連休疲れで一日お休み。
ベッドに寝ころびながら本を開く。
最高の時間。
疲れが溜まっているので軽い本。
「働かないの」(群ようこ・角川春樹事務所刊)の続編
「ネコと昼寝」をぱらぱら。
あっと言う間に読めるのがこの方の本のいいところ。
イラストが可愛い。
今回の彼女は、やることもなく所在なげ。
少しでも人の役に立ちたいと
アパートの周りをうろつく不審者を取り締まったり、
ときおり訪れる可愛いネコを
恋人を待つようにひたすら待つ。
こちらは我が家の近所のネコ。
たまたまベランダを覗いたら
こっちをにらんでた。
すごいネコ目だね。当たり前です。
ネコだもの。
のんびりとした毎日ながら、私が
気になったのは主人公と同じアパートに住む
33歳のフリーター女性。
「トラベリング」が仕事と称し、
7千円の、窓も台所もなく、
一畳?のベッドの上で暮らす。
三食カップラーメンで過ごす彼女を見かねて
主人公は「まともなもの」をおごる。
33歳ながら、肌は荒れ、吹き出物はできているそうな。
そうだよね、生活荒れると途端に肌あれる。
私自身どん底生活がこれまで二回あり、
20代後半の頃にあまりに腹痛が続くので
病院に行ったら、
「あなたの肌は40代後半」と言われた。
が~~~ん。
それ以来「不幸」にはならないように気を付けている。
気を付けたにも拘わらず、
30代半ばに再度のどん底。
が~~~ん。
だからストレスからの肌荒れ、
他人事とは思えない。
肌荒れメインですか?
娘のオーストラリア土産のパンやらオリーブオイルやら。
春キャベツのスープたっぷり作ってお腹がすいたら
食す一日。
この女性、しかし「親が死んだら
どのくらい遺産もらえるのか」と
親の遺産頼みの生活。
そう思って読むと、隣の60代も、
もう一方の隣の若い女性も
親の財産で食べてる~~。
これでは「働かないの」ではなく
「働かなくていいの」ではないの?
ちょっとがっくり。
自分の力で切り開くのも面白いものよ。
ときおり肌荒れるけど。
やはりそっちですか、はい。
人助けに奔走?する主人公ですが、
例の人を振り回す母親が病気で倒れ、
病院に向かったところ、
義姉からタクシー代を心配され~~。
「この年になって人にタクシー代を
心配されていいんだろうか」と、
今の生活に思いをはせる。
いいんですよ。お金なんて
持っている方が出せばいいのだから、ね、
と言いたいけど、果たして彼女の
「何もしない」ライフ、どうなる??
そんなこんなで読み終わったとは、というか
ワタシもネコと昼寝~~。
こんな日が過ごせる贅沢に感謝。
というわけで
いつも応援ポチ
ありがとうございます。