古本屋で見つけたこんな本。
「美しい日本語と正しい敬語が身に付く本」
(日経おとなのOFF)
前にアップした片付け本と同じシリーズ。
前のムックがよくできていたので、
つい手に取った。
安かったしね。
竹久夢二の絵がキュートだね。
まず最初にお断りしておきます。
「まず最初に」は、「重複表現」といって間違い。
手元にある単行本を開いてみた。
一行目に、
「まず最初に」とあった。
校閲はどうした、校閲は~~!!
などとは言いませんよ、私。
自慢じゃないけど、私,はるか大昔、
入社試験を受けたとき、
運よく入社できたものの、
「あなたは誤字が多い。今後のため、
人事部長に当分日記を出すように」と
言われた、ハハハ。
「~~書くことがあふれててそれに文字が
追いつかないんでしょう」と
好意的に解釈されていたらしい。
同僚は、
「ふつかよいですが、よろしく」と挨拶。
はい、「ふつつかものですが」ということですね。
「慣れん言葉は使わなくてもよろしい」と
エラい人は笑っていました。
時代がいまより緩やかというか、
いい加減だった時代~~、懐かしい。
いまなら路頭に迷っているね、わたし。
裏表紙には、
「祖国とは国語である」とあります。
山本夏彦さま、きれいな言葉。
イイネ、イイネ。
で、本は~~、
先ほどの重複表現とか、
おかしな慣用表現とか、
「食べ放題」→「食い放題」
「こんがらがる」→「こんがらかる」
「白黒つける」→「黒白をつける」
「いい年して恥ずかしい漢字の読み違え」では、
「いい年して恥ずかしい」の惹句が効いているね。
「耳障りの良い」言葉→耳障りは悪い意味で
使われるので、それをよいと肯定するのは矛盾。
間違った意味に取られている四文字熟語とか。
最近、テレビでもこの手の番組増えたよね。
きもの好きには、きものにまつわる
言葉をご紹介。
「濡れ衣」の由緒って知ってる?
ある後妻が先妻の娘の美しさに嫉妬して、
彼女の寝室に漁師の濡れた衣を置き、
密通していると告げ口したところから、
なんだって。
へえ~~、知らなかったわあ。
漁師じゃなくて猟師だったら、
どんなことわざができたか、
みんなで考えてみよう~~!!
この本のなかに誤字を見つけた人は
表彰もんだね。
美しさは、確かに言葉から。
きれいな日本語、使いたいよな。
君に言われたくない、いや、ほんと。
というわけで、
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コサムデ。ドーモに大笑い。こういのって面白いですよね。
確か向田邦子さんのエッセイにもこういうのあった。
「夜中のバラ」かな。多少の読み違い、間違いなんて、シャレだと思えばね。と誤字の多い紫苑は思うのですが~~。
白黒をつけるが黒白だったなんて!
あ、でも私「ら抜き言葉」は苦手です。着れる、出れる…着られる、出られるでないと気持ちが悪い…といいながら最近は無意識に使ってしまってます。テレビドラマでも普通に使われていますものね。こうやって言葉は変わっていくのかしらとちょっとあきらめモード。
モードで思い出しましたが流行りのファッションに弱い私はかなり長い間「コム・サ・デ・モード」を「小寒でどうも」と思い込んでいて「なんだ?合い服のメーカーか?」と疑問に思っていました。関係ないですね。すみません