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本日の東京は雨模様で肌寒い。
断捨離していたら、案の定
着物着たくなりました。
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格子単衣小紋&赤黒格子昼夜帯
ブルー道明。
私ら70代が若い頃
絶大な人気があった方々の本を
読んでいます。
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「ひきこもれ」吉本隆明(SB新書)
今やばななさんの父親としてのほうが
馴染みがあるかも。
難しい本ばかりだったので
字面を追うだけだった~。
これは今の人向けに書いた一冊。
2002年の本を20年再販。
ひきこもりが問題化している現在、
一人になる時間は大切だよと
説いています。
「子ども時代は
誰にも分断されない時間を
持つことが必要」と言い、
「私は子どもの時間を
分断しないことだけを
子育てで気を付けた」と。
そうか、
そのようにして
ばななさんは
作家になったのですね。
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70代のワタシにとって
なるほどと思ったのは、
「自然死は難しい」
多くの人は、そんな死を望むけど、
そうは問屋が卸さない。
確かに~~。
「老衰で死ぬためには生命力がいる」
と吉本さま。
彼は2012年88歳で死去。
すごく元気な90歳くらいの方が
ある日突然
逝くことがありますよね。
「人生フルーツ」のつばた修一さんは
90歳のとき、
お昼寝をしていてそのまま起きて
来なかったとか。
理想~~。
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そんなわけで和食が一番。
里芋の煮っ転がし。
娘宅に持参しました。
で、吉本氏、
死に向かっている老人が
身体を鍛えるのは、
「自然死するためには
すごい生命力がいる」
「その生命力をなんとか
補うため、身体を鍛える」
とのこと。
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ワタクシはできるだけ長く
着物を着るために身体を
鍛えるというより、動かします。
そうか、これからは、
元気に逝くを意識して
身体を動かすことにします。
寝たきり、ボケは
なるべく避けたい~~、
でも、
「どんなに用意周到に準備しても
やはりそうはいかないのが自分の死」
それはそうですよね。
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ということで、
できるだけ読書も~~。
まっ、
できることをやるということで。
吉本さまの本は
昨今のイジメやひきこもり問題を
独特の視点から説いて面白いです。
「目先のきく人間にならないほうがいい」
「学校にはあまり期待しないほうがいい」
最後までありがとうございます。
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