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おーい、若尾文子さま~~・女性パーツの美しさ

2015-06-13 09:00:36 | 憧れのきもの女性

 

若尾文子さまの映画特集が

東京は新宿で開催されるにあたり、

キネマ旬報が特集を組んでいます。

若尾文子映画祭」(6月27日~。角川シネマ新宿」

仕事先のロビーで見つけて、パチリ。

20代の文子さま。

不遜にも、ワタクシ若いときに、

この人、それほどきれいだとは思ったことないのです。

30年くらい前に、

「鹿鳴館」のテレビドラマに出演のとき、故あって、近くで拝顔できる機会がありました。

当時50歳、くらいだったでしょうか。

みながきれい、きれい

と騒いでいるのがよくわからなかった~~。

鬘を使っていらしたのですが、

「鬘を使うと、顔のシワを伸ばして隠せるから

5歳くらい若くなるのよ」

と関係者が言っていた言葉のほうが

記憶に残っているくらいで(笑)

そうか、年取ったら鬘だな~~とか。

それはともかく、

年配の男性など、

この方と結婚したいなどぬけぬけと口にしていて、

サユリスト並みに「男性に人気」があった、らしい~~。

色っぽいとか、なんとか。

でも、きものを着るようになり、

この方の映画を観るようになると、

その美しさがじわじわっ迫ってきましたね。

「女装する女」の湯山さんも仰っていますが、

きものは、まさに

「手首、足首、襟あしなどの女性パーツをきれいに見せる」

その代表例ではないかと思います。

造形の美しさでいえば、

京マチ子さんとか、

ほかにもきれいな方はたくさんいらっしゃる。

でも、この方、

日本女性のパーツの美を強調することで

スターにのし上がったのではないかと思うくらい、

パーツが美しい。

 

 

谷崎潤一郎の「刺青」は、「

足フェチ」といわれる谷崎らしい女の足の美しさから

「魔性の女」を作り上げるプロセスを描いていますが、

その点でも、若尾さまは適役。

 

「まだ人々が「愚(おろか)」

という貴い徳を持っていた」

という書き出しで始まる「刺青」

特にスタイルがいいわけでもない、

ある意味典型的な日本女性の面立ち。

多くの人が努力すれば、近づけそうな、

それでいて、もっとも高い場所にいる、

そんな美しさが、

長く人気を保っている秘密ではでしょうか。

 

私の好きな一枚。

セーラー服の襟の三角部分だって、

きものの衿に通じるよね。

映画祭、見たい映画とタイミングがあえば、

じっくり拝見してきたいと思います。

きもの着ると、

少しは文子さまに近づけるよ~~??

 「ぼんち・若尾文子の美しさ」

若尾文子さん・ぼんちコーディのマネ」

 「漱石が愛したファム・ファタール」→作家は悪い女がお好き?

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