの専門家による
集中的なセラピーと訓練が行われたそう。
元通りになるのに、
三か月、
三か月。
私の予想、予測と同じだわ。はは
それにしてもハリウッドの映画業界ってすごい!
デニーロも出演作によって
徹底的に身体を変えるそうだけど、
こういう話を聞くと、
人の性格って、実は自分が「こうだ」
「こんな性格のはずだ」と思っているだけで、
環境や相手が変わればまた違う「性格」に
なるんじゃないだろうか??
うん、覚えがあるような気がする。
この辺り追求してみたい~~。
本当のワタシはどんなわたし??
ネガティブ思考、繊細と思っているのは
私だけかも~そんな気がしてきた。
というわけで、
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
励みになっております。
年甲斐もなく「恋バナ」?
この話題、ちょっと迷いましたが~~。
このところ若い人に混ぜてもらって
「婚活」の話を横で聞いていて思ったこと。
第一次結婚式ブームが20代で過ぎて、
次は30代での結婚、婚活話となるわけです。
「もっといい人現れる」症候群って、
結局は「運命の相手」は現れるのかって
ことですよね。
条件もあってて、性格も好みで
自分に好意を示してくれて、
共通の趣味がある~~とか?
ふ~~ん、こんな映画があったのですね。
実はいるんですね。
そしてそういう方に出会うのは
とてもカンタンとかのアドラーは
申しております。
あなたのそばにいるあの人がそう!!
まさに知人の彼女のケースだ。
「もっといい人現れる」症候群は
気になってはいても
付き合ってと言う勇気がでないから、
「べつに~~」「~~どうして私が」と
自分に言い聞かせていると、
アドラーなら言うでしょう。
運命の人に出会う方法、
それは~~。
自分がこの人こそ
「運命の人だ」と自分で決めること。
アドラー本の若者は反論、抵抗しています。
「そ、そんなバカな」と。
「~~実際に運命の人に出会った人を
私は知っていますよ」
はい、たとえば街角で何度もぶつかるとか、
落としたハンカチを拾ってくれた人とか~~?
元アナウンサーの中村江里子さんは、
同じ人と何度も遭遇し、相手のフランス男性は
「こんなに何度も遭遇するのは運命に違いない。
結婚を申し込まないのは愚かだ」と
プロポーズしたそうです。
羨ましいですよね。
アドラーによれば、
それは彼は彼女を「運命の人」と
決めたから、ということになります。
江里子さまも、「この人が運命の人と
自分で決めた」のでしょうね。
まあ、その方がイケテないおっさんだったら、
江里子さまもお断りになるでしょうね。
逆にいうと、
「運命の人に出会えたから」
ラッキーなのではなく、
「この人は運命の人だ」
と思えたことがラッキーなのでしょう。
この微妙な違いがわかるかな~~。
う~~ん、
うなっていたら、
こんな素敵な言葉を思い出しました。
伊坂幸太郎さんの小説、
「アイネクライムナハトムジーク」
「たとえばだな、
ハンカチを落として云々で出会って、
これは劇的な出会いだって
盛り上がるかもしれないけど、
その女が素晴らしい女かどうか
後にならないとわからないじゃないか、
その人がどんな人かは運不運~」
まあ、これは出会い方は関係なく、
どんな結婚でも言えること。
「ただ出会いが劇的だと、そこにばかり
目が言ってもっと大事なことがうやむやに
なるんだよ」
わかる、わかる、この年になると~~。
「~~だから出会い方なんてどうでもいいんだよ」
そしてこう続ける~~。
「~~あとになって、あの時、そこにいたのが
彼女(彼)で本当によかった。って思える、
それが一番すごいことなんだよ」
確かに。
言い方は違うけど、
アドラーと共通するものがあります。
それは、
自分の結婚や運命を何かや誰かに
託すのではなく、
「運命の人は自分で決める!!」
「自分の運命は自分で決める」!
