カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

政治と選挙の話は熱くなるが・・・。

2017-10-18 09:49:52 | 人声人語
 衆議院の総選挙が近づいてきた。

 まだ決めていないとか、政見を聞いてから決めるとか、積極的棄権も有りだとか、いろいろ人には都合があるようだ。

 候補者を決めていない人と投票に行くかどうかを決めていない人には差もありそうだが・・。

 

 ただこの頃はキャッチフレーズだけが横行している印象を強く受ける。

 政策の目玉なるものを如何に耳に心地よく聞かせるかだけに腐心しているきらいがある。

 今まで何が為されてきたかの検証がメディアを含めて殆どなされない。

 あらゆるメディアが政局のあれこれは面白可笑しく伝えるが政策論争には踏み込まない。

 一年前のブログでも同じようなことを書いたし、私も進歩していない証左だけど・・。 
新・新3本の矢
 近頃耳にたこが出来るほど聞かされていた3本の矢の話を聞かない。 3本の矢で検索すると「官邸のホームページ」が出てきて、アベノミクス「3本の矢」というのが表示される。 こと......

  安全保障上の問題や、少子高齢化社会の問題を脅威と捉え、適切に対応出来るのは与党だと自公は主張する。

 対する野党は消費税増税の凍結や原発の廃止など国民ウケする話を満開にしてみせる。

 与野党のどちらも、「赤字国債の減少」には口を出さないのは既にお約束。

 
 どのような政策を実行するにしても、予算の裏付けが必要だがそれを次世代への付け廻しで凌ぐのが国是なのだ。

 一千兆円の札束を燃やすとどのくらいの熱量が発生するかは知らないが、茹でカエルになるまで風呂に浸かっているつもりなのだ。

 政策の実現に予算委員会では火花を散らす国会も、予算をどう使ったかを検証する決算委員会はシャンシャンで終わる。

 メディアも決算などにはまったく関心を示さない。

 消費税を増税しても、社会保障費に回される保障はない、何に使われるか判らない等とよく聞く話だが、決算に興味を示さないものがどうして金の使われ方を知ることが出来ようか。

 マスコミはよく国民の知る権利だなどと宣うが、決算から浮かび上がるであろう問題を知る権利を放棄している。

 今日はかなり独りで盛り上がってしまって、反省している。

 当日は投票には行けないので、期日前に投票するつもりだ。

 
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不思議な作業現場

2017-04-03 10:19:40 | 人声人語
 世の中には不思議なことは結構多い。

 我が家の隣家の建設工事現場からは、毎日不思議が漂ってくる。

 東隣の解体工事が2週間で済んだのに、ここは一ヶ月以上掛かってしまった等と言うのは過ぎた事だから忘れよう。

 地鎮祭が行われた後一ヶ月くらいが過ぎて、現場に土が運ばれてきた。

 盛り土をして地盤を上げるつもりか、基礎の内側の床下に入れる土を早めに運んだと思っていた。

 ところが地盤補強のコンクリート注入の際、邪魔になってどかしながら作業をしていた。

 
 作業が終わった後、コンクリート注入組は土を元の位置に戻して帰っていった。

 それから一週間後、我が家との境界ブロックを壊して作り替える作業に掛かったのだが、実は完全に壊さないまま中断してある。

 線引きをするための木の杭や枠が邪魔でそれ以上に作業が出来ないのだ。

 しかも敷地の一部に基礎のコンクリートが残ったままになっていて、それが境界ブロックを我が家の方に押し込んでいる。

 この基礎の部分を取り除かないと次の作業に支障がでるのは私でも判る。

 そして今日は朝から工事の車や機材が動き出し、不思議な光景が展開し始めたのだ。

 
 地盤強化が行わる前に運び込まれた大量の土がショベルカーで掘り起こされ、強化コンクリートが見えるまで平らにならされ、ダンプで運び出し作業が始まった。

 何のために運び込んできた土だったのか?と、?が2つほど点灯した。

 
 何台かダンプで運んだ後に、積み込み中のダンプが土をその場で全部落とし、ショベルカーで集めて再度積み込んでいる光景を見て、もう完全に?????と5つくらい?が点灯した。

