「物欲を制す」(?)毎日が続いております。
捨てるにもエネルギー必要です。
本は別にして物が増えはしませんが、特に減りもしない毎日。
それはそれですっきり。
気持ちよくもありますが、
欲とは日常の景色を変えてくれる「ときめき」でもあります。
新しいものがなく、景色が変わらないのは、ちと寂しい。
で、今回は、欲しいものは作るです。
これ、特に珍しいことではありませんが、今回は私にとっては結構な事件!?
というのは、作ったのこちらです。
じゃあ~ん、こぎんの帯ではありませんか。
はい、こぎんの帯でございます。
で、これを自分で纏っていったのかと問われると「いいえ」と俯くしかありません。
実はこれ、テーブルセンターなんです。
幅20センチ、長さ50センチ。こぎん刺繍の部分は幅15・5、長さ45センチです。
これを二枚、二年くらい前にゲットしました。
というのはこぎん刺繍の帯が欲しくて何度かオークションで挑戦したのですが、どんどん上昇するばかり、いつも断念しておりました。
今となっては、断念してよかった。
この敷物は、かなり安くゲット。
しかし、使い道はなく、これを帯にするにはどうしたらいいんだろうと、取り出しては眺めること数年。
前に使ったことあります。
「富永愛さんの「藍」に胸キュン」という2年前のブログで、このテーブルセンターを帯の振りをして締めました。
ごめんなさい。
で、この布が二枚、というところまでは話しましたね。
これで、帯を作ろうと、こちらも何度か試したのですが、どの布を置いても浮く。
どの布と合わせもしっくりきません。
ふと、思いついて、古い黒の繻子帯の上に置いてみると、これがぴったり。
で、二枚ともお太鼓にして、前はナシにという案もあったのですが、これは前が寂しいのでNG。
次に、できるだけこぎんの部分を見せたくて、こんな風に斜めにしてみました。
そこで、今度は縦に張り付ける。
悪くはありませんが、ちと寂しい~~。
そこで、もう一枚、これは全く別の布ではありますが、同じこぎん、でも少し安っぽいけど、背に腹は代えられぬ?
これを垂れの部分に張り付けてみました。
あとは、生地の部分を織り込んで針で縫いどめるだけです。
この帯のいいところは、飽きたら、またテーブルセンターに戻せるところです(笑)
早くも秋が待ち遠しい。
黒の繻子帯は、ほかのものを作るときに、再利用できます。
ヒントになったのは、草乃しずかさんのこんな帯。
「日本刺繍の楽しみ」(世界文化社」
素晴らしい!!
黒の繻子帯で、いつか作ってみたい。
新しい帯が欲しくなったら、こんな帯作ることにします??
向かって右側の黒い部分には、「いつか」素晴らしい日本刺繍をするという野望を抱いております。
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