ファッションとお値段の関係です。
ファッション雑誌には
「いいものを身に着けないと
中身も貧しくなる」
あるいはもっと控えめに
「自分に投資いたしましょう。
たとえば(エルメス・シャネル)を買うと
それにふさわしい自分になるよう努力する」
なんて言いぐさも。
何度も口にするけど、
雑誌は読者にできるだけ高いモノ
買ってもらわないと生存に支障きたすからね。
いろんな言い方で購買意欲そそるわけです。
しかしユニクロやH&00が全盛のいま、
これってもう死語?
きもの業界ではいまだにときどき
聞こえてくるような~~。
しかしですね、
きものルール⑤
きものだって値段と中身は関係ない。
かつて、
「きものは見た目が9・5割?」という
ブログをアップしました。
この場合の「見た目」はあくまで
ぱっと見印象、中身は関係ない。
プチプラきものに自分で作った帯。
きものを着ない人に好評だった
ポリきものにプチプラ帯。
着付けぐちゃぐちゃだね
「プチプラ」という項目、作るほどのことはない。
ほとんどプチプラでした。
自分らしいと自分で思える縞小紋に更紗帯。
仕事仲間と。
少しいいきものをアップ、
比較してみましょうか。
龍村帯に鮫小紋。
こちらもなんとかの帯にいい小紋。
「高価な」きものを着ても着なくても
それほどの違いはないような~~。
単に見る人の「趣味か、趣味ではないか」
を識別するだけ。
洋服でもブランドマニアはいらっしゃいますが、
それだって単に趣味。
「それで中身がワンランク上かとは関係ない」
中身はあくまで、接して、話してこそわかる~~。
当たり前だよね。
きものはね、表の見えるきものだけではなく、
襦袢やら帯やら、その上着付けの練習も必要だから、
着ているだけで、
① 手間ひまかける時間リッチ
② 気持ちに余裕がないと着られないから余裕リッチ
とみなされるよ。
きものを着ていると
「いいご身分ですね」と皮肉られるなんて人がいるけど、
それは今やお金のことではなく、
「気持ちに余裕のあることがうらやましい」だね。
ワタシなんか、一時はどん底まで落ちて、
ようやく余裕ができてきもの生活に。
「いま、そんな暮らしができるなんて奇跡だね」
と友達に言われる。
いや、ほんと、「いい身分になれて」でホッ
でもね、きものが絶滅しつつあるなかで、
高価なきものを購入する方は
きもの業界の救世主。
高級きもの買える人はお願いします。
目の保養、眼福になりますから。
洋服だっておなじ。
ブランドなくなってファストファッションだけでは
あまりに味気ない~~。
ということで、「おしゃれルール」
予定変更。
今回のおしゃれルール。
「ファッション、お値段と中身は関係ない」
でした。
順不同ラインアップは、
「マンネリを個性に変える」
「おしゃれモンスターの10着」
「きもの会参加の心得」
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