 作業をしているのはショベルの操作員とダンプの運転手で、3名くらいはただ成り行きを見ている。

 解体の作業も、建設の作業も両隣で同じような作業をしているのだが、進捗がまるで違うのは行程表の作成の緻密さ、業者を統制・調整する能力の違いにあるとしか思えない。

 東京オリンピックにしろ、国産旅客機にしろ沢山の組織や企業、大量の精密部品の品質や納入など、統制・調整の能力に優れているのがニッポンのお家芸のように言われていたのは、じつは最早伝説になっているのではないかという気がする。

 先進国の中でも生産性が低い等と言われる現状も判る気がする。

 福島原発の内部調査の初期にはまったく役に立つロボットは存在しなかった。

 世界に冠たるロボット大国の掛け声が空しく響いたのは、私だけではあるまい。

 日本は、良い方にも悪い方にも真の姿ではなくて、誤解や勘違いで成り立っている国なのではないか。

 隣の建設現場からここまで話を飛躍させるには無理があるが、当たらずとも遠からずだろう。

 「毎日が四月一日嘘ばかり」

 
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里山に見るエコ

2017-01-07 12:04:16 | 人声人語
 太陽光発電のパネルが広がっている風景を最近やたらと見かける。

 町中の場所を上手く活用しているなと思える所もあるが、なかには風景ぶち壊しも散見する。

 
 (里山の太陽光発電)
 最近は里山の斜面を利用して発電用のパネルを設置しているのが目につく。

 例外なく相当に広大な面積をパネルが占有している。

 きっと牧草地か、山間の空き地を利用したものだろう、などと思って眺めていたものだが最近になって様子が変わってきた。

 
 (切り開かれた里山)
 続けざまに隣接する山の斜面が伐採されているのが目につくようになった。

 何キロも離れた場所から見て相当に大きく見えるから、現地はさぞ広々としていることだろう。

 開発しているのが、エコだ、省エネだ、環境に優しいだのを謳い文句にしている会社だったら怒るぞ。

 植林を前提とせず広大な森を伐採して、森の荒廃を招いたり自然災害を誘発したりする可能性は十分にある。

 通常発電所などの公共工事を行う場合は、環境負荷や周辺住民への調査などが行われるが、こと自然エネルギーでしかも個人の私有地の場合は、どういった制限や義務があるのだろうか。

 バブルの頃、山が次々とゴルフ場になったり保養施設が山ほど出来た時代もあった。

 それらは元の森に戻ることなく、跡地だけが夢の後のように残っている。

 あの頃は働き過ぎの日本人に「ゆとり」をが謳い文句だったが、今は「再生可能とエコ」がそれに取って代わっている。

 掛け声と謳い文句が高らかに響くときは「???」を3本くらい立ててみる必要がありそうだ。

 せめて「そのやり方で?」の1本ぐらいは立ててみるべきだろう。

 「十年も前のニュースが古くない」

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JAPAN人

2016-11-11 13:25:11 | 人声人語
 グローバル化とは英語を国際共通語にしようとか、金融はアメリカ化を推し進めようとか、とかく現代資本主義の魔物をあやつる何かの見えない力が意図的に働いているに違いないと考えていた。

 そのグローバル化の旗手と思っていた米国大統領がグローバル化こそがアメリカに外国製品を溢れさせ、多くの国民の雇用を奪った諸悪の根源だとこき下ろし、一国主義ともいえる内向きの政策を口にするのを聞くと耳を疑いたくなる。

 まあ選挙用と実際の政策は異なるだろうから、就任までにそれなりのしっかりした方針は示してくれるだろう。

 さて、相方の買い物に付き合わされての待ち時間に、立ち寄った本屋で手にしたのが「決定版 日本人論」。

 
 (「決定版 日本人論」渡部昇一(著)2016.9第4刷発行 扶桑社(刊)

 ~日本人だけが持つ「強み」とは何か?~

 さあ、何でしょう?なんて勝手に突っ込みを入れながら帯を見ると「一国で一つの文明圏を成す唯一の国・日本」とあって、渡辺氏の和装で腕組みした写真を挟んで「日本人なら、決して失ってはいけないものがある」という文言も・・・。

