閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

陶芸作家

2018-08-29 08:09:57 | 閃き
陶芸作家のお宅に訪問させていただいた


私が家を建てた時に、地元の仲の良い友人から立派な掛け軸を戴いた

その軸は書と画で、作者はその友人の奥様が習われている書道の先生である

その先生は有名なのだろうと思うのは、当時その書を戴いた事を聞きつけた実弟の妻のご両親が、見に来たほどだからである

今年、その友人が家を新築するので、私もこの機にお返しをと考えていたが、さて何を贈ればよいかと考えていた


思い起こすに、私の結婚式にある陶芸作家の先生にご出席いただいていた

勿論、父の関係でお招きしたのだが、父の車の運転手として、実家に帰省した時などは幾度かお宅を訪れていた

その先生は既にお亡くなりになっているのだが、ご子息が同じ陶芸作家になっていると風の噂に聞いていた

また、ご縁があることに、妻の仲良しのある奥様の実姉がそのご子息のご長男へ嫁がれている

調べてご連絡をしたところ、ご長男は身体を悪くして引退されたのだが、弟さんが陶芸作家としてご活躍されているというので訪問させていただいたという経緯である


恥ずかしながら、私の結婚式のアルバムを持参してご自宅に伺った

私よりも少し年上の先生であったが、奥様とも優しく迎えていただいてお話しさせていただくことができた

アルバムを見て先代の先生のお顔を懐かしがられていたが、それよりもアトラクションで大学の友達が演奏してくれたバンドの写真を見つけて、その話で盛り上がった

同じ世代なので、所謂、フォークソングから音楽に入っている

当時はカントリーとかブルーグラス等が流行していて、特にブルーグラスは楽器も豊富で、そのテクニックも必要なので魅了されることが多い

現代版の曲もあるのだが、往年の名曲は誰もが知っているので、楽器さえ揃えば、歳に関係なくすぐにセッションできてしまうのも楽しい

小一時間話が盛り上がる中、本筋のお祝いの相談をし、予算内にあう小振りの花瓶を選んだ


陶芸作家といえども一人の人間、なんら変わりはないが

その作家の技能、センス、実力?、はすべてが作品であらわされるので、ちっと過酷な世界なのだと感じた

ふんぞり返っている小難しい芸術家でなくてよかったし、人間的に魅力溢れる人柄が好きになった