ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

余命宣告されたとき、森永卓郎と「無人島のふたり」山本文緒

2024-11-11 10:52:31 | 死について
寒いような、
ちょうどいいような気候~~。

いつも面白い本を教えてくれるブログで、
紹介されていた一冊を読みました。

「無人島のふたり」(山本文緒著)

「余命」モノなるジャンルがあり、
私はほとんど読まないのですが、
今回は「無人島」との言葉に引かれたのと、
いわゆる闘病記ではないので。

2021年、コロナ禍の中、
突然すい臓がんと診断され、
すでにステージ4b、
余命四か月と宣告された作家の山本氏。
58歳。

彼女はお酒も煙草もやらない、
軽井沢に引っ越してからは人づきあいも、
つまり無茶な食生活ではない~~。
そんな人でも「がん」になり、
余命宣告。

「がんになるならないは運だ」
とNHKの番組で医師が言っていました。
つまり
「誰でも可能性がある」

抗がん剤で苦しみ~~、
「特に節約もしていないけど、
諦めていたブランド品なんかも
今なら自分の欲を満たすために
買っていいんだよな。
でも、どこにも着ていけないとなると
買う意味はない」
「とすると、それって自分の欲ですら
ないんだろうか、
他人の欲を刺激するために
高価なものってあるんだろうか

ホント、
まったく似合わないのに
ブランド品を買っていた私~~。

そして、
「この期に及んでも
自分のデッドエンドを掴めない~~」と氏。
死期が迫っている人でさえ
掴めないデッドエンド、

70を過ぎても、
まだ「死ぬ気がしない」のは
ある意味当たり前かも。

「明日死んでもいい」と思える人は
出来が違うのかも。

死期が迫っている人の、
普通の実感が興味深かったです。

もう一人、
森永卓郎氏。
この方もすい臓がん、
ステージ4。67歳。


抗がん剤治療のために入院、
退院したあとは、
「好きなものを好きなだけ食べる」
肉、ヨーグルトは毎日。
ヨーグルトは身体のために始めたとか。
あとはラーメン、唐揚げなどなど。

それはそうだよね、と私も思う。
彼はそれができるから
まだいいのかも。
山本氏は、
食べたいモノを食べても
吐く、胃がもたれるなどの症状が出たとか。

食べたいものを食べたいときに
好きなだけ~~。
あれっ、
これって今の私の食生活と変わらないわ。

ガンではなくても
デッドエンドはいずれ来ます。

二人の「一日一日」は
自分の「一日一日」でもあるわけで。
そんな「一日」を好きなモノを食べて
好きなことをして生きるシアワセ。

「無人島のふたり」とは夫とふたりだけで
生きてるような暮らしだから。

でも彼女の元には
いろんな方々がお見舞いに来て、

私なら、人に会いたくないと思うけど。
その人達への気遣いがすごい。
そこができている人は違うのねと思う。

山本氏は
余命宣告四か月より
二か月長く生きた58歳で永眠~~。

デッドエンドは誰にでもある。
自分の「余命」を考えるきっかけに
ぜひ読んでください。
紹介してくれたブログに感謝。
いい本です。

最後までお付き合い
ありがとうございます。
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