 こりゃあ気合いを入れられますよと、おっかなビックリページをめくると「まえがき」の辺りですでに立ちすくむ。

 まえがきの冒頭には、今、これまでの日本の「強み」の象徴だった日本企業の信頼性が大きく揺らいでいるとし。
 東芝の不正会計、三菱自動車のデータ捏造問題などかって日本を牽引した企業の凋落をなげいている。
 そして、一連の問題に関して、私は日本企業が世界に歩調を合わせて追求してきたグローバル化の弊害が出たためだと解釈している。グローバル化とは聞こえが良いが、実態はアメリカ化に他かならない。
 と続いている。

 トランプ次期大統領の選挙演説と共通するが、何処も内向きに国民に語る場合には自国の優位性を説き、それを台無しにしたしたものは何かを述べるところは同じで、決定版とはちと言い過ぎのような気もする。

 日本の歴史は確かに特異な部分もあって、外来文化を比較的容易に取り入れそして完全に日本的なものに消化してしまう。

 それは宗教さえも日本的なものに替えてしまうほどなのだ。

 日本人論を強調せずとも染みついたDNAは外来文化を欲し、そして新たな解釈や付加価値を加えメイドインジャパンとして外に送り出す程の融通性をもっている。

 「腕組みすることもないですよ渡部さん」と思って表紙を見たら、睨まれてしまった。

 「NIPPONと書かずJAPANのユニフォーム」

 こうだもんねェ?

 
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新・新3本の矢

2016-10-17 09:29:37 | 人声人語
 近頃耳にたこが出来るほど聞かされていた3本の矢の話を聞かない。

 3本の矢で検索すると「官邸のホームページ」が出てきて、アベノミクス「3本の矢」というのが表示される。

 ことわり書きがあって、このページは過去の特集ページを保存しているものであり、掲載情報は更新されておりませんのでご注意下さい。とあった。

 注意しろとの断り書き通り、恐る恐る先へ進むと「旧3本の矢」とあった。

 旧と書かれているので、この部分だけは更新されているのだろう。

 第一の矢:「大胆な金融政策」・・・・・・・・市場のお金を増やしてデフレ脱却
 第二の矢:「機動的な財政政策」・・・・・・・政府支出でスタートダッシュ
 第三の矢:「民間投資を喚起する成長戦略」・・規制緩和でビジネスを自由に

  でもって、持続的な経済成長(富の拡大)成長率3%・・・とあった。

 三本の矢は確かに放たれたと思っている、が的に当たったかについてはよく判らない。

 岩盤規制に穴を開け、円高・高い法人税率を下げ、TPPの妥結の遅れを解消したのが成果らしいが。

 小さいことは言うなと次いで「新三本の矢」が放たれた・・・・らしい。

(6本の矢)

 第4本の矢:「希望を生み出す強い経済」・・・GDP600兆円の実現
 第5本の矢:「夢を紡く子育て支援」・・・・・希望出生率1.8の実現
 第6本の矢:「安心に繋がる社会保障」・・・・介護離職ゼロの実現

 これでだけ矢を放てば、大当たり~ってな威勢のいい声が大向こうから掛かっても良さそうなものだが・・・。

 「大向こう」とは、入場料は安く舞台からは一番遠い座席のことで、そこに居る観客は芝居に関してはちゃんと判っているうるさ方のことだ。

 野球ならさしずめ安い外野席、サッカーならゴールポスト裏のサポーター席だ。

 国民なら庶民のことで、元々格差社会の上位にあぐらをかいている人々のことではない。

 もっとも、この「新3本の矢」も囃し立てたメディアにも最近取り上げられることはなくなった。

 オリンピックで忙しくなったのだ。

 決まる話が決まらず、既得権益で儲ける筈の人が横やりを入れられて困っている様子にも見える。

 で我が町は何で困っているかというと・・・。

 
 (地震)
 
 (噴火)
 
 (住宅)
 
 (復旧)
 
