ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

型染め帯・「クールな男とおしゃれな女」展へ

2014-07-04 08:19:52 | アート・美術展


梅雨の合間、広尾の山種美術館に行ってきました。

「クールな男とおしゃれな女」というタイトルに魅かれました。

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古来、女より男のほうがおしゃれだと言われますが、今回、日本でもそれをしっかり確認。

上の写真の左の男性は仙台藩、伊達正宗の命によりローマに渡った支倉常長です。

ローマの街を背景にダルメシアンを従えた様子は、今のファッション雑誌のよう。

もちろん、実際の彼ではなくあくまで画家の想像で描いたものですが、

「史実をもとに描くとき、勝手なデフォルメはだめ、かといって故実にばかり寄っていては作品にならない~~」と絵画が(ドラマのきものも?)、虚と実のあわいを綱渡りのようにわたって初めて作品となることがわかります。

この美術館、きもの割引があって、それを使うためにも(?)、きものでお出かけ。

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小千谷縮に夏野菜&果物の型染めです。

割引の二百円分の価値はあるでしょうか~?

このときの帯と同じ。

型染めの魅力ー芹沢銈介美術館に



この展覧会で、いくつかのことを私なりに発見?しました。

まず、日本歴史上、もっとも先鋭的なおしゃれ男は織田信長である。

彼は「片身変わり」のきものが好きで、義理の父になる斎藤道三に会いにいくといも、出陣の前に舞を舞うときも片身変わり。

のちに外国のファッションを積極的に取り入れるセンスもあるしね。


次は、憧れの「吉野格子」の帯。

その格子模様って、島原の名高い花魁「吉野太夫」がよく身につけていたことからのネーミングなんですね。

Photo
原由美子さんも着用。

どんなきものにも合って便利そう。

次なる目標かな~~。

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もう一つ知ったのは「曲水の宴」という桃山時代の女性の遊び。

水に酒の杯を流し、それが通り過ぎるまでに詩歌を詠むという。

高い教養と才能が必要だわね、こんな遊びをするには~~。

というわけで、きもの割引のお蔭で(?)少し賢くなれた、つもりの紫苑でした。

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野菜と果物だけではタンパク質が足りないので?、お魚の帯留をプラス。帯揚げは甕覗(かめのぞき・ブルー)で涼しく。

ランチも夏野菜とキスのてんぷら。

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もう、ざっくりと着ますよ。

ふだん着は多少、乱れていたくらいのほうが着なれて見える、とこれも発見。

自己マンかもしれませんが。

山種のカフェで、美味しい抹茶と花氷というお菓子をいただきました。

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皆様もご一緒にどうぞ。

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