先に紹介した幸田文さんの著書。
その流れで新潮の日本文学アルバムの文さまのきもの姿を眺めていたら、帯締めの位置に「アレッ」って思ってしまいました。
わかりますか?
ページを開いた次の写真も同じ。
これは少し見みくいのでアップ。
いいなあ、このきものと帯。
帯はジャワ更紗?
そう、帯締めの位置です。
どちらも左に寄っています。
彼女のクセなのかなと、ほかの写真を調べてみたら~~。
これは真ん中。
位置にこだわりはないのですね。
ファーマルのときには~~。
これはS32年、芸術院賞、読売文学賞、そのうえ新潮社文学賞の授賞式のきもの。
ハレの大舞台。
それでも、
やはり左寄り。
真ん中ではないのね。
このラフさ、
「賞は嬉しいけど、それほどのモンでもないのよ」、という軽さを感じていいなあ。
というか、そこまでも考えてないよね、きっと。
帯締めって、帯が落ちないようにするための紐ですものね。
特に結び目が真ん中じゃなくてもいいのかも。
帯締め、「結び目は真ん中に」なんて、いつからこうなったんでしょう。
自分なりのセンスで細部にこだわるのはステキだけど、それが決まりごとになって「ねばならない」になると息苦しいよね。
まっ、私は真ん中が習慣になっているから、特に左に締めようとは思いませんが。
気が向いたら
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