閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

極端

2015-06-27 06:45:51 | 閃き
得意先の株主総会に出席した日の夕食は得意先の取締役の方々と会食する事になっていた

ホテルまでタクシーで迎えに来て頂いて、乗り合わせて夕食会場へ向かう

そのお店は得意先がよく使用する庶民的なお店だ


食事をしながら仕事の話をする

得意先の社長にわざわざセッティングして頂いたのだ


社長の会話は面白いが、兎に角よく喋る、全体の会話の6割は下回らない

そして長い

例え話が多くて、周囲に解りやすいようにという気持ちが伝わってくる

そんな社長が、言い訳の様に自らの会話は極端にしていると言い出した

詰まり、対論を通して議論する場合、両極端な例を出して話す方が判りやすいと思っているのだ

しかし、例え話が極端すぎて返って判りにくいとは周囲の取締役の声で

例えば、ちょっとダイエットしてみるなんてことを話す場合、絶食するという所まで極端に偏った発言をするので話が噛み合わない


ただ、ホテルに帰り改めて考えてみたが、極端なところまで寄せて考えてみる事は大変良いんじゃないかと思った

一端、極端な所まで寄せて考えてみて改めて適切な所まで戻して観てみると思わぬ気付きがある


日本人はバランス感覚を重んじるので、中庸にしようとする為、どうしても中心からものを観る

しかし、内側からしか見ないという事なので、改めて外側から観ると見えなかったものが見えてくる

それが極端に寄せるという事なのだ

一般には極端に寄せる事は難しい

それはなにより前述の中庸にする気質があることと、実際に極端に寄せる事など有り得ないからだが、それが実は中途半端になっている事が多い

だから社長の様に一端極端に寄せてみる事が如何に大切であるか気付くのである

中々難しい事だが、言葉に出さずに試みてみたいと考えた