「この人がそばにいてくれて
よかった」と思えるようになるために、
自分ができることはなんでもやる!
自分の運命、自分がどんな人生を、
どんな風に送るのか、送りたいのか
運命を自分でコントロールする。
人が一番自信が持てて、幸福を感じるのは
自分の人生を自分でコントロールしている感覚です。
運命の人は「神様」任せではなく、
あなたのそばにいるかも。
いまあなたのそばにいる方も
粗大ごみなどといわず、
運命の人、なのだと思いなおして
見直してみてはいかがでしょうか。
ダメ?
どこどこ、私の運命の人~~、
ああ、もう先に天国に逝ってるって??
というわけで、
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
最近、
「空気読めない」とか
「空気読めよ」という言葉を
よく耳にするようになりました。
コミュ障という言葉もあって、
人とのコミュニケーションがうまくできないと
悩んでいる人が増えているとか~~。
でも
人とうまくコミュニケーション取れている人って
いるの?
って感じ。
自分でそう思っているだけとか~~?
無料イラスト拝借。
昔読んだ本を再読しています。
「火星の人類学者」(早川書房)「妻を帽子に間違えた男」
脳神経学者のオリバー・サックスです。
前にも書いたけど、
ロバート・デニーロ主演で映画化された
「レナードの朝」の
原作者ですね。
脳に障害を持ち、不思議な症状をを表す患者
一人一人を愛情あふれる目で見ていて、
「人が普通であることは素晴らしい」
と思うと同時に
「正常であるとはどういうことだろう?」
と思ってしまいます。
彼の著書は20年くらい前に読んでいたのですが、
改めて読んでみると、
やはり前には何を読んでいたのだろうと
思うくらい。
いや、今でもそうかもしれません。
いわゆるアスペルガーといいう言葉がまだ
一般的になっていなかった頃。
東大生の何割かはアスペルガーとかね。
なかでも
表題作の「火星の人類学者」は圧巻。
彼女は自閉症、アスペルガーで
脳の一部に障害があるのですが、
動物学者として世界的に知られていて、
「動物たちがいかにしたら
安楽に死ねるか」のシステムを考え出した。
彼女の考案したシステム。
知能的に優れていて、
一方では、
人の気持ちはわからない、
ゆえにコミュニケーションができない。
皮肉、冗談、社会的なしきたりの奥にあるもの
が理解できない。
いわゆる
「空気読めない」の最たるものですね。
それゆえ、人を理解するために、
「自分は火星いる人類学者のように、
人間を観察して、こういうときには
彼らはこうするのかと、
人間行動の模倣を学習するのです」
人との肉体的な接触もできない、
それゆえ自分で工夫して、
締めあげ機、抱っこ機なる装置を
自分で作って、
「ときおり、自分の身体に適度な圧力を
かけることで精神の平安を得ている」という。
人を好きになる、熱を上げるという感情も
理解できないという。
それでも、
「もしこの症状がなくなったとしたら、
私は私ではなくなるでしょう」という。
本には生まれてすぐに視力を失った人が
何十年も経ち視力を取り戻したものの、
やはり「目で見ること」ができず、
触覚、聴覚、臭覚など視覚以外で
モノを見てしまう、
そして「目で見る」ことを強いられることで、
逆に
「自分ではなくなってしまった」
という人もいます。
「自分以外のモノになろうとする、
ほかの人のモノを欲しがる、
それを無理やり、あるいは突発的に
手にいれてしまうと、逆に
「自分を失い」自分ではなくなることもあるのです。
「これは本当に自分が欲しいモノか」
とときには問うてみることも必要~~。
それにしても、
「空気読めない」ことって本当に欠点なの?
相手も空気読めてないからすれ違い起きるのかも。
お互い様なら、
それこそ工夫で乗り切る~~?
