先のNHKの京都案内の常盤貴子さんがあまりに美しいのと、彼女のアンティーク・きもに触発され、
彼女の載っている「KIMONO姫」をお取り寄せしました。
2004年と2005年だから、今から10年前。
ワタクシ、まだきものに目覚めていない、というかきものどころではない日々。
目覚めてから書店で立ち読みしたことがあり、おぼろげな記憶を頼りに検索しました。
常盤さんは、そのとき32歳くらい。
どちらも真似するどころではないのですが、こういう美しい色合いのアンティークって、もう見ているだけでシアワセになれるのはなぜなのでしょうか。
真似できない着物写真を見るとき、できるだけ現実感を出すため、自分には必要ないものは(ほとんど全部じゃんけ)、できるだけ排除して見ることにしています。今回の場合、ヘアとか小物づかいですね。
排除したら、特に常盤さんのアンティークじゃなくていいじゃないかとお思いでしょうが、確かにそうなんですが、それはそれとして。
見たいものだけを見る。
今回の焦点は色づかい。
紫にブルー、そこに黒を利かせ、白のなでしこ柄が抜け感をだしているので、うるさい感じがあまりしません。
これは中のページですが、背景に薄いオレンジを使い、表紙より柔らかい感じを出しています。
同じきものでも、背景、というか入る色によって全体の印象は変わります。
淡いオレンジに黒を利かせ、同様に模様の白がすっきり感を出しています。
この色づかいも好き
顔を消します。
ヘアや小物使い、着物にはものすごく大切だと思いますが、同じようにはできないので、その部分は想像で、ほかのヘアにしたりして遊ぶわけです。
こちらは、もう一冊のほうの常盤さま。
紫に赤にピンクの椿刺繍の帯、典型的なアンティークですが、やはり着物の模様の白というか淡い色があるので、抜け感が出てすっきりしているように思います。
ぬk
こちらは、半襟に白。ビビットな色づかいが、可愛い。
昨日の「七緒」の杉山優子さんの言葉、「白で抜け感を出す」が納得できます。
というわけで、たまたま、常盤さんのアンティークを見ていたら、杉山さんの言葉を再認識することにもなりました。
しっとりも素敵だけど、アンティークはビビッドな色づかいのお勉強にもなりますね。
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