打ち合わせがありきもので出かけました。
そのあと時間があったので東京駅ステーションギャラリーの「ピカソと20世紀美術」展にいきました。
これは北陸新幹線開業を記念して、富山の美術館の展示を持ってきたものです。
ピカソは、多くの人と同じように子どもの頃に、その絵を見て「どうして、この絵が傑作なの」的な感想を持ったのですが、やはり気になって仕方のない画家です。
打ち合わせのあと、知人も一緒に~。
ピカソキュビズム(立体派」の旗手として知られていますが、「青の時代」「赤の時代」に代表されるように色彩の天才でもあります。
20世紀は、彼の「青の時代」で幕あけたんですね。
これは展示されていないのですが。
ステーションギャラリーに展示されたピカソは点数が少ない(7点)のですが、ほかの画家との比較など、ささっと観られるがいい。
ピカソは独特の画家と思われがちですが、いろんな作家を「抜け目なく」取り入れているそうで、でも、取り入れ方がうまいのだそうです。
セザンヌの「自然を球と円錐と円筒としてとらえる」という考えにいち早く反応し、なるほど、そう言われてみれば、確かにそうですね。
ポスターになっている絵も、三角と円形の組み合わせ。
ピカソは三角形が好きなのかな?
色についてはピンクが結構好きな気がします。
これは「赤の時代」でローズ色を使っている印象でしょうか。
そんな日のコーディは白黒お召に同系色の紬帯。
少し花のパッチワークを添えて。
帯揚げは青、茶、黄色の格子の布。
帯締めは紺と更紗のリバーシブル。
お召の格子に合わせて格子草履。
途中で雨が降ってきました。
少々の雨にはへこたれません。
春の雨は「紅雨」というそうです。
花にかかる雨、美しい言葉ですね。
ショールは「紅雨」に合わせて紅?
半襟は手作りネクタイ・グレーストライプ。
「絵画に学ぶ砂丘できものさばくコーディ」→ステーションギャラリーなどの様子はこちらで。
自然は「球体と円錐と円筒からできている」
セザンヌの言葉にならって、いろんなもの観ると面白いです。
誰でもピカソになれそうな気がしてきます。
洋服が円錐の追及だとしたら、きものは円筒、そこに襟元に三角(円錐)を持ってくることでシャープに、なるんですね。
うーん、きものを脱いだ私はどんな形になってるんだろう~~、怖い。
気が向いたら
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