閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

言った手前

2015-06-13 06:02:00 | 閃き
出張先で若い担当者達と食事をすることになった

年齢で言えば息子と言っても良い程の年齢差である

彼らは気を遣って、私に色々とメニューを勧めてくれたが

生ビールを啜りながら、取りあえず注文した枝豆と冷や奴とサラダを食べながら先日の東京農大の教授の講演(6月6日ブログ/医食同源)について年寄り面して偉ぶって語った


肉や魚は副材と言って無くても良いもの、若い内は肉や魚も良いが歳を重ねると野菜で結構なのだ

酒の勢いもあってついつい嘯いてしまった

従って注文された新鮮な刺身盛りや馬刺しや冷しゃぶは若い担当者達の胃袋へ収まることになり、私は文字通りの菜食で食事を終えることになった

当然その分、酒の量が増え胃の負担は大きくなっていた


始めて訪れた街のネオン街に繰り出して、若者は少々羽目を外しても良いのでその土地で遊ぶに限ると、又もや嘯いてしまっていた

そう言った手前、私は早々にホテルに帰ることも出来ずに、彼らと別れた後も一人ネオン街をふらつき、適当な店でバーボンを2杯呑み、ホテルに帰った


東京農大の教授のお話では、酒を呑む時には胃の負担を考えて十分胃袋へ入れなさい(食べなさい)、それも少々油気のあるものを摂るのも良いし、肝臓の負担を減らす為に甘いものを食べるのも良い

そんな注意事項はすっかり忘れて、空きっ腹に強い酒を呑んだので、翌朝は案の定胃がムカついていた

それでも無理矢理朝食を詰め込み、何食わぬ顔で彼らと合流した


自分の背丈を知らずに、ついつい背伸びした結果とんだ結末に陥ってしまうなど、親程年の離れた親爺は大変情けない事態になった

口に出すことは慎まねばならぬと、またもや反省した