 (避難)
 などなど、6ヶ月前に終わった災害では無くて、今なお復興のスタートラインに立つための準備にも入れなくて困っているのだ。

 「新・新7本目以降の矢」には、「災害列島安心保障の実現」を一本追加でお願いしたい。

 「重心が揺れて危うい日本丸」

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真相は妥協ととても仲が良い

2016-10-01 12:31:29 | 人声人語
 今日から10月、前回のオリンピックは過去の天候からこの月が一番降雨確率が低いというので10日からに決定した。

 その経緯は随分昔の話ではあるが今でもちゃんと覚えている。

 体育の日がその日を記念して設けられたことも・・・・。

 ところが今回のオリンピックは7月~8月だという話だ。

 何故そうなったのかも、ハッキリしたことは知らない。

 私だけが知らないとは思えないから、きっと日本人の大多数は????だと思う。

 招致委員会の招致作戦によるところだろう、ぐらいの捉え方だ。

 だって、普通の日本人ならだれでも日本の猛暑の中でオリンピックなんて考えつきもしない。

 
 (今日の里山方向)
 
 (昨日の里山方向)

 今年の夏も普通じゃなかった。

 もっとも毎年普通じゃなかったら、異常なのが普通という話になるので驚いてはいけない。

 空を見上げると雨雲もないのに、大雨注意報が発令されたりして冗談だろうと思っていたら本当にどしゃ降りが始まったりしてとにかく天候の変化が急激すぎる。

 
 (菊池市の井手)
 所用があって菊池市に出かけたら、駐車場の横を流れている井手は水かさを増して濁っていた。

 清流が自慢の井手だし取り付けの水車も無理矢理回されているように見えた。

 天候も異常なら、人間の方も異常でオリンピックがらみの東京の話はいかにも日本の縮図的で象徴的な話である。

 東京には金が余っているらしいからどんどん使えば良い。

 東京のお余りで地方と呼ばれる厄介者は生きていると思っているのが東京(中央)の認識だから・・・。

 原発は収束への道筋すら見いだせず、避難生活を余儀なくされている人達が、まだ10万人以上いるなんて嘘のように忘れて、東日本復旧で建設資材や労働力を取られて、オリンピックの準備が計画通り進められるだろうか等と、本末転倒の心配をしているらしが・・・。

 移転先の盛り土の話は大袈裟に見えて、実は更に大きな失態を覆い隠す手段だったりもしそうな気がする。

 我が家の周りもやっと倒壊した家屋の取り壊し作業の音がし始めた。

 機材や労働力、集積場所の確保などで解体作業は2年以内に終わらせるという目標も少々危うい。

 東日本の未曾有の大災害が風評被害だけを残して風化しているくらいだから、熊本の一地方の地震なんてとっくに東京では忘れ去られている。

 ああ、そう言えばあの地震っていつの事だっけ?沢山の見舞金や義援金それに交付金でもう復興は始まっているんでしょ?

 って、冗談がきついですなあ。

 「真相は妥協ととても仲が良い」

 まま、なんやかんやとありまして・・・ですか?

 
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住民が知らなかったお祭り

2016-08-28 08:31:18 | 人声人語
 昨夕庭の水まきをしていると、どこからか音楽が聞こえてきた。

 街角やちょっとした催し物の会場で流される、BGMや会場盛り上げ用とは異なる選曲にちょっと興味が湧いた。

 そう言えば昨日ウオーキングの帰りに復興屋台村の駐車場の一角に舞台が出来ていて提灯がぶら下がっていたのを思い出した。

 
 (復興屋台村)

 きっと地域の復興ミニ夏まつりで盆踊りかカラオケ大会でもやるのだろうと思った。

 水をまきながら耳を澄ますと軽快な生演奏であることが判って、そうそうに様子を見に行った。

 
 (舞台の上で演奏する人たち)