人は足りないモノばかり気にしがちですが、
その足りないところを含めて
「その人」なのかもしれません。
「もし病気や遺伝子の異常を絶滅させたら、
世界は会計士に支配されるかもしれないのです」
と彼女は言ってるよ。
いま、そうなりつつあるのかも、
逆に怖い~~。
この本、手元に置いて何度も読み返します。
まだまだいまの私には理解できない、
でもとても素晴らしいことが隠されている
ように感じます。
それを感じる~~。
感じる~~、
「空気読めてないかも」と感じる~~。
寂しい、悲しい、苦しい~~。
この感情を持てること自体,
とても素晴らしい贈り物なのですね。
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
励みになっています。
娘が置いていった本をパラパラと。
すべてなかなかいいことが書いてあります。
私が70歳近くになって
ようやくわかろうとしていることを
娘は若いときにわかろうとしていたのね。
人間関係などそれなりに悩んでいたのね。
悩みがないとこういう本、読まないものね。
その一冊。
「こころがスーッと軽くなるさとりセラピー」
(溝口あゆか著・大和出版)
「さとり」という言葉に引かれた。
「さとりの教えを説く本ではありません。
さとりの視点を知り、世界の見え方が変わることで、
少しでも心軽く生きていくことを実現させたい」
とあります。
本のなかで気になったのは、
「無意識の期待が落ち込みや怒りを生む」
との項目。
著者は「無意識の期待」が
「落ち込みや怒りを生む」としていますが、
私の場合は「落ちこみ」や「怒り」より
もっと悪くて
「人生そのものを間違えてしまった」かも??
無料イラストを借りています。
マッ、いまさらですが、やはり恋愛関係に
「無意識の期待」が強かったですね。
中高と女子高育ちだったことも影響しているかも
しれません。
若い頃、彼氏と喧嘩して「じゃあ、帰る!」と
店を出たものの、
「こういうときには私を本当に好きだったら、
相手は追いかけてくるはずだわ。
追いかけてくるものだわ」と
「無意識の期待」を。
雨のなかを追いかけてくる彼氏とか、
雨に濡れながら、いつまでも帰りを待っている、とか(笑)
ところがいつまで経っても追いかけてこない(汗)
部屋の前でも誰も待っていない(汗)
ばっかじゃないの、
と今ならわかるけど、当時の私はもう
小説やらドラマやらの「恋愛幻想」なるものに
毒されまくっていたから。
無料イラスト。
一事が万事この調子~~。
私の場合、「怒り」より、
なぜ? 追いかけてこない??
この人おかしいんじゃない、
とあくまで自分が正しいと思っている(汗・汗)
おかしいのはあんただよ、
と今ならツッコミ入れるけど。
すべての恋愛はあえなく壊れる~~、
ハズだよね。
この恋愛幻想のせいで、
鴎外の「舞姫」も読み違えてて、
先生に言われたことがあったなあ。
それでも気が付かなかったワタシ。
「無意識の期待」は「自分の理想」につながり、
相手を見ていないんだよね。
恋愛に限らず、今の社会、すべてにおいて
世知辛くなっているから、
「昔の普通」は「今は理想」。
「理想の親」幻想、
「理想の子ども」幻想。
「無意識」というところがキモ、
ポイントですね。
皆、無意識に「そうであらねば」
を持っているもの。
イラつきやすい人、
いきなり怒る人って、
「こうなって当たり前だろ」と思っているから、
イラつき、怒鳴るんだよね。
あの上司とか~~、あの知り合いとか。
最近この手の事件が多いような、気がする。
「かつての普通」は「今の理想」
「無意識の期待を手放そう」と
著者は書いていますが、
これも難しい、ですよね。
できることは、
「イラついたり」「怒り」が湧いてきたり、
「あれっ!?」と思ったら、
これは「自分のなかの無意識の期待」が
そうさせているのかもと、
まずは気づくことかな~~?
自分はこう思う傾向が
あるんだなと知っておく。
知るは改良の始まり~~。
というわけで、
今日も一日危険な暑さ。
皆さま、
無事に過ごせますように。
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
励みになっております。