ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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下駄の謎と若尾文子さんコーデ、マネ(笑)

2014-07-26 07:14:41 | きものコーディネイト

先の「女系家族のきものを石田節子さんが」という記事に関して

「昔は「妾の本宅伺い」は草履は許されず、下駄履きと決められていただそうです」

という一節をご紹介しました。

これに関して、前に映画「ぼんち」での疑問に思っていたシーンの謎が解けました。

山崎豊子氏逝去・ぼんち、若尾文子さんの美しさ」

願い叶ってDVDレンタルされていたので、早速借りてきました。

「妾」のぽん太こと若尾さんが、本宅にご挨拶!に行くとき、玄関先で、草履を下駄に履き替えるんですね。

※ これに関して「なぜ下駄に履きかえるのですか」というご質問がありました。

かつての「船場」というところは、とにかく「しきたり」というものが多く、根拠のないものがほとんどなんです。毎月二回は、全身新しいきものを着る日が決まっているとか~~、「ぼんち」という映画では、そのしきたりの滑稽さを描いているんですね。

「妾の本宅への挨拶」にもいろいろ決まりごと=しきたりがあって、下駄じゃないといけないというのは、その一つです。理由がわからないのは、実行している人たちもだと思います(笑)

ご質問、ありがとうございました。

答えているうちに、私自身もはっきりしてきました。

P7204405まず、玄関で失礼します。といって黒羽織を脱ぎます。

そのあと、履いてきた草履を下駄に履き替えます。

P7204406



このシーン、よくわからなかったのですが、再度見てみると、「なるほど」と思いました。

監督は「細雪」の市川昆さん。呉服屋さんの息子だそうで、さすがに手抜かりはありません。

P7204408_2

この映画昭和36年作なのですが、このころって夏帯してないんですね。

写真ではわかりにくいですが、袷の帯に見えます





いろいろこれがわかったところで、この若尾さんのきもの、ちょうど夏きものであることから、コーディ、マネしてみました(笑)。

P7244547bonnchi1















若尾文子さんP1060961_2のほうが小さくて申し訳ありません(汗)

このシーンは、白のきもの、黒の羽織、そこにピンクの風呂敷と番傘で成り立っていますが、ピンクの番傘などあろうはずもなく、オレンジの傘と相成りました。

傘をさすとオレンジ強くなるので、閉じたまま。


若尾さんが抱えているのが下駄の入った風呂敷です。

お団子にした髪の量が圧倒的に違いますね。P1060960

もうワンシーン。

襟足を整えるシーン。

P7244557eriasi1



まっ、30年後のぽん太さんということで、若尾ファンの皆様、お許しください。

きもの着るようになると、ドラマや映画の観方変わってきますね。

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コメント (4)
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