 我が益城町の中学校のブラスバンドは全国のコンクールで優勝するほどで、以前文化会館で素晴らしいジャズを聴かせもらったことがある。

 熱心な指導者に恵まれると子供達も豹変する好例だと思った。

 今回の舞台上では黄色の法被を着て演奏していて子供と大人の混成のような感じをうけた。

 よくよく見ると、テレビカメラが撮影していて中継車がアンテナまで上げている。

 お祭りの報道のためのVTRカメラではなくて、現場からの生中継が準備されているのだ。

 住民への祭の周知は何も無く、通りがかりの町の人や子供達は何事だろうという顔をしながら通り過ぎて行く。

 観客は屋台村に勤務する人達らしき10人ばかりで、さかんに手拍子を叩いていた。

 夕方のウオーキングに今週から参戦した配偶者を誘い、コースを変更して舞台を見に行くことにした。

 近づくともう音楽は止んでいて、カメラマンが一人通行人などを撮していた。

 「そう言えば、確か今日から24時間テレビじゃないかな」と配偶者が言う。

 地域のお祭りにしては塗装まで施していて、舞台の念の入れように感心したものだったがテレビのセットだと判ると途端に見るのも嫌になってしまった。

 24時間の中の一コマのために、切り取られた跡の無人の舞台の静けさは、日本のテレビが臆面も無く垂れ流す害毒の残渣のようで無性に腹が立ってきた。

 
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犬が西向きゃ・・・オジサンは怒っているぞ!

2016-07-24 09:10:13 | 人声人語
 「犬が西向きゃ尾は東」とはイロハかるたの、いの一番で自明の理だ。

 
 (背を向けた犬)

 普通犬は通行人が近寄ると吠えたり、尻尾を振ったりと何らかの反応を示すが、たまたま通りかかった家につながれた犬はカメラを向けたら向こう側を向いて動かなくなった。

 おまけに尾っぽは90度左にずらして、頭と180度違うと言うイロハのイを裏切ってみせた。

 なかなか根性があるのか、自分流というか、反骨精神が旺盛というか、単なる恥ずかしがり屋か・・・不明だが・・・。

 
 (熊本地震被災地の現在(1)
 
 (熊本地震被災地の現在(2)
 
 実は2枚とも震災後1週間くらい経って、コーンで注意を呼びかけたり、軽自動車が通れるくらいに瓦礫を処置したりした頃の写真である。

 益城町の現況を紹介するのに3ヶ月前の写真を使ってどうする、と言うなかれ、現況は寸分違わずそのままだ。

 道路の凹凸や、車道方向への家屋の傾きなど危険箇所が多過ぎて未だにバスは通っていない。

 
 (建設中の仮設住宅)

 まだまだ強烈な太陽の下、体育館や車の中で避難生活を続けている大勢の人が仮設への入居を待っている。

 まったく不思議でならない。

 日本には住宅解体が出来る会社や・機械はこんなにも少ないのかと・・・。

 子供達の通学路にも傾きかけた家屋が沢山ある。

 毎日父兄やボランティアが誘導や引率をしながら通学していたが、夏休みになって今度は子供達だけで歩いている。

 状況は良くなるどころか、被災者にとっては厳しすぎる季節を迎えているのだ。

 時々報道される仮設への入居の喜びの人々はほんの一握りの人達で、マスメディアの報道姿勢とはこの程度のものかと改めて思い知らされる。

 震災から2週間くらい、上空で衝突でもしなければいいがと心配させた程のヘリコプターショーも、カメラを抱え腕章を巻いたTVや新聞社やその他ありとあらゆるメディアが殺到した町は、いま忘れ去られようとしている。

 少なくとも地元の報道機関以外のメディアには2週間が報道の半減期で、1~2ヶ月が賞味期限と判断されたようだ。

 私に身近な地震被災報道を例にとったが、マスメディアには政府や行政機関の発表データや情報の更に向こうを分析し問題提起をしていく意思や能力があるのかと疑ってしまう。

 政治や行政に問題を提起され、焦点を矮小化・単純化されているのに誘導され乗っかって、その賛否を国民に提示するなどという手抜き報道をずっと何年も続けている。

 報道の半減期などという言葉が流行るのも主体性のない態度とともに、放射能並みに有害だと言う報道の一面を揶揄してのことなのかもしれない。

 何がタイムリーな話題の提供だ。

 冒頭の人に媚びない犬もいるということを見習ったらどうだ。

 「見なくてはならない時に窓を閉め」

 オジサンは今日少し怒っているぞ!

 
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国家更生法

2016-04-01 09:34:04 | 人声人語
 
 漱石が産まれ育った新宿区では、生誕150年を記念して来年2月の開館を目指す「漱石山房」記念館の整備が進んでいるという。

 朝日新聞の天声人語によると4月から「吾輩は猫である」が連載されるという話だ。

 
 「吾輩は猫である」夏目漱石(著)2014.5 89刷 新潮文庫(刊)

 4年余を5高の教授として過ごした熊本でも来熊120年を記念して各種の記念行事が既に行われている。

 熊日新聞では「草枕」「二百十日」「三四郎」が連載され、現在連載中の「吾輩は猫である」はもう終わりにさしかかっている。

 4月1日といえば「冗談・嘘」が通用する日だという事で、真に結構な趣向である。

 世の中は哀しくなる事ばかりがあまりに多い。

 

 為政者の説明も百年一日の如くで、おいおい又かよと欠伸も出ようというものだ。

 
 
 国会中継を見ていると瞑想議員につられて、ついつい座ったまま居眠りをしてしまう。

 

 4月1日を記念してパアッと目が覚めるような意表を突いた意見はでないものか。

 例えば、「赤字国債特例法」を来年以降は提出しません。

 な~んて言ったら、全国民の50%くらいは目の玉パチクリ間違いなし!

 

 元々赤字国債などというものは、人間の弱さに鑑み発行してはならないと先人は決めていたのだが、「今年は金がいりますので1年だけ発行させて下さい。すんません今年一年だけ・・・」と有効期限1年で特例法を作って以来、毎年の恒例になっているのであって、その辺の事情を知らないか忘れた人が74%くらいいるだろう。

 合計したら124%になるが、知らない人と忘れた人が渾然一体になって無責任態勢を構成しているから仕方が無い。

 哀しいけれど借金はコツコツ返すしか方法はない。

 ガラガラポンの時代は第二次世界大戦までで終わっている筈で、悪い冗談は4月1日でも禁止だ。

 「借りすぎ返済を弁護士に相談する法案」とか、「国家更生・救済のアイディア求む法案」なんてのはどうだ?

 「成るように成ってからする政ごと」 Or 「放置プレイやがて哀しき政かな」

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「温台1号」と命名は有り?

2015-10-02 10:12:47 | 人声人語
 前回の台風は近傍に上陸したこともあって、今年としては一番強烈な台風だった。

 しかし昨日から本未明にかけての低気圧の日本海側通過は、名前こそ台風とは呼ばれないものの今年二番目に強かった。

 熱帯の赤道以北、統計180度以西で発生した熱帯性低気圧で風速17m/s以上のものを台風というらしい。

 中心に温かい熱帯の低気圧成分があることが台風構造の条件らしくて、温帯で発達ししかも前線が絡まって冷たい成分構造になると17m以上どころか、30mを超える強烈なものでも台風とは呼ばないのだ。

 風の強さではなく、中心の低気圧成分の違いで「温帯低気圧に変わりました」などと言われると、私達ど素人は「やれやれやっと弱まってくれた」とほっとしていたのは間違いだったのだ。

 今回の低気圧の大暴れは半端じゃなかった。

 ちょっとちょっと、気象庁さん!これどうなってんのと言いたくなった。

 

 そこで、この台風よりひどいものも発生する温帯低気圧にも、ある一定のスケール以上は名前をつけて注意を喚起するというのはどうだろう。

 台風の定義も日本と国際的な定義の間にはすこし隔たりもあるようだし、国民を守るためなら日本独自の命名方式もあっていいと思う。

 「烈風1号」とか「温台2号」なんてのはどうだ?

 「複雑化してかえって混乱する」などという考えがあるんでしょうね。・・・やっぱり。

 「首をすくめて2~3日も我慢すりや通り過ぎちゃいますよ」・・・ですか?

 どうも基本認識を逸脱してしまってスンマセン・